言い換えると「欠品を起こさない方法」。
「在庫があったら売れるたのに・・・」という「売り逃し」のことを、専門用語では機会損失(きかいそんしつ)と言います。
商売人にとって、稼ぎ損ないほど悔しいことはないですからね。儲け損なわないためにいろいろ考えるのもショップ運営の醍醐味です。
在庫については、賞味期限のあるものかそうでないかといった商材の性質やアイテム数、その他の環境や条件などによって考え方はいろいろです。
自身の取扱商品以外の考え方などを参考に、独自の在庫管理方法を編み出すのがよろしいかと思います。
「欠品はあっさりあきらめる」と言った考え方もありますが、それは、その店主が総合的に判断してそのような結論に至った可能性があります。
だから表面的な部分から方針を決めてしまうと間違った選択をしてしまうかもしれません。
在庫管理システムを販売する会社は「在庫管理をしないと大損こくよ」などと恐怖アピールを投げかけてくることもあります。
確かに、商品数が多いとシステムがあると楽です。でも、 「去年はこうだった」なんて情報もあてにならない時代ですし、季節や景気によって需要は変動するのでコンピューターも予測できません。
そこは人間の勘が一番の頼りになるのではないでしょうか。
ネット販売でも在庫管理は重要ですが、万が一品切れにった場合は、ショップサーブ(Eストアー)のように、売り切れと同時に「入荷お知らせメールの登録ボタン」を出せる機能があると、機会損失率100%は避けられます。
実際、「本当にそれを買いたい」と思っているお客さんは、「入荷お知らせメール」の登録箇所があれば必ず登録してくれます。
例えば、30人登録してくれたからといって30人全員が注文するとは限りませんが、メールを出せば高確率で注文が入ります。
今となっては、当たり前の機能ですが10年前は手動でやってましたからね。
「入荷したらメールします!ご希望の方はご一報を!」といった表示をさせておいて、入荷待ちのお客さんのリストを作ったものです。
そして、Outlook ExpressのBCC機能を使って入荷メールの一斉配信。瞬間的に大量の注文が・・・懐かしい。