コロナ騒ぎでリモートワークやテレワークと言う言葉が脚光を浴びました。
が、ネットビジネスをやっている人にとっては、20年以上前から「リモートワーク」と言う言葉こそ使わってなかったけど、「自宅で働く」というのは当たり前のことでした。
当時は「自宅開業」という言葉がポピュラーでした。
もちろん、サラリーマンが自宅で勤務するのとは、ちょっと違いますが、形式的にはリモートワークと同じ。
さて、「自宅で仕事」をすることで得られるメリットやデメリットの「あるある」について見ていきたいと思います。
個人事業主のリモートワーク(自宅開業)について。
4つのメリット
ネットビジネスを中心に活動している人は、自宅で、あるいは、バーチャルオフィスなどを持って、好きなところで仕事をすることは、メリット以前にある意味目標です。
次のよう7つのメリットがあるからです。
移動時間がゼロ
時間を大切にする事業主にとって、移動時間はもったいない。起きてすぐリビングのテーブルや自宅オフィスのデスクに座ってパソコンの電源をつける。
暑い。寒い。雨に風。さらには満員電車。
通勤には、通勤そのこと自体もストレスだし、天候や混雑度合いもストレス。
移動時間ゼロに加えて、そういったストレスからもフリーになります。
仕方なく移動するときは、ぼーっと移動するだけではなく本を読んだりyoutubeを「聞いたり」。
無駄なく時間を使います。
自宅家賃を経費にできる
自宅が賃貸なら、家賃の一部を経費にできる按分【あんぶん】の制度。
自宅開業の税制面での大きなメリットのひとつです。
家賃以外、水道代や電気代、ガス代も按分して経費にすることができます。
移動ストレスからも解放され、節税効果で出費も少なくなってしまう2大メリットの1つと言えます。
家事や育児をしながら仕事
家事や育児をしている人にとって、通勤せず自宅で仕事ができるのは、大きなメリットです。
仕事の合間に洗濯をしたり洗い物をしたり。
通勤だと、疲れて帰ってきて「処理しなければいけない」家事が、リモートワークなら、集中力が切れた時の息抜き的に楽しくできるメリットもあります。
ペットを飼っているなら、散歩などは最高の息抜きになりますね。
無駄な人間関係を省ける
あなたの職場にも必ずいるであろう、無駄にしゃべりかけてくる人。
話がおもしろければ、会話も楽しくなりますが、特に面白いわけでもなく、あるいは、相手の口から出てくるのは愚痴とか。
職場の人とコミュニケーションを取るのは大事なことですが、無駄だと思う人とはかかわりたくない。
そんな人間関係の(一時的な)断捨離ができるのもリモートワークのメリットと言えます。
5つのデメリット
一方、デメリットはどんなことがあるのでしょうか。
項目としては、デメリットのほうが多いのですが、どれも心がけ次第で克服できることばかりです。
運動不足になる
「朝から晩まで座っている。」なんてことが続くと、確実に体力は落ちていきます。
さらにはエアコンの効いた部屋の中に慣れてしまうと、すぐに熱中症になるような弱い体質にもなってしまいます。
定期的に運動するよう心がけることで、このデメリットは克服できます。
家族に嫌がられる
今まで外に働きに出ていたのが、「いつも自宅にいる」
「好きで結婚したけど、ダンナがいつも目に見てるところにいるのは耐えられない。」
そんな女性の声は多いですね。
適度な距離感が必要な夫婦なら、ストレスが発生しないよう配慮しないと家庭崩壊の原因にもなりかねません。
集中力がそがれやすい
本来自宅はプライべートな場所。
プライベートなモノに囲まれているので、目につくとつい余暇に興じてしまいます。
気になってた映画。次回が楽しみなマンガ。かまってかまってのワンコなど。
あなたの集中力を奪う気満々の敵に囲まれているのが自宅と言えます。
そういった敵に対する戦闘能力が高ければ大丈夫です。
在庫が家庭内スペースを圧迫する
ネット販売など、自宅に在庫を持っている場合に起こり得る悲劇。
最初は、一室でスタートしたものの、ビジネスが大きくなるにつれ扱う在庫も増える。
在庫たちは、オフィスにしていた部屋から、リビングに玄関にと、他のエリアへと侵略を始めます。
悲劇は家族のクレーム。
最初は我慢していた家族も、ついにクレーム。
家庭のスペースを圧迫したうえ、家族関係に亀裂が走る悲劇も起こり得るので注意したいですね。
副業がバレるリスク
自宅開業。ネット販売で在庫を持つ。
このような条件のとき、運送会社の集荷もセットでついてきます。もちろん、自分で出荷に行けばよいのですが、そんな無駄な時間は使いたくない。
毎日朝方や夕方にやってくる佐川急便。
「あのお宅、何かビジネスしているようだ。」
暇なご近所さんのウワサの種になり、場合によっては副業がバレたり、無申告なら税務署にチクられてバレたり。
物販業でそのようなリスクがある場合は、目立たないよう戦略を練っておきましょう。