世界的に見ると日本は「起業しょぼい国。」
安全志向でリスクを避けるおとなしい国民性。
政治家の言われるがまま奴隷のごとく行動するのが日本人。
まるでロボットですな。
そんな中で起業を志す20代30代の若者は、ひときわ輝いています。
起業アイデアの出し方は定番があります。
今回はそれについて。
100%のビジネスは○○型です。
すべてのビジネスに100%共通するのは問題解決型。
英語で言えばソリューションです。
誰かの、何にかしらのお悩みを解決するのがビジネスの根幹になっています。
だから、これから起業したい場合は、「誰かの何かしらの問題を解決できないか?」という視点でアイデアを出していきます。
問題の解決にならないのはビジネスにはなりません。
世の中には、不満や不便、面倒を感じている人がたくさんいます。
そういった不満や不便を解決するのがビジネスというわけです。
例えば、次のような不満があります。
常温で保存可能なヨーグルトがあればいいのに。毎日食べるものだから、冷蔵庫に出し入れするのがそもそも面倒です。
https://fumankaitori.com/
今のところ常温で保存可能なヨーグルトを販売している食品メーカーはありませんが、おそらく研究中ではないかと思われます。
一方、豆腐を常温で保存できる商品はすでに開発されています。
豆乳だと勘違いして買ってしまいましたが、まさに豆腐のイノベーションですね。
ビジネス・アイデア創出の定番フレームワーク
フレームワークとは、なにかを考えるときに元になる「型」です。
その型にあてはめて色々考えます。
その基本が、オズボーンのチェックリスト。
9つの型にいろいろ当てはめて考えることで新しいアイデアを生み出そうというわけです。
例えば、オズボーンのチェックリストの9番目。
結合: 組み合わせたり混ぜてみたらどうか?
「既存のビジネスアイデアのAとBを組み合わせたら、新しいビジネスにならないか?」と考えます。
この結合のアイデアを利用して世界的に大ブレークしたのがベイビー・メタル。
音楽に詳しくない方にはちょっとわかりにくいと思いますが、メタルと言えば「男」が定番だった音楽ジャンルと「アイドル(女子)」という結合で、このようなヒット作が生まれたわけです。
別の言い方をすれば、「ジャズ」と言えば「大人」な感じですが、「子供がジャズ」をやるような感じです。
大手企業はビジネス・アイデアの宝庫2例
大手企業のマーケティング部署は、当然、オズボーンのチェックリストなどのフレームワークを使って新規事業を次々と立ち上げています。
オズボーンのチェックリストの4番目の「拡大」
その商品を「大きくしてみては?」「広げてみては?」「強くしてみては?」というフレームワークです。
ポッキーと言えば左側の大きさだったところ、バカでかいパッケージ版を作ったわけです。
そこそこヒットしたとは思います。
だた収支がどうだったかは不明ですが、この新規商品の開発はオズボーンのチェックリストの「拡大」が元になっています。
また、チョコレートのキットカットと言えば、チョコレートが大好きな子供から大人までがターゲットです。
そこに、キットカット「大人の甘さ」という商品を投入してきました。
「チョコレートなんて子供のお菓子」なんて思っていた大人が、「オトナの甘さ」と言われると、ちょっと試したくなったわけです。
今でもスーパーの陳列棚に並んでいるので意外にロングセラーになっているのではないでしょうか。
ブレストはアイデア創出の基本
一人で考える場合は、オズボーンのチェックリストは大いに参考になるフレームワークです。
でも、会社やお店など、複数のメンバーがいる場合は、まず「ブレインストーミング(略して「ブレスト」)をやるべきです。
起業や新規事業のアイデアのヒントを出すための定番フレームワークのひとつです。(フレームワークとは言わないか・・・)
ブレストは、とにかく与太話的に妄想的に「こんな商品あったらいいのに。」「こんなサービスあったら良いのに。」というふうに自由にアイデアを出し合うやり方です。
「毎朝駅まで歩くのって面倒だよね。車椅子で運んでくれるサービスがあればいいのに!(笑)」というふうに、実現不可能なアイデアがあってもウェルカムです。
「それ絶対ムリー(爆笑)」という感じで、皆んなでワイワイ楽しみながらアイデアを出すのがブレストです。
当社でもよく、スタッフたちと、わいわいアイデアの出し合いをします。
その99%の起業ネタや新企業アイデアはボツになりますが、ふと光るアイデアが出ることがあって、それが新規事業に繋がります。
起業アイデアはイ○○トありき
そもそもの話なんですが、起業アイデアを創出しようと思えば、インプットがないと無理です。
知識も経験もない人に起業アイデアは100%浮かびません。
起業アイデアは、既存のアイデアの組合わです。
だから既存のアイデアをできるだけインプットすることです。
そのために本を読み、youtubeを見、いろいろな場所に出かけ、年令国籍問わず、いろいろな人と話をすることです。
パソコンやスマホを見ているだけでは起業アイデアは到底浮かびません。
楽しんでインプットしていきましょう。
特に若い人は、起業アイデアを創出するには確実に知識や経験が不足しています。
いきなり儲けようなどと思わず「急がば廻れ」で見聞を広めることからスタートするのがナイスな起業アイデアを創出するコツです。
海外情報も起業アイデアの宝庫
(故)藤田田さんはアメリカのマクドナルドを日本に持ってきて成功しました。
割と新しいところで言えば、スカイラーク創業グループの横川家の人(横川正紀氏)が、アメリカの「ディーン&デルーカ」というお店を日本に持ってきて成功しています。
本家は破綻したっぽいですが日本では人気店になっています。
起業家として、あまり注目されることのないスカイラーク創業グループは、起業のお手本になります。
ホリエモンやヒロユキ、あるいは「えんとつ町のプペル」の元芸人の西野亮廣氏も参考にしても良いとは思います。
それに加え、ガチ「実業」のスカイラークの創業メンバーの起業センスは、おおいに参考になると思います。
イーロン・マスクはちょっと次元が違いますね。
彼は宇宙人ですね。