ネットショッピング業界は右肩上がりとどまることをを知らずですが、ショップ運営の仕事の外注化が広まっているような感じです。本来、「注文が増えてきて忙しくなるとアルバイトやパートを雇う」というのが事業の一般的な流れですが、実は、ネットショップ運営の仕事の大半は在宅でできてしまいます。
出社が前提だと人材の募集範囲は限られるし、必ずしも理想的な人材が取れるとも限らない。一度雇ってしまうと簡単に解雇はできない。出社の日程を会社の都合の良いようにコロコロ変えることもできない。給料以外に交通費も支給する必要がある。かなりのリスクですね。
・一時的に商品が増えたので登録だけお願いしたい。
・写真の撮影だけを頼みたい。
・バナーの作成だけを頼みたい。
・注文処理を頼みたい。
・商品の出荷を頼みたい。
など、別に誰かに会社まで来てもらわなくてもすべて外注できてしまうのがネットのお仕事のいいところです。
仕事募集のサイトの台頭で、スポット的な仕事は全国に向けて外注するほうが時間的にもコスト的にも節約できます。事業主の多くはそういった方向で考えているのではないでしょうか。
今後はその流れも強くなると考えると、ネットショップ・スタッフという募集は減っていきますね。この職種を希望している人は、できるだけ経験を積みながら、地域に関係なく外注で仕事をこなせるようスキルを身につけるのが良いかも知れません。
ただし、横柄な客がいるように、依頼する側が足元を見てくるケースも多いですね。バナー1つ作って300円とか。報酬については明記されているので、プラットフォームを介さない仕事のように「ギャラがわからない」ということがない点は安心です。