20代前半の知り合いが起業したんです。
と言っても、開業届けなんて出さず。そりゃ、金になるかどうかもわかんないのに開業届けを出すなんて順番逆ですよね。
開業届けは、「事業を開始した1カ月以内が提出期限。」とは建前で、実際は、そんな細かいこと言われません。
「これは儲かってきそうだ。」と思った時点で出せば良いわけで。
さて、秋から冬にかけて、不思議なんですが副業や起業の熱が高まっているような印象です。
「起業熱が高まるのはいつなのか?」と色々検索していたら、自分のブログ記事(ショップサーブの無料セミナーが満席になった。)なんてゴミのよう記事が出てきて恥ずかしい思いをしております。
大金をかけてしまう
何万円、何百万円をもって大金というかは別にして、無計画に金をかけてしまうパターンですね。
確実に投資が回収できることが見込める場合は、300万円だろうが1,000万円だろうが投資しても問題ないはずです。
でも、初めての起業となると回収できるかどうかは「イチかバチか。」なら、まだマシですが、情報不足や勉強不足が原因でまんまと騙されて、本来必要である金額の5倍も10倍も払ってしまう失敗例も多く見かけます。
フランチャイズなどは、このタイプの失敗が多いでしょう。
フランチャイズは、基本、フランチャイジーが儲かる仕組みですからね。
どこかのお弁当チェーンも経営が苦しい直営店を、美辞麗句を並べた広告でカモになるオーナーを探していますね。
定年退職して、それなりに貯金を持っているけどビジネス系の知識がない人などは、まんまとやられています。
「金だけ持っている」中高年はカモの大群に見えているのでしょう。
不向きな業種を選んでしまう。
昔、潜入したセミナーで、ちょっと怪しい感じの講師が「パソコン苦手なのにパソコンで起業しようなんて思っちゃダメですよ。」と、まともなコトを言っていたので感心してしまいました(^^)。
これ本当です。
「料理人は、料理が得意な人がなる職業。得意でもない人が作る料理はまずくてお店も儲からない。」99%当てはまると思います。
人ぞれぞれ「向き不向き」ってありますから、向いているジャンルの中から選ばないと、最初は勢いでやれても、続かないです。
個人的にも経験があります。
ちょっとウェブサイトが作れたりネット販売ができたりするからと言って、調子に乗って、プログラミングのスキルがいるビジネスに手を出したところ、手に負えず100万円を捨ててしまった経験があります。
スキルが全然追いついていないどころか、足元にも及んでいなかったのね・・・
あなたの苦手センサーが反応するような業界やジャンルは選ばないことですね。
オワコン業種を選んでしまう。
ネット販売も含めEC業界は成長産業というのは周知の事実です。
旅行業界や観光産業などもどんどんもりあがっていますよね。(あ、今はコロナでダメですけど・・・)
その一方、どんどん衰退している業種もあります。
何がありますかね・・
少子化なんで子供向け、普通の学習塾とか厳しいでしょう。
ペーパーレス化で出版や印刷もどんどん衰退します。
知人の知人の超老舗の印刷会社も3代目か4代目かで廃業するっていってましたから、よほど厳しいのでしょう。
もちろん、衰退産業の中でも、切り口次第ではやっていけないこともないでしょうが基本逆風ですからね。
やっぱ成長産業の追い風の恩恵は受けたいところです。
タピオカのような短期的なブームも、波に乗るタイミングさえ良ければ自動でもうかりますからね。さっと儲けてさっと逃げる。
ここまでで、ひとつルールができそうですね(^^)
楽して儲けたいなら「得意ジャンル」+「成長産業」
これがバチっとハマると楽に儲けられます。
妄想だけで終わる・・・
これだけは避けたい!
やらないで後悔するより、やって後悔。
「妄想したり、友人知人で与太話で盛り上がったのがきっかけで本気で考えだした。何か月も考えたけど、結局やらなかった。いまだ手を付けていない。」
多いですよね。
妄想段階では結構イケてると思った起業アイデアも、ネガティブ要素が1個2個と見つかる度に、だんだん熱も冷めてくる。
気がつけばできない理由や、やるべきではない理由などで頭の中がいっぱい。
結果ノーアクションで終わる。
そういう人は、ハンドメイド作品を1つ企画して製作、販売までをやってみると良いですね。
起業の超ミニマム単位です。
「こんなモノ売れるかも?」と言った妄想から現実世界で形を作るまでの流れを体験してみるのが良いですね。
そこでいろいろ学ぶことがあると思います。あとは、その規模が変わるだけの話ですからね。