売れる商品と売れない商品の違いといえば、売れる商品は深い悩みを解決する商品。
売れない商品は不要不急。あるいは、そもそも需要がない。商品に魅力がない。
売れない商品を見つけるほうが簡単で売れる商品を見つけるのは、なかなか難しい。
といったところですね。
さて、ネットショップで売れる商品を見つけるのは、おなじみギフトショーをはじめとした(リアルの)展示会。
ショップサーブやShopifyでネット販売をしている事業者としては、楽しんで商品探しをできる場所。
リアルの展示会のメリット
わざわざリアルの会場まで行って、いろいろな商品を見るメリットがあります。
まず、「3Dで見れて触れる。」ってことですね。
ネットでは、今のところ2Dでしか見えないしさわれない。
なので、商品そのものの本質に気づきにくいデメリットがあります。
また、展示会では、企業の担当者と話をすることができ、「ネットに出ていない」業界の最新事情や裏事情を聞くことができます。
例えば、「半年後にこういった商品を出すんですよ。(企業担当者)」とかね。
「よし、それ仕入れよう。」と思った場合は、ライバルに先駆けて半年前から販売の準備ができるわけです。
ネット情報は、誰もがアクセスできる二次情報。
でも、リアルの展示会は「一次情報が得やすい。」ということです。
それが、商売につながったりします。
2月の東京ギフトショー
東京ビッグサイトで開催される毎度のギフトショーを見に行ってきました。
と言っても、忙しい時期とかぶってしまったので2日目にさくっと見て回る程度しかできませんでした。
例の騒ぎもだいぶ収まって、出展者や来場者数もかなり増えていて盛り上がっていました。
駆け足で見て回って、なんとか1、2アイテムほど「売れそうな?商品」を見つけました。
まだ、結果はでてませんが「売れる商品」であることを祈ります。
会場の写真などを撮ったはずなんですが、スマホの買い替えでどこかに消えてしまいました・・・
「まんま」では売れない
ここ数年の傾向ですが、展示されている商品を「まんま」売っても売れません。
なぜなら、メーカーがアマゾンや楽天で直売しているケースが多いから。
さらに、すでに販売しているライバルなども少なからず存在するから。
ただし、何かいい感じの商品を見つけて1番手でネット販売を始めた場合、市場を独占できるのでバカ売れする可能性はありますが、なかなかそういった商品はないです。
展示会に出品されている商品は、「すでにネットにあがっている」ことがほとんどです。
だから、「売り方」をちょっと工夫しないと行けないんですよね。
例えば、「和柄の折り紙」が出品されているとします。
用途は「折り紙」ですから、「折り紙」として「まんま」で売ってしまってはライバルと同じことをしているので売れません。
そこで、和柄の折り紙をちょうどよいサイズのフレームなどに入れて「アートポスター」などとして売るわけです。
そうするだけで、ライバルとは全然違うフィールドで戦うことになるので、一人勝ちできる可能性もあります。
このやり方は、アンゾフのマトリクスというフレームワークを参考にしています。
3月にリベンジで京都
一ヶ月遅れで京都でもギフトショーが開催されているので行ってきました。
京都のギフトショーは初めてです。
楽しみにして行ったんですが、受付を見た瞬間「うわ。しょぼ。こりゃダメだ。」という予感。
まじかぁ~・・・わざわざ京都まで来たのに収穫なし!?
という悪い予感は見事に的中して、全ブースを見て回るのに30分少々。
なーんにもなし!
最悪!
交通費返して~。
「どこがインターナショナルやねん!」という感じ。
京都らしい(和な感じの)出展者ばかりで、当店と絡めそうな商材なんて1ミリもありゃしない。
「せっかく京都に来たんだから、美味しいものでも・・・」とは思ったんですが、何も調べてなかったで、しぶしぶ帰還することに。
中級者以上向け狙い目展示会
ギフトショーはB2Bのための展示会ですが、商品そのものはBtoC向けのものばかりです。
なので、我々のようなネット販売業者はもちろん、各方面の問屋などが商材を探しにきます。
でも、完全BtoBの展示会などは、そういった人種は来ないんです。
例えば、素材博覧会(https://sozai-expo.com/)とかですかね。
糸、布、革、ガラス、石、樹脂、メタルなどの「素材開発メーカー」が、それを加工して商品化するような企業向けに商材を展示します。
いろんな糸があるし、いろんな革もあります。
そういった中から、オリジナル商品の着想を得たり、「まんま」商品にしてしまったりすることで、BtoC市場には出ていない商品を作ることができます。
スーパーマーケットのバイヤーばかりが集まる展示会なんかもあるんですよ。
2月は行けなかったのですが、幕張メッセで行われた「スーパーマーケット・トレードショー」なんかがそうですね。
まぁ、これは見て回って楽しむだけで終わりそうですが。
ただ、一般ピープルのトレンドなどをつかむために良い情報が得られるかもしれませんね。
他にも、いろいろなジャンルの展示会が年中開催されているので調べて見てください。
ちなみに、このような展示会は一般個人は入れないのでが「個人事業主」として名刺を作れば、簡単にはいることができます。
ゆるいです。
あと、企業向けの展示会(trade show)は、先進国ならどこでも開催されています。
ヘッダーのやつはロンドンのトレードショー。
フランス、ドイツ、イタリア、中国などでもたくさん開催されているので、例の騒ぎが収まって海外旅行が自由になったら、各国の展示会に足を運ぶのも超オススメです。
見たこともない商品だらけで面白いですよ。(中国の展示会は、ご近所だけあって、あまり目新しいものはないですが)
京都行くなら
余談ですが、せっかく京都行くのに何の下調べをしなかったのを後悔しましたね~。
京都といえば着物!
会場にもいらっしゃいましたが、何の役をやっているのかはわからず。
何れにせよ、京都行くなら日本の伝統にふれる旅にするべきでしょう。
今回のギフトショーは30分ほどで見終わってしまいましたが、「その後の京都を楽しむ。」という目的でプランを立てると京都に行く楽しみもできるのかなぁ~って思いましたね。
もちろん、展示会視察は「経費」ですから、その後、居酒屋で飲もうが料亭で飯を食おうが全部経費にすることができます。
事業者の特権ですね。
享受しましょう。
個人事業主は最強です。今の所。