データの断捨離中見つけた過去ブログ記事。
今は廃刊してしまった日経MJ内の記事「賑わう専門通販」を読んで感想文を書いたもの。
「2006年に29歳で事務用品のネットショップを立ち上げた茨城県の男性が、2年後には年商3000万円になった。」
「2年で3000万はすごい。」とほめる一方、「特徴のない商品だし、販売の実力もなさそうだけど。」とディスるという残念な内容。
そんなゴミのような記事にヒントを得たのが今回の記事。
「個人事業主の物販業なら、最終年商3000万円はクリアしたいよね。」ということ。
年商3000万のときの手取り収入
自慢じゃありませんが、ブログ主も個人事業主として開業後、2年くらいで年商3000万を突破しました。
純粋な物販業だったので、商品を仕入れ、それが売れたらその売上金で、更に大きく仕入れをする。
このスタイルでどんどん販売数を増やして行きました。
最初の仕入れは5万円くらいでした。
それが、一気に1000万円分仕入れるような域に達しました。
当時の確定申告を残していて見てみたのですが、年収900万円で出していましたね。
でも、これは真っ赤なウソ申告(爆)
仕入れは6掛けだったので3000万売れたら1200万円残ります。自宅開業で、広告費もほとんど掛けず、払っていた経費といえばサーバー代月額2000円くらい。
ネット回線費も4000円程度ですし、電話も使わなければコピー機もなし。
仕入れは国内なので旅費などもかからない。
まじめに申告していたら1100万円くらいだったと思います。
10年以上前の話なので時効ですが、1000万超えと900万くらいでは税率が全然違うんです。
だから、900万くらいに抑えようと、かわいい不正に手を染めたのでしょう。
そんなわけで、手取りは仕入れの掛け率や経費の割合によって、ずいぶんと代わってきます。
2020年に、同じ商材で3000万円(仕入れ6掛けとして)を売っていたなら、次のような手取りのイメージになります。
売上:3000万
仕入:1800万
広告:300万(10%くらい)
経費その他:100万
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手取り:800万円
こんなイメージですが、800万も取れたら優秀なほうだと思いますよ。
副業なら年商1000万で大成功
ネットショップがブームになっていた2000年~2010年頃までは、年商1000万など、話題にもならないような額でした。
でも、今は月に10万円販売するのも苦労する時代です。
そんな時代に年商1000万(月商83万)を達成できるとなると間違いなく勝ち組です。
メルカリでたまに手作り品などを売ることがありますが、1万円売るのもなかなか手間暇がかかりますからね。
ネット仕入れのトップセラー(topseller)も物販のドロップシッピングです。
でも、これは在庫を持たない分、リスクが低いので利益率が低くなっています。
もし、トップセラーで年商1000万を達成したとしても、15%くらいの利益しか残らない可能性が高いです。
まぁ、でも、「15%の利益150万円を1年で稼ぐ」って考えると、これはこれえでスゴイことですね。
汗水たらして働いても年収150万もない人がいることを考えると、副業で年収150万円は、もはや上流階級です。
年商800万円でも相当金持ちな人
年商3000万の個人事業主と、年商800万円の個人事業主。(サラリーマンの年収3000万とか800万とかは比較できませんよ!)
数字だけを見ると、3000万円のほうが儲かっているかのように見えます。
年商や年収、月商や日販など、それぞれの言葉を知らない人は、単に数字だけで驚きます。
本来、大事なのは利益率です。
上場企業が会計データを公開していますが、株主が必ずチェックする項目のひとつに利益率(正確には純資産利益率(ROA)があります。)
それ企業が儲かっているかどうかを見るのは、最終的には利益率になります。
だから、年商だけで驚くのは無知な素人。
年商に騙されず、利益率や経費の割合まで踏み込んでチェックするのが業界人と言う感じですね。
ちなみに、年商800万円の知人なんですが、利益率は95%くらいです。
物販業ではなく、サービス業。
職人と言われる職種です。
税金は、ほぼ0円で、月額手取りは70万円くらいです。
しかも、ド田舎とまで行かないけど、けっこう田舎に住んでいて、持ち家なので家賃もゼロ円。
毎月まるまる70万使えるなら、相当裕福ですよね(*´ω`*)
儲かる人・儲からない人の違い
とりとめのない記事になったけど、いろいろな業種で、いろいろな人を見ていると、儲かる人と儲からない人の違いがよくわかります。
社員として働いている人が「儲かる」というのは、ちょっと変ですが、「評価される」という感じですね。評価されると昇給もしますから。
何が違うと思いますか?
結論は、「エゴの強さ」です。
自我などという日本語に相当しますが、「独りよがり」的な人は、とにかく儲からない、何をやってもうまくいかない、社内でも評価されない。
自分の考えだけに凝り固まって、周りの意見や指摘などを聞き入れない。
逆に、儲かる人や社内で人望のある人は、柔軟な思考の持ち主で、例え、子供の意見でもよく聞いて受け入れる姿勢があります。
「歳を重ねるに従って頭が固くなる」とは、よく言いますが、成功する人は、歳をとればとるほど、頭はアメーバのようにふにゃふにゃになって、なんでも飲み込んでしまいます。
目指せアメーバ脳。
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