EC本店サイトをショップサーブで運用するかたわら、ヤフーショッピングにも出店しています。
最近は、ヤフーのほうが好調なので、ちょっと力を入れてます。
5000点に満たない商品を公開していますが、ほとんどが「メーカーの提供する情報をもとに一括登録しているだけ。」のやつです。
そのため他社とかぶる情報がけっこうあって、売れ行きもたいしたことがないんですよね。
売れる法則は「時間をかける!?」
メーカーの情報をそのまま載せても、「他店とかぶるので、なかなか売れない。」という当たり前・・・
そこで、重い腰を上げて「売れそうな商品」については、じっくりページを作りむことにしました。
1年前くらいからの取り組みなんですが、成果が出ていて「これって売れる法則じゃね?」と思ったのでシェアしたいと思います。
結論から言うと「1商品に時間をかける。」
一括登録だと1000点だろうが1満点だろうが数分から数時間で終わります。
でも、1つの商品に集中して1時間2時間とかけてじっくり作り込んでいくということをやってみました。
その方法についてシェアしたいと思います。
商品名は他店とかぶらないよう変更
まず1番目はこれ。
メーカーの提供する商品名など、知名度がない限り見つけてもらうことは不可能です。
だから、検索ユーザーが検索する言葉を使って商品名を作っていきます。
商品名を変える」というと聞こえが悪いですが、商品ページの「タイトルを変える」ということです。
まあ、楽天とかでは当たり前にやってることですが、あらためて、この手法が重要であると認識しました。
例えば、下記の商品。
「北欧風」とか「ローテブル」「木製」「引き出し」など、ある程度検索されるワードは入っています。
でも、追加で「おしゃれ」とか「クール」とか、「ブラウン」や「ヴィンテージ」といった言葉を追加するイメージです。
アレで出てこないキーワードを使う
さて、商品タイトルを考える場合、普通はキーワードツールを使ってビッグキーワードやスモールキーワードを使うと思います。
でも、これって、他店もやってることなので差別化できないんですよね。
そこで、キーワードツールには出てこない、ニッチの中のニッチなワードを、自分の語彙から使うわけです。
ただ、語彙力が重要になってくるので、そこは日頃のお勉強になると思います。
例えば、以前財布をネット販売する業者さんと話したときに「束【たば】入れ」って言葉が出てきました。
「え?それなんですか?」と聞いたら小銭入れのない札入れのことことでした。
このように、一般消費者が使う言葉はもちろん、専門用語(業界用語)もあえてタイトルに入れることで、幅広く集客できるようになります。
スペック情報を徹底的に
ヤフーショッピングの特徴のひとつが「スペック情報」でしょう。
ブラウンの洋服なら商品説明のところに「ブラウン」と文字で書くのは、どこのお店もやっていると思います。
でも、ヤフーショッピングのスペック情報の箇所で「茶系」といった選択をして商品を登録しているお店となると、かなり少なくなりそうです。
カラーはもちろん、大きさや重さ、形状など、商品によって様々なスペック情報が登録できます。
時間がかかりますが、これらを、しっかり埋めることで、「検索に出やすくなっているので?」という感覚があります。
商品写真を徹底的に!
今のショッピングユーザーはスマホメインというのは周知の事実。
商品写真はページの中で、視覚的にかなりのウェイトをしめます。
一方、テキスト文字といえば、商品とは直接関係のない「レビュー投稿後くじ当選で・・・」とか「あなたはまだYahoo!ショッピングでPayPayを利用できません。」とかごちゃごちゃあってわかりにくいんですよね。
でも、写真に関してはフリック(スライド)で、さくさくっと写真を見ることができます。
登録できる写真の枚数もメインの1枚以外に20枚も載せることができます。
「商品写真」と聞くと商品の写真でないといけない、って思うかもしれませんが、この20枚の枠を使って説明まで入れてしまうという手法がおすすめなんです。
例えば、1枚目~5枚目は商品写真やイメージ写真、使用がわかる写真など。
そして6枚目~10枚目に説明や注意点、あるいは、ユーザーが疑問に思うQ&Aなど。
そうすることで、ユーザーはテキスト情報を「探さなくても」、買いたいと思ったらカートボタンに言ってくれる、という計算です。
一応、今のところ、このやり方でうまく言っている感じがあります。
ちなみに、写真はほんと重要なので、メーカー側が提供する写真を見て「イケてない」と思ったなら、現物を仕入れて「イケてる写真」に変更。
手間はかかりますが、そういうこともたまには必要だと思います。
ただし、めちゃくちゃ面倒くさいぞ。
ただ1つの商品ページを作るのに最低1時間はかかるので、はっきり言って面倒くさいです。
ものによっては商品撮影からやるので、1商品のために1週間!ということもありますが、一度載せてしまえば、「ほったらかし。たまにチューニング。」ということをモチベーションにして、なんとかやっています。