現在は、ショップサーブという名称で通販開業システムを提供する株式会社Eストアー。
1999年の創業年の9月にサイトサーブというサービスを開始しています。
当時、金もなかったので自作ネットショップで奮闘しながら、Eストアーのショッピングカートを「いいなぁ~」なんて見てました。
その後ヒット商品に恵まれ、ショップサーブに名称変更なった後に契約、現在に至ります。saba-estore.shtml
サイトサーブから虎ノ門
天才創業者の石村氏率いるベンチャー企業Eストア。
その後も成長を続けマザーズに上場。
社員もどんどん増え、2020年8月には新橋から虎ノ門に本社を移転しています。
M&Aなども含め勢いの止まらない同社ですが、意外にものんびりした社風です。(個人的印象)
ギラギラ感なく、まじめで親身な社員さんばかりなんで、長く付き合える企業という感じです。
ただ、株を買っておけばよかった・・・
これだけ後悔しています。
見捨てられたサイトサーブ・ユーザー!?
同社の情報を見る限り、サイトサーブの提供は終了しています。
しかしながら、まだ使っているユーザーはいるのではないか?と思いますが、今度聞いてみよう。
もし、まだユーザーがいるなら、もはや通販システム難民と言わざるを得ないですね。
初期のサイトサーブはそもそもSSL非対応ですし、ショッピングカートのみ。
通販サイトとしての機能停止まで秒読みですね。
※販売サイトURLとカートURLが異なると商品が購入できないようになる。
2007年6月に「サイトサーブ2」の提供を開始しましたが、これも現在は終了。
ユーザーはいるかもしれないけど新規募集はなし。
サイトサーブ2でやっと商品ページを作れる機能が装備され、当時主流だったブログCMSの「Movable Type」もインストールできるようになりました。
ショッピングフィードで儲かった
2006年11月にスタートした広告メディアのショッピングフィード。
ショップサーブ(サイトサーブ)ユーザーショップの商品を表示するショッピングモール的なサイトです。
これがちょっと当たって2年後には1億の売上を突破。
その後「パーク.jp」と名称を変更するも、SEO事情もあると思いますが、同社の事業としては大した収益性が見込めない?とのことで2018年9月にサービス終了。
ただ、ショップサーブユーザーとしては、ショッピングフィード経由の売上があちょくちょく入っていたので、ありがたい仕組みでした。
ま、儲かるというほどではなかったですが棚ぼた売上ですね。
あと、フリーペーパーを作るなど、「ユーザー店舗の売上をいかに上げていくか?」ということに一生懸命な印象でした。
引き続き、ユーザー目線で各店舗の売上が最大化できるようサポートしてほしいものです。
サイトサーブ成功事例3店舗の行方
サイトサーブ導入事例として紹介されていた3店舗さんについて行方を探ってみました。
1店舗目は和歌山県のハンコ屋さん。
ちゃんと、ショップサーブに切り替えていました。
2店舗目は山形県のさくらんぼ農家さん。
なんと!Eストアーのライバル、フューチャーショッピにお乗り換えされていました。何が不満だったのでしょう。いや、不満があったんでしょう。
3店舗目は、北海道の農家さん。というより農業法人。
アスパラ人参じゃがいもと、多数の農産物の直売をするお店。
サイトサーブ使っていました。
ここで、現存するEストアー最古のショッピングカート「サイトサーブ」の安否を確認。
ただ、この野業法人さん、せっかくいい商品を売っているのにSSL化もされていなければスマホ対応もしていない。
手が回っていないのか、最初に制作だけしてもらって後はオペレーションのみなのかわかりませんが、 もったいない。
副業でウェブ制作している人は、こういう企業に営業かければ、かなりの確率でいい仕事になると思うんですけどねぇ~
北海道の企業なんで北海道在住の副業さん向けですが。
私を探さないでください
そんなわけで、勢い止まらないEストアーの初期サービス「サイトサーブ」についての日記でした。
同社のウェブサイト上に「サイトサーブ提供終了」「サイトサーブ2終了」という情報を見つけることができません。
つまり、「サービスは提供中だけど新規契約はとっていない状態。
要するに「私を探さないでください。」ということでしょう。
そっとしておきましょう。
今から、通販サイトを始めるならショップサーブです。
私も長年(10年以上?)使っていますが、評価としては、まあまあ良いという感じですかね。
いろいろ不満もありますが、乗り換え(リプレイス)するほどではないです。
ただ、現在はある程度の事業規模のあるユーザーしか取ってないので、「副業でネット通販で何か売りたい!」なんて人は、Shopifyを使いましょう。安くていいヤツです。