以前から気になっていたワードプレスをネットショップにカスタマイズするプラグイン「welcart」をインストールしてみました。
まずは、wordpressをインストール。
何の味気もないページです。
そこにWelcartのプラグインをインストール。しかし、ページのデザインが変わっていないので、商品を登録してみた。するとこのようなページになりました。
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全然普通のブログじゃん。
実は、ネットショップ用のプラグインに加えて、ネットショップ用のデザインテーマを別でインストールする必要がありました。無料のテーマは1つだけ。インストールしてみました。
確かに、「カートの中」ボタンも現れ、営業日カレンダーも出てきて、ネットショップっぽくはなったのですが、、、、
WPインストールからWelcatプラグイン、テーマのインストール、商品1点登録までで要した時間は15分ほどのことでした。
ここで、使うことをあきらめました。
というのも、ユーザーインターフェース(UI/画面の操作系)が、一般的に普及している開業向けサーバーのそれとは、かなり違っていて、「こりゃ、おぼえるために相当時間がかかりそうだ。」と思ったからです。
ウェブ検索で、ヒットしたページに、読む価値があるかどうか判断する時間は3秒です。ファーストビューですべてが決まります。このようなシステムも3秒とは言いませんが、「使いやすそう」と判断されるのは、10分20分程度になってきているのではないでしょうか。
さて、一般的な開業サービスのシステムでは、商品登録は、通常、(1)品番(2)品名(3)通常価格(4)販売価格、といった順番で登録していくのですが、welcartでは、いきなりSKU価格です。SKUの意味をわかっていない人は、この専門用語の理解からスタートしなければいけません。
Welcartは、さくっと見たところ、ネットショップを運営するために必要な最低限の機能は装備されていて、WP基本のユーザーインターフェース(UI)で使える点は、WPに慣れている人には向いているかもしれません。
でも、開業サービス(ASP)に比べると、やや特殊なシステムになっている印象です。
HTMLもわからないような初心者は触らないほうが良いでしょう。
配布元の会社が、どのレベルで普及させたいと考えているのかはわかりませんが、もし初心者も含めて、広く普及させたいと考えている場合は、2でネットショップが作れるベイスや、ネット開業サービス老舗のショップサーブ、カラー・ミーショップ・プロのUIを研究されると良いかと思います。
もちろん、ニッチでマニアックなユーザーだけをターゲットにしている場合は、今のスタイルを変更する必要はないと思いますが。