売れない理由って、実は、単純じゃないのかな?とない頭で考えてみました。
売れない理由は全部で4つ。頑張って考えましたよ。
1つ目は、そもそも需要がない。消費者に言わせてみれば「そんなもの(ただでも)いらないし・・・」というやつです。いくら特許や実用新案をとっていても、商標登録をしていても、欲しくなければ買わないんです。それだけ。
「たわし5年分60個セットで3000円!」
いらないです。
販売側は「これはいい商品だ」と思っているけど、客のニーズとはミスマッチってやつですね。モノ以外でも、サービスもあります。客としては「それ求めてないんですが・・・」というやつ。販売者本位の商品は売れにくいしょうね。
2つ目は、見込み客を十分集められていない。商品のポテンシャル(売れるモノ)はあるのに、それを購入したい人や、購入を検討する人を十分集客できていないケースです。
例えば、「ある病気が完全に治るハーブ」を開発できたとします。でも、その病気に悩んでいる人を集めることができなければ、売れるはずないですよね。健康な人を対象に「これが治る!」なんてアピールしたところで、売れるはずもありません。それだけの話です。
3つ目は、価格設定が間違っている。「ハンドメイドでネックレスを作りました!1点15万円です。」超有名なカリスマ・ハンドメイド作家(そんな人いる?w)ならアリだとは思いますが、素人の主婦が作ったクオリティーもわからないような商品に大金を払う人は、酔っぱらいだけです。
「開業についてコンサルティングをします。1時間の相談で20万円です。」確実に成果を出せる有能なコンサルタントならOKですが、「あなた誰ですか?」という人なら、ほとんど詐欺ですよね。
ちょうどいい塩梅の価格ってあるんですよね。「高すぎて悩む」と思うレベルでもなく、「安すぎて『ヤバイんじゃないの』と不安になる」こともなく、ベストなポイント(周辺)ってあると思います。ま、それを見つけるのに苦労するんですが、、、そのポイントを見つけるまでは、なかなか売れないと思います。
4つ目は、売り方が間違っている。見込み客を集められているのに売り方を間違っているために、売れないってやつです。ショップオーナーにとっては「即現金」は嬉しいことですが、商品によっては、購入までにステップを踏まないと売れない商品ってあるんですよね。
わかりやすい例で言えば、分譲マンションや自動車とかの高額商品(買回り品)ですかね。ネットショピングでカートで買うなんてことしないじゃないですか。「南新橋ロイヤルハイツ3101号(ペントハウス)が、今なら10%OFFの9000万円!」とか、「プリウス、2時間以内に買うと送料無料!」とか。
見込み客を集めて成約に持っていくような、いわゆる2ステップ・マーケティングを適用しないと、なかなか売れない商品もあります。だから、もし「商品が売れない・・」って場合は、その線も考えてみても良いと思います。テレビやラジオ、雑誌で紹介されても、売れない商品は売れないんです・・・悲しいかな、商品力は限りなくゼロ、何の魅力なし、100%不要不急の商品もあるのです。あきらめましょうw
ごくまれに、「ゴルフが下手なのは道具のせい」というように、販売ツールのせいにする人がいますが、それは間違ってますよ。売れないのは、ショップサーブのせいでも、カラーミーでも、Makeshop(メイクショップ)でもないです。売れるか売れないかは経営者の実力にかかってるだけです。
ま、人やモノのせいにしたい気持ちはよくわかりますし、日常的に人やモノのせいにしてますよ。人間ですから。はい。