送料を安くする7つの方法

送料を安くする方法

ネットショップの販売戦略上、送料は安いに越したことはありません。

お客様には「全国一律500円」と提示していても、実際は800円も900円もかかってしまうと、売れば売るほど運賃面では赤字が出ます。

実質的な運賃もできるだけ下げたいものです。

そんなあなたに、ECショップ運営会社の現場で実践されている送料を安くするノウハウをお伝えします。

裏ワザと言うほどのことではありません。

わりと、ふつーです(^^)。

題して「送料を安くするためのノウハウ」を全部公開いたします。

個人でも運送会社と契約する

これから個人でネット通販をはじめようとしている人、あるいは、すでに開業している人もいると思います。

個人でも運送会社と契約ができます。

個人でも契約ができる

個人名で普通に。

開業届けを出してなくても大丈夫です。

そんなことは聞かれもしません。

屋号があったほうが事業やってるぽいので決めておきましょう。
参考:屋号の決め方

「運送会社は個人とは契約してくれない。」と勝手な思い込みがあって、何年もゆうパックの正規料金で荷物を出していたことがありました。

しかも、商品をわざわざ郵便局まで持ち込みしていたんです。(集荷してくれるのに!)

超絶なバカです。

思い込みというのは恐ろしいものです。

個人でも、契約できるし無料で集荷にも来てくれるんです。

その後、何かのきっかけで個人でも契約ができると知って慌てて運送会社に電話をしました。

話は、気持ち良いくらいスムーズに進んで「じゃ、明日の午後伺いますね。」と運送会社の営業マン。

当時、自宅開業の狭い自宅にやってきました(自宅の部屋に運送会社の営業マンがいるのは変な感じでした。)

営業マンと話合い

1日目は「どんな商品を月間どれくらい出荷するのか?」といったことを聞かれ、2日目は見積もりを持ってきてくれました。

通常は、何社かに見積もりを出してもらって1社を選ぶわけですが、当時、ゆうパックよりはるかに安い運賃を提示してくれたので即契約。

というわけで、実績の有無に関係なく、個人でも運送会社と契約したなら正規運賃よりも安く荷物を出すことができるのです。

開業のコーナーに「運送会社との契約」というページもあるので参考にしてください。 

特定の運送会社で実績を積み交渉

運賃を安くする王道は、やはり実績です。

数を出せば交渉も通りやすくなります。

実績も無いうちから、運送会社と交渉しても基本的には難しいです。

そのためには、一社と契約して、こつこつ出荷して、数年は実績を積みたいところです。

実績を積む

タイミングを見計らって、例えば、他の運送会社数社に見積もりを出してもらいます。

それが、今契約している運送会社より安いなら、それを見せながら、「他社から見積もりを出されたんだけど、他社見積もりレベルまで下がらないかな?」なんて、駆け引きをします。

他社見積もりが、有り得えない送料体系でもない限りOKがもらえるはずです。

繰り返しますが、なんといっても「付き合い」「実績」「出荷数」がモノを言います。

ただ、ヤマト運輸の場合は、その辺がちょっと固い感じはしますが、ヤマト運輸でも長年の付き合いのある会社などは、営業所単位で優遇していることもあります。

他社利用の運送会社に便乗する

実際、現場でもよく耳にするやり方です。

新規で運送会社を探すときに良いと思います。

仕入れ先や取引先、知り合いの企業などが契約している運送会社があれば相乗りさせてもらうという方法です。

「私も同じ料金で持って行って欲しい。」と知り合いの企業の担当者を通じて話してもらいます。

それで話が通ることは多いと思います。

すでに契約している企業の実績や信頼度によっては、新規の取引にもかかわらず、ぐんと安くしてくれる場合があります。

複数の運送会社を使い分ける

例えば、お客様に全国一律の送料を提示しておいて、お店側では、注文毎に最安値の送料を選択します。

今のご時世、それくらいやらないとコストは押さえられませんね。

例えば、佐川急便と契約していても、名古屋に送る場合はエコ配。ヤマト運輸が安い場合はヤマトを利用。

荷物が薄い軽くれ安いものなら、郵便局の定形外郵便クリックポストレターパックライトレターパックプラス

そして、あまり知られていませんがエコムー便なんて新興の運送会社も出てきています。

2017年にはヤマト運輸とアマゾンの問題が話題になりましたが、国内の運送会社がアマゾンを放棄するようなことがあると、アマゾン運輸なんて会社ができるかもしれませんね。

