もっぱら見てるだけのインスタに「起業で絶対にやってはいけないことは?」みたいな広告がでていました。
選択肢が3つあったんですが1つしか覚えていないんですが「自分の好きなこと」と言う項目が目にはいってきて、それが答えです。
「好きなことで生きていく。」とかきれいな言葉ですが無理です。はい。
「え~あの人好きなことを仕事にしていて羨ましい。」とか思うじゃないですか。
好きなことやってそうな人も、実は・・・
もし、周りに「好きなことを仕事にして生きているなぁ。」と思える人がいたなら、とことこん「直接」話を聞いてください。
2時間でも3時間でも、あるいは1ヶ月2ヶ月とつきまとって、根掘り葉掘り聞いてください。
すると、その人のやっていることが「100%が好きなことで構成されていない」ことを知ると思います。
そして、「大変だな。」って思うと思います(笑)
もうね、他人のやっていることの一部だけを見て「勝手に判断するのやめません?」って思います。
昔、趣味の集まりで「みんな仕事何してるの?」って話になって、「会社の社長とかオーナー業」って答えました。
ある程度事業内容も言いましたが、「隣の芝は青く見える。」ですね。
「いいなぁ~かっこいいな~、おれも楽したいわ。」なんて言われたものです。
いやいや、「楽ちゃいまっせwww。話全部聞くか?」。って思ったくらいです。
確かに、個人事業や会社を自分でやっていると、「好きなときに、好きなことを、好きな人と、すきなだけしています。」と言うことはできます。
でも、それは日向の部分です。
日が当たる部分があれば影もしっかりあるんですよね。
その影の部分も、しっかり聞いたうえで判断しましょう、って話です。
起業で100%成功するネタ
20年以上前からブログでも書いているんですが(20年前の記事はもはやないけど)、起業で確実に成功するネタは決まっています。
今も昔もこれからも100%同じです。
それは、ソリューション(解決)です。
人の悩みを解決する商品やサービスを提供する起業は100%成功します。
というと語弊がありますが、成功の要素が100%ありあす。
もちろん、成功と一言に言っても、月5万円の売り上げになるビジネスもあれば、東証一部上場するような企業規模になるビジネスもあります。
そして、悩みの深さによってマーケットの大きさが変わります。
例えば、「アトピーに苦しんでいる。」という悩み。
一方、「部屋の模様替えをしたいけど賃貸だからあまりいじれない。」という悩み。
「どちらが深い悩みでしょうか。」ということ。
悩みの深さを測定する電子機器などがあれば、数値化しやすいですが、これは「感覚」に頼るしかないんですよね。
繰り返しますが、「悩み解決」をネタにした起業は100%成功する要素を持っています。
好きとか嫌いとか、そのレベルの話ではないですので注意してください。
成功しちゃってごめんなさい
「えらそうなことを言うやつだな。」とか思われそうですね・・・
いや、ちゃんと実業やってるんですよ。
経験や根拠があるからこそ言えるんです。
最近始めたビジネスは、文字通り悩み解決型のビジネスです。
で、「そのビジネスが好きか?」と聞かれると好きでも嫌いでもないですね。
ただ、「おもしろそう。」「ビジネスになるな。」ということ「だけ」で始めました。
すごくニッチなジャンルなんですが、女性のある悩みをズバッと解決するビジネスを作ったんです。
記事では偉そうに自信満々に記事は書いているんですが、やはり、実際やるとなると、「本当にうまくいくかな??」と不安や心配のほうが勝ってしまうんです。
リアルビジネスですから数百万円とか数千万の投資です。
毎回、新しいビジネスは「賭け」の感じがあります。
でも、「経験値は裏切らない。」といいましょうか、あっけなく、ほぼ想定通りの結果になっています。
小さなビジネスなんで、金額的に自慢できるようなものではないですが、「ほらね。こうやってお悩み解決型のビジネスを作ればうまくいくでしょ?」というサンプルにはなりました。
いま、書籍にまとめているので、そのうち出版しますが。
アイデアを実行するだけではダメ
「起業アイデアがない。」という人も多いです。
でも、アイデアがあっても、それだけではダメなんです。
というのも、同じアイデアは同時多発的に他の誰かも思いついているからです。
起業アイデアを思いついたら、おそらくネット検索すると思いますが「すでに誰かがやっていた。」なんてことないですか?
普通の人が普通に考えることは、他の普通の人も普通に考えているんです。
そこで、実行力も大事なるんですが、ただアイデアを形にすれば良いって話でもないんです。
なぜなら、同じことを考えて同じことスタートした人がたくさんいたらどうしますか?
競争ですよね。
だから、スタートする前から「競争で勝てる」前提のプランで起業を進めないと、待っているのは頓挫です。
よく例えるんですが、「この地域には唐揚げ屋がない!(これはいいアイデアだ!)」で開業。
ところが2ヶ月後、近くに、大手有名店のからあげ屋ができた。
おしまい、です。
大手有名店に勝てる「強みはありますか?」という話になってきます。
それを、事前に想定してやれるかどうか。
アイデアも大事ですが、同じアイデアでライバルが攻めてきたときに、「勝てますけど何か?」という強みを作っておくというのが起業成功の秘訣のひとつでもあります。
ユーザーの声を(直接)とことん聞く
お客さんの声というとアマゾンのレビューに見るように「良かったです。」「悪かったです。」といった感想をイメージすると思います。
でも、実際に何かビジネスをスタートする場合は、リアルに、対面で、お客さんの声を聞くことが、めちゃくちゃ重要になってきます。
それも、できるだけ本音が聞けるように。
「人間嘘つき」というとあれですが、人間、本音ってなかなか言わないもんじゃないですか。
うちの社員とかでも、意見を聞いて「正直に答えてくれた。」と思っていたら、本音は全然違っていた、なんて山のようにあります。
会社の場合、社長と社員という上下の関係性が邪魔をして、1枚も2枚もフィルターを通した声しか拾えなくなるんです。
それを鵜呑みにしたら大失敗です。
これはお客さんも同じで、「あまり正直なことを言うと悪い。」とか「嫌われる。」とか、そういったバイアスが働いて本音がなかなか出て来ない。
だから、本音が聞ける環境を作って、ざっくばらんに思ったことをズケズケ言ってもらえると、それはそのままビジネスに活かすことができます。
文字もしゃべりも響かない
最近、あきらめたことがあります。
それは、「響かない人には響かない。」ということ。
「起業するにはあれこれやることがいっぱいあるし行動力も必要。そのためには、頭で考えるより、まずは最初の一歩(行動)から。」みたいな、アホみたいに陳腐な話をするんですが、行動していない人には、一切響かないんです。
ちょっとでも行動して「行動が大事」ということを体感した経験のある人にはビンビン響くのですが、そうじゃない人には、いくら言葉で説明しても腹に落としていただけない。
そんな人を説得したり、動いてもらおうなんて思うのが、そもそもの間違いだということを今さら気づいたわけです。
「言うだけでやらない人」っていますよね。
それは、それ(「言うだけ」)が専門なんです。
だから、信じちゃいけないんです。
本人は「やるつもり」なのかもしれませんが、行動見りゃ一目瞭然です。
「言う」専門の人です。
どんな業界にも専門家がいるように「夢を語る専門」みたいな人もいるので、しっかり見分けたいところですね。