コロナで通販が急激に伸びて安心したのもつかのま。
燃料切れかのようなダウン。
もしかすると、伸びる前よりも落ち込んでるかも・・・
そんな残念な状況の中、あらためてヤフーショッピングのスマホサイトを覗いてみたら、トップページのバナーの数々は最悪のクオリティー。
というのも、PC用のバナーをそのまま流用している。
横着です。
せっかく、スマホサイト専用に編集できるのに手抜きもいいところ。
というわけで、スマホサイト用のバナーを作りなおすことにしました。
背景は写真よりイラスト
今回のバナーは、広告用というより、サイト内のバナーです。
いつも、バナーの背景(全体)を何にするか悩むことが多かったのですが、近亜紀ハッキリしたのが「背景はイラストが良い。」ということです。
なぜなら、目につきやすいから。
例えばこんな感じ。
背景全体が写真です。
別に悪くないんですが、インパクトや訴求力に欠ける感じがします。
今度はイラスト。
素材に何を使うかで雰囲気は変わると思いますが、写真で視覚的なインパクトを出すのはちょっと難しいような気がします。
ブログのヘッダーの場合は、イメージ写真として使っても良いですけどね。
クリック訴求キャッチは5つまで
バナーの上には短めのクリックを誘発させたいキャッチコピーや言葉などを配置するわけですが、多すぎると何が言いたいのわからない。
人は短期的に7つくらいまでしか記憶できない法則「マジカル・ナンバー7」などもありますが、クリックのために7つは多すぎます。
「5つまで」とはしましたが頑張って3つくらいに収めたいところです。
テキトーに作るとデザインセンス最悪ですね(笑)
あくまで例です。
言いたいことは、言葉にして5つ入れています。
これくらいなら一瞬で、このバナーの先の内容がわかります。
ランディングページと一致
お約束中のお約束。
「ランキング7」としたなら、クリックした先の(ランディング)ページでは、ちゃんと7アイテムを紹介する必要があります。
これが、「1アイテム」と言うことになれば、7アイテムを期待したユーザーは途端に迷子になります。
「他の6アイテムどこ!?」と・・・
バナーはクリックされたい。
でも、クリックされるだけではダメで、最終的にはCV(コンバージョン)を最大化するための重要な入口ですね。
ベネフィットを視覚で訴求
ハロウィーンからはちょっと離れます。
ショップサーブの無料セミナーの成功事例でも紹介されますが、ヘアドライヤーを例に。
最初はドライヤーの写真だけだったんですね。
もちろん、いろいろ文字情報のキャッチなどは配置してます。
文字を読まない人にはただのドライヤー。
「だから何?」ですよね。
「このドライヤーを使えばどういう結果が得られるか。」というベネフィットは、このクリエイティブの中には配置されていません。
ベネフィットは、仮に「かつてない風量で速乾。」とでもしましょうか。
そこで、次のような組み合わせに。
この写真を見れば、「すごいパワー」というのが良くわかります。
ここまで見せて、初めてクリック率もCVR(コンバージョン率)も上げられる、ということですね。
ジャンルによって見せるべきものが違う
速乾ドライヤー(架空の商品)の場合は、「すぐに髪の毛が乾く(時短で楽)」というベネフィットを写真で見せました。
じゃ、今度は食べ物の場合、ベネフィットって?
「おいしいく感じるしあわせ」「空腹が満たされるしあわせ」とかですね。
でも、これってイメージで見せるのは難しい・・・
いや、「おいしそうに食べている顔」があれば訴求できるかもしれない。
ビールのコマーシャルなんかは、「タレントが飲むふりをしている映像が出てきますが、零細ネットショップでそこまでやるのは、なかなか・・・
その代替えになるのがシズル感。
ピザを例に。
このピザの写真を見て「食べたい。」と思う人はいるでしょう。
でも、次のような「動的な(シズル感のある)写真」を載せると、食べたいスイッチが入る人はもっと増えます。
これにアツアツ感が伝わる湯気も写っているとなお良しですね。
数字を効果的に使う場合
リスティング広告なんかでは、目を引くために必ず数字を使います。
50%OFF
送料0円
9月30日まで
などなど。
だからと言って、むやみやたらに数字を使えばいいって話でもなく、ケースバイケースでしょう。
特に、販促用のセールやキャンペーンなどの場合は数字が効果的ですね。
キャッチに何を使うかは心理学で
知人の女性が「私、『お得ですよ。』と言われると、つい買っちゃうんです。」なんて言っていました。
店員の言う言葉をバカ正直に受け取る素晴らしい性格です。
神様のようなお客さんです。
店員「今なら20%OFFです。今すぐ買わないと損ですよ。買いますか?」
店員「はい。もちろん!」
みたいな。
でも、一般的な消費者は売りこまれると逃げる。
普通に売りこむと嫌われるですよね。
だから、そこは販売心理学。
販売心理学では劇薬もありますが、例えば、ソフトなところではツァイガルニク効果などいかがでしょうか。
ダイエット開始前の彼女は体重70kg
1カ月サプリを飲んだ結果はこれ(写真)
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この文章だけでストーリーが完結していないので気になります。
そして、先が見たくて、ついクリック。
思うつぼだ。