梱包サイズを見直す

スタッフにヤフオクで売れた商品の梱包をお願いしていたところ、割れ物でもないのにガチガチの梱包で仕上がってしました。

超過剰梱包で中身の大きさの5倍も6倍ものカサになっていました。

無駄な送料が発生するし、受け取ったお客さんも開梱が大変だったでしょう。

お届け商品が破損するとクレームが発生したり交換の業務が発生したり面倒ですが、そう頻繁に破損することはありません。

梱包サイズを見直す

確かに、運送会社の仕分けの現場では、荷物は普通に投げられますが、ひどく破損するような投げ方はしないんですよね。

傷むか傷まないか、なるべく大丈夫なように、ギリギリのところで扱われているわけです。

ガラス製品のようなものは、梱包に細心の注意を払わないといけませんが、もともと商品が箱に入っているものや、洋服など破損そのものがないものは簡易梱包でなんら問題は発生しません。

実際、家電などは梱包などされず、元箱に伝票が貼られて送られてきますからね。

元箱も大切に保管したい超マイナー派には気の毒な送り方かもしれませんが、こちらはコストやスピードを重視しているので、そこは我慢してもらいましょう。

ちょっと話はそれましたが、以前は、どこの運送会社もサイズに関してわりとゆるく100サイズの荷物でも「80サイズで持って行ってよ~」と言えば、「いいですよ~」なんてノリでしたが、今は、ドライバーもいちいちメジャーで正確なサイズを図ります。

80サイズと60サイズで100円や200円違うこともざらにあるので、もう一度梱包サイズから梱包方法、ダンボールの種類なども検討してみてはいかがでしょうか。

中にはダンボールは不要で紙袋でも送れるようなものもありますよ。

裏ワザ発見!

すでにネットショップを運営している場合にも、もしかしたら使えるかもしれない裏ワザ情報です。

裏ワザ・テクニック

ネット通販システムのおちゃのこネットを契約して、さらに「おちゃのこ決済」サービスを契約します。

この決済サービスに、ゆうパックと西濃運輸(カンガルーミニ便)で安く遅れるプランがついてくるのです。

ゆうぱっく県内60サイズで「720円~」(下記画像参考)、西濃運輸のカンガルーミニ便800円~と、一般的な運賃よりかなり安くなっています。

ゆうぱっく運賃表

出典:https://www.epsilon.jp/service/jp_price.html#kanto

ちなみに、おちゃのこの契約で月額500円、決済サービスの契約で月額3000円程度なので、それだけのコストがペイできるかどうかは、しっかり計算したほうがよさそうです。

参考:全国送料一律ってどうやってるの?

アイミツ

ある程度の出荷数になってきたら、他の運送会社に見積もりを出してもらいます。

例えば、「西濃運輸で送っていたけど佐川急便に見積もりを出してもらう。」という感じです。

その時、佐川急便には現在の西濃運輸の料金体系をおしえます。

それをもとに、少しでも安い見積もりを出してくれたなら乗り換えてしまう。

あるいは、西濃運輸に「佐川がこんな運賃体系だしてくれましたけど?どうする?」と持ちかけます。

アイミツ

わかりました「下げましょう。」

このようにして運送会社に交渉して運賃を安くしてくのは、昔からあるやり方です。

出荷数がしれている場合は、あまり使えないテクニックですが。

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アプリで割引(おまけ)

ゆうパックが専用アプリを使うと毎回180円安くなるサービスを始めています。

専用のアプリの2次元コードを使って送り状(ラベル)を印刷できたり、クレジットカードで払えたり。

ゆうびんポータルのアカウントを作る必要があります。

普段、集荷ではなく郵便局に持ち込んでいる場合は使えるかもしれませんね。