許可不要!?在宅でお菓子のネット販売ができる方法(アイデア)

コロナ騒ぎの影響で通販はもちろんのこと、デリバリーもかつてないほどの活況を見せています。

多くの飲食店は極端に下げたり、閉店に追いやられる一方、デリバリー専門店や、デリバリーもやっている店舗は、逆に売上増になっています。

ま、そんなニュース的な話はどうでも良いですね(^^;)

「焼き菓子を作ってネット販売したい!」

そんな声が、かれこれ10年以上前から、やむことなく押し寄せています。

自宅キッチンは完全アウト!

「焼き菓子の通販を始めたい。」

そんな方に、まず認識してほしいことは、焼き菓子だろうが唐揚げだろうが、自宅キッチンで作ったものを販売するのは違法です。

菓子製造の許可があれば販売はできますが、自宅キッチンでは100%許可は取れません

つまり、自宅にいるかぎり、大好きなお菓子作りを仕事にすることは不可能なのです。

ですから、自宅以外に店舗を借りてキッチンを作り、許可を取れば、正々堂々と販売ができます。

でも、少なくとも費用は100万円はかかります。(参考:焼き菓子を販売する方法

これは、自分で物件探しから内装工事や什器の手配などもしなければいけないので、お金だけの問題ではないですね。

菓子製造許可付きレンタルキッチン

レンタルキッチンもアウト!

「レンタルキッチン」というサービスが人気がありますが、その用途に「デリバリー可」とか「通販可」というキッチンは見たことがありません。

キッチンそのものは許可を取っていますので、食品を作っても構わないのですが、それを「販売する」となると話は別になるんですよね。

私もレストランを経営していますが、営業時間外の夜中に人に貸すことは不可能ではないです。

でも、何かトラブルあったら責任は自分です。

借りた人は「すみません。」で済むかも知れませんが、許可を持っているこちらは被害を丸かぶりしなければいけない。

とんでもないですよね。

とてもじゃないですが、人に貸すなんてできません。

抜け道あり!?

ところが、です。

ここからが本題。

「間借りカレー」とか、流行っているじゃないですか。

「夜はバーや居酒屋をやっているので昼間は空いているので人に貸す。」みたいな。

ビジネスとして、そういった店舗を紹介するサイトもありますが、まわりでは、そんなのは使わず直談判が一般的ですね。

つまり、知り合いを通じて、「昼間キッチンを使わせて欲しい。」みたいな。

直接の知り合いだとやりやすいですけどね。

菓子製造許可を持っているところは少ないと思うので、「その許可を取るための費用は負担する。」という条件で、ほんのちょっと改造。

そういった間借り店舗でお菓子を作って「パッケージ化」するんです。

もちろん、お店のオーナーには、その旨つ伝えて許可を得ます。

何かあったらオーナーの責任になるので、そのヘンはしっかり話し合うのがポイントになるでしょう。(しっかり勉強しないといけない!)

パッケージ化されたお菓子の販売は許可不要!?

そして、「自分が焼き菓子職人となって作った商品を、自宅というお店に仕入れてネット販売をする。」というわけです。

飲食店ではないお店、雑貨屋さんとかで、食品ってわりと販売されてますよね。

メルカリを見ても、「クランキー」だの「きのこの山」だのを個人売買しているのは簡単に見つけられます。

でも、「自分で作った焼き菓子を販売する場合は許可書を見せろ。」というのがメルカリのルールです。

でも、今回は自分は自分でも他人の自分が作った商品を仕入れて売るわけですから、きのこの山をネット販売するのと同じことになるわけです。

製造者:焼き菓子のお店「クッキーモンシュター」
住所:・・・・・、責任者:・・・・

などとパッケージには記載することができます。

あくまで、「(許可を得て作られた商品を)仕入れて販売する」というスタンスです。

これがお弁当とか魚の干物などの場合、パッケージされたものでも食品販売許可が必要になる場合がありそうです。

どーしても販売したい人向け

まわりでも「間借り」はとても流行っています。

厳密に見ると「グレー」や「アウト」なパターンもありますが、やってる人たちは気にすることもなく、とにかく楽しんでいます。

法律をガチガチに守ろうとすると身動き取れなくなりますからね。

かと言って、法律破りましょうって言っているわけではありませんよ。

状況を見ながら、総合的に判断して、みなさん自己責任でやっているのが現状です。

今回の焼き菓子販売については、「店舗を間借りしてその場でカレーを販売する」というパターンよりは、ちょっと難易度は上がりますが、「自ら店舗物件を契約して・・・」というパターンに比べれば、コストは一気に安くなるはずです。

できるケースは非常に少ないとは思いますが・・・

あくまで、「アイデアの1つ」ということで参考程度にしてください。

また、この記事はオッサンの思いつき日記ですので、各種許可の条件や法律関係どは、各自しっかり確認したうえで行動してくだい。

ブログ主は一切の責任を負いませんので(^^;)

参考情報

最後に、東京福祉保健局のホームページ情報をつけておきます。

食料品販売業という許可があります。

これは、「 弁当類、そう菜類、乳製品、食肉製品、魚介類加工品その他の調理加工を要しないで直接摂食できる食品を販売する営業のこと。 」と書かれています。

これらを加工販売するための許可です。

でも、パッケージ化されたもの(包装食品)を販売する場合は、設備条件は緩和される」と書かれています。

それについてのPDFを見ても、「魚介類販売業・食肉販売業・乳類販売業」と書かれていますので、それ以外は、さほど気にする必要ないのかもしれません。

出典:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/kyoka/kyoka_0.html

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。