ホームページなんて、Wixを使ったり、グーペを使ったりすれば、タダ同然で、誰でも簡単に作れる時代です。
でも、実際は、「ホームページを持ちたい。」と思った場合、「誰かに頼みたい。」って思う個人事業主や事業者がたくさんいるのです。
なぜなら、特に最近の若い人はパソコンをあまり使いませんから、そういった人に、「簡単に無料でホームぺージを持てるよ。」と言っても、そもそもPCを使ってませんから、あまり訴求できる言葉じゃないんですよね。
「HPが簡単に持てる。」ってのはPCが普通に使えるという前提の話ですからね。そんな事例がいくつかあったので改めて考えてみました。
作れるだけでは価値は0円
ちょっとパソコンができる人なら、誰かに頼まれたらWixなんかを使ってホームページを作ることができます。
それで、Web制作業者が1から作ったホームページと差があるか?というと、さほど差はないわけです。
むしろ、Wixのテンプレートのほうがおしゃれなんで、そっちのほうが金がかかってそうに思われるかもしれません。
いくらHTML5とCSS3を理解していようとも、お客さんには関係ありません。
「見た目」と「その後」がすべてです。
「はい作りました。どうぞ。」と納品しても、細部まで考えて作りこんでないと、いずれ化けの皮が剝がれてしまいます。
つまり、「作っただけ。」ということがバレてしまうのです。
マーケティングの理解必須
制作業者が、これから売り上げを上げたり、生き残るためにはマーケティングの理解は絶対です。
クライアントの業種やコンセプト、ターゲットを理解したうえで、それらを全部織り込んだウェブサイト作れることが最低条件です。「作りました。はいどうぞ。」は20年前の話です。
クライアント別にデザインや雰囲気、キャッチコピーや文章なども含め、トータルでプロデュースする力が問われます。
繰り返しになりますが、「作るだけ」なんて、ランサーズみれば腐るほどいますから。業者に依頼したら20万もするような案件でも3万くらいで済みますしね。
営業は委託せよ
「ウェブ制作に特化した人」が、「営業もバリバリできる。」というのは、なかなかないです。極端な例えかもしれませんが、文科系と体育会系くらいの違いがあります。
文科系は、ウェブが得意なのでウェブ上ではのびのびと活動できますが、リアルは貧弱です。
そこをカバーできるのが、「ITわからんPC苦手」なアナログ系の営業パーソンです。世の中よくできていて、ひとそれぞれ得意な分野があるんだなぁ~って思います。
営業に委託すれば手数料を払わないといけないので「損じゃないか。」と思うのは素人考えです。「協業」や「コラボ」と言う言葉があるように、得意な分野は極めて、苦手な分野は得意な人に投げる、それが生き残るコツですね、
ただ、そういった場合、営業系のひとと綿密に打ち合わせをしないといけないので、そこでコミュニケーション能力が問われます。
普段、PC画面しか見ていない人、あまり外に出ない人は、頑張らないといけないですね。
クライアントの気持ちになれるか
どんな商材でも同じですが、お金を払うお客様の立場になれるか。
経験したことがなければ、それはなかなか難しいので、「お客様の立場や気持ちが想像できるか?」という感じですね。
例えば、個人事業を開始しました。「ホームページなんてテキトーでいいよ。」これから自分のビジネスを育てていこうって人が、そんなことは言いません。
ホームページは、そのクライアントさんの先の顧客に向けたメッセージなんで、そこを理解するこが大事です。
クライアントさんが「こうしてくれ。」と言っても、「いや、おたくの顧客は、かくかくしかじかだから、こっちのほうが良いんじゃないですか?」と、マーケティングの知識でもってクライアントさんを導くらいの勢いが必要です。
Web制作フリーランサー募集
そんなわけで、通販業をやっている関係で、たまに、純粋なホームページ制作の依頼を受けます。というか話があります。
でも、基本全部断っています。理由は、単純に、普段制作業はやっていないので・・・「モノを売る」がメインなんですよね。
せっかく良いご縁があっても断るのが、心苦しいというのもあります。かといって、受注して中途半端に作っても申し訳ない。
やはり、そこは餅は餅屋。「ホームページ専門の人に仕事を振れたらいいな。」と思って記事をあげてみました。
企業はお断りです。フリーランスでやっている人が良いです。組織は法人でも、一人でやっている人を応援したいので、興味持った方はメッセージください。
すぐ仕事があるわけではないですが、上記の内容を理解できる方なら、喜んで仕事を振りたいと思います。
2020年もチャンスゴロゴロ
新規のクライアントを取るのも大事ですが、今は、既存の腐ったようなウェブサイトを立て直しする仕事も2つの切り口で見れば、腐るほどありますね。
1つ目は、スマホ非対応のウェブサイトの多いこと。特に、メーカー系のウェブサイトはいまだにスマホ非対応のほったらかしです。
2つ目は、SSL化。ま、「スマホ非対応+非SSL」が基本ですが、ウェブサイトに重点を置いていない企業や個人は、いまだ10年位前の状態で時間が止まっていまます。
それを考えると、できる営業マンなら仕事取りホーダイでしょうね。入れ食いです。楽しくてしかたないでしょう。
そういった企業の多くは、どこかの制作業者に頼んで作ってもらったものの、あとの面倒を見てもらっていないので、この際「面倒見」も込みでうとっちゃうと二倍おいしいですね。
例えば、「ホームぺージのリニューアルとスマホ対応、SSLがなんと無料!」でも、サーバー代は月額2000円頂きます。」と言う感じでしょうか。
制作費もちょっともらいましょうか。いわゆるサブスク的ビジネスになりますよ。作って終わりでは、あとが続かないですからね。リピータービジネスを目指しましょう。