世の中「お金を稼ぐ」ときの形態(スタイル)は、ほんといろいろありますよね。
無申告からフリーランスなどの個人事業主、株式会社、合同会社、各種協会、政治家も給料以外にその立場を使って稼ぎます。
最近捕まった人もいますが、会社に属しているけど、コネとか影響力とかを使って稼ぐ人もいる。
さて、今回は個人事業主について。
最初に、お断りしておきますが「個人事業主になったからと言って稼げるわけではない。」ということ。
上記の通り、個人事業主は「稼ぐための一形態」でしかないわけですから。
「何をやるか」=「稼げる額」となります。
無申告の人がこんなにたくさん!
ブログ主は、株式会社(通販→Shopify)もやってるし個人事業主もやっています。
つまり、まじめに申告して税金を払ってる側。
だから、「偉いだろう。」なんて言うつもりは一切なし。
むしろ真逆。
普段、ビジネスの現場では色んな人と出会いますが、最近特に多いのが無申告の人。
長年、無申告というのではなく、「起業したて。」「副業始めたばかり。」という人たちです。
イラストレーターなどのフリーランスや物販(ハンドメイド)などの販売系がほとんどです。
聞くと、ほぼ100%個人事業主のための「開業届けは出していない。」といいます。
理由は「忙しい」「そのうちに(後回しにする予定。)」「よくわからない。」など様々です。
無申告ってことです。
個人事業主の開業届なんて出さなくていい
当サイトでは、「事業をスタートするなら個人事業主の開業届を出そう。」と書いてる一方、「開業届なんて後回しでいい。」とも書いてます。
「どっちやねん。」て話ですが、記事は個人の、そのときそのときの見解なんでそんなもんですね(笑)
ただ、今は「開業届なんて出さなくていい。(立ち上げ当初は)」という見解です。
というのも、「開業届を出す」=「確定申告をする」=「複式簿記の帳簿をつける」ということになって、「帳簿」が超絶面倒だから。
面倒というより、初めての人(知識のない人)にとっては難解すぎて、理解しようと思うと時間をたくさん奪われるから。
特に副業の人なんて、「いかに時間をやりくりするか。」というのが眼の前の課題ですから、やり方の上手な人は、無駄なことは極力排除しています。
というかできないんですよね。
昨日会った女性は、20代後半だと思いますが、「自分でモノを作って販売する。」「依頼されて作って販売(委託販売)。」「頼まれてお店を手伝う(アルバイト)」「インスタで情報を投稿する。」など大忙しです。
しかも、リアルベース(ネット販売は少し)なんで移動にも時間を使うので、そこにプラスして毎日帳簿とか、まず無理ですよね。
いくら簿記の勉強をしても、お客さんが獲得できるわけでもないし、売上が上がるわけでもない。
そんな暇あるなら仕事をどんどんとって、売り上げを上げることにエネルギーを注いだほうが良いし、それがビジネスとしては正解でしょう。
もちろん、オンライン帳簿のフリー(freee)なんかを使えば、あまり簿記の知識がなくても帳簿はつけられますけど。
だから、稼げない
ここ数年のマスク問題からもわかるように、日本人はクソまじめ、そして、同調圧力に対する免疫がなく、すぐに周りに影響されます。
「みんなやってるから。」ということで、「じゃ、自分もやらなきゃ。」ってなるんですね。
ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。
アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
引用:世界のジョーク集(早坂隆著)
イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています」
イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には「飛び込まないでください」
日本人には「みんな飛び込んでますよ」
「個人事業主の開業届けを出さないで事業をするのは無申告で悪いこと。」なんて言われたら、仕事も取れていないのに、わけのわからない書類に無駄な時間をさく人も出てくるわけです。
同調圧力に負けて、余計なこと(金にならないこと)にエネルギーと時間を費やして、肝心なことができず、自分のビジネスをまともに進めることができなくなるわけです。
ちなみに、知り合った無申告の人たち、「まず稼ぐ」をやっているので、「事業をはじめて2ヶ月だけと売り上げも増えてきた。」って人ばかりです。
もちろん、その程度の期間では「食っていけるような額」にはなりませんが、「ビジネスすることにエネルギーを注いでいるので、目に見えて、お客が増えているのを実感しているそうです。
無申告でも怒られませんから
開業届けを出さす無申告で事業をはじめても、警察にも税務署にも怒られることはありません。
怒られるのは、例えば、何年にも渡ってトータル何億円も売り上げていたのに「無申告」という場合に限ります。
税金は稼いでいる人が払うもので、稼いでいない人は払わなくて良い素敵なルールになっています。
年間100万200万とか、そんな学は、「稼いでいる」うちに入らないんですね。
もっと言えば、500万くらいまでなら「稼げてない」レベルでしょう。
年間1,000万売り上げるころには、おそらく、いろんな面で余裕が出てくるので、そのときになって確定申告なりをすれば良いでしょう。
税務署は大金を隠す人を見つけるので忙しいし、警察はドロボー追いかけるので忙しいんです。
ショボイ金額稼いでいる人は、どーでも良いんです。
むしろ、売り上げもないのに「開業届けを出す」人なんて、「おれの仕事増やしてくれるなよ。(by税務署員)」なんて迷惑に思われているかもしれませんよ。(署員は、判子押すだけですけどね。)
申告用ではなく自分用にお金の記録
ただ、「売り上げがいくらか。」「経費がいくらか。」くらいは、自分用に数字を記録しておいてください。
「あぁ~今月はマイナスだ。」
「お!今月は大幅プラスだ!」みたいに。
ビジネスは数字ですから、「数字の感覚は普段から鍛える」=「ビジネスがうまくなる。」という図式があります。
筋トレのようなものですね。
足し算や引き算、掛け算割り算くらいしか使わないので、誰でもできるでしょう。
今さらですが、「算数をしっかりやっておきましょう。」ということです。
知り合いの飲食店の店主は学歴もないですが、お店の売り上げ等に関する計算がめちゃくちゃ早いんです。
結果、そのお店はしっかり儲かっている。
一方、とあるお店の店主は「理想ばっかり語って目の前の数字に弱い。」
そうです、全然儲かってない底辺店舗になっています。
だからといって、全部が全部、それが当てはまるとは言いませんが、算数ができたほうが、できないよりビジネスはやりやすいというのは事実でしょう。