売上アップと言えば、「『これ』をやったら、びっくりするほに売上がアップした」ということより、「『あれこれ』やっているうちに、みるみる売上が上がっていった」というパターンが多いのじゃないでしょうか。
普段、セールス関係のビジネス書なんかをぱらぱらめくって、「お!これは使えそうだ!」とあh思うんですが、なかなか応用できなかったり、そのうち忘れてしまったり。というわけで、忘れないうちに復習です。
今回は、あるサービスのキャンペーンの特別ページの一部を模してみました。
この画像の中には売上アップのノウハウが3つ盛り込まれてそうです。
1つ目は、「通常料金は◯◯円だけど、今回は特別料金で!」というやつ。テレビ通販はもちろん、ありとあらゆるところで使われています。
「割引後の料金が、本来取りたい(狙った)料金」というのはわかっているけど、このように見せられると、「わぁ~なんてお得なんだろう!」と感じてしまうんですよね。「人間は単純」というのがよくわかります。
2つ目は松竹梅の法則というか理論というか、ランクの上中下の中から「真ん中」の商品やサービスを選んでしまうあれです。心理学から来ているらしいですが、松や梅を申し込み人もいるけど少数派で、大多数は竹を選ぶ。しめしめ、と言うワケです。
わかっちゃいるけど、「安いのもあれだし、高すぎるのもあれだから・・・」と意味不明な理由を作って、ついつい真ん中のを選んでしまうわけです。販売側の思う壺。
3つ目は、「見せ方」「デザイン」ですね。このキャンペーンの内容を、テキストメールで書いてもま~ったく響かず、スルーしてしまいそうです。でも、このようにグラフィカルに、直感的にわかるよう見せられることで、お得感の演出がさらに引き立つわけですね。
この画像の元は、大きさが画面いっぱい、倍くらいあります。さらに、文中は「なんと」「達成」「チャンス」「相乗効果」「UP」「ずっと」「利点」「極限」「続々」「リスクなし」「不要」「優遇」「無料」「25%OFF」「そのまま」など、煽る言葉のオンパレードで、ダマされても悔いはないと思えるほどです。
この中で、このグラフィカルなバナー作成が部分が一番難しいですよね。1つ目、2つ目は理屈を理解して、プランを考えるだけでいいですが、イラストとなると、技術やセンスの問題になってきますから。ま、そこは、模倣すれば良いのですが。