捨てメアドの整理をしていたらキャッチコピー系のメルマガが気になってつい読んでしまいました。さすが、キャッチコピーのプロでしょうか。タイトルで目を引かせ、最後まで読ませるテクニックはなかなかのものです。その回は、ブログの「タイトル」をどのように作るか?について解説したものです。テクニックは全部で4つです。
1つ目は、赤いカラスを例に、人の予想を裏切る言葉の組合せで興味を持たせる、といったものです。「なぁ~んだ、これ認知的不協和じゃん。」と。でも、心理学用語を使わず解説しているところが、うまいですね。この手法は簡単に目を引くタイトルが作れるし、一番使い勝手が良いかもしれません。
2つ目は、反社会性。毎日ニュースから事故や事件が大量に流れて来ます。人は悪いニュースのほうを好んで知りたがるという性質があるようです。キャッチコピーでは、そこまで事故的な内容ではなく、「税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ」や、「税金を払うやつはバカ!」に見るように、軽く反するようなイメージです。
3つ目は、具体性です。人は、具体的になればなるほど興味を持つ性質があるようです。「運動すれば痩せる」よりも「2週間運動を続けると3kgは痩せる」、「買ってください!」と一言言うよりも、「倒産の危機なのでこれを買ってください!」など。数字を使うとより具体的になります。広告でも数字を入れる番ですが、この理由からですね。
4つ目は、ベネフィットです。ランディングページでもお馴染みのやつです。「ドリルを売るには穴を売れ」にもあるように、ドリルを買う人はドリルが欲しいのではなく「穴をあけたい。」という欲求があるということです。要するに、その購入の根本的な理由で訴求しましょうということです。
ネットショップ開業したい!というの多くは、ECサイトを運営したいのではなく、「副業で収入を得たい。」「通勤地獄から開放されて自由な働き方をしたい。」といった根源的な理由があります。
だから、例えば、ショップサーブなら、流通総額だのシステムだの、カートがどうの、とアピールするよりも、「うちを使うと副収入月5万円はいけますよ。ひひひ。しかも、副業バレない方法まで伝授しちゃいます。」なんて言えれば良いのですが、収入はお約束できるもんじゃないので、ひたすら無難にスペックをアピールするしかないわけです。