ネット販売(Shopifyで運用中)をやっている関係上、電話というアナログな手段が嫌いなんです。
いや、正確には嫌いだった・・・
ヤフーショッピングに出店したときなど、ひどくて、広告やらSEOやらワケのわからん「うざい営業電話」がじゃんじゃんかかってきたものです。
電話って時間の無駄。
貴重な時間を奪われる。
そんな思いがあって、電話はとことん排除してきました。
だから、自宅に固定電話などあろうはずもないです。
でも、最近、「営業電話をあえてとる」という奇行を楽しんでいます。
世のため人のため?
0120番号からかかってくる電話って、基本内容がないよう、です。
営業電話100%です。
でも、あえて取るようにしています。
本日電話がかかってきたのは新生銀行さん。
0120だったんで、内容がないのはわかっていましたが、あえて取りました。
すると、SBIグループになった新生銀行から「金融商品ご検討であれば店舗で担当がついてお話聞きますよ。」ってな内容でした。
「外貨預金の金利も上がってますし。」といったウリ文句などもありました。
ま、そんな内容はどうあれ、「電話を受けて話の相手をしてるだけで彼の仕事を創出している。」と考えると、なんか素敵じゃないですか?
もちろん、0120という表示がされた段階で拒否することはできますし、電話をとって「新生銀行の◯◯と申します。」と聞いた瞬間に、「今お時間大丈夫ですか?」→「無理!」と速攻切る選択もあるわけです。
でも、営業電話をかけてきている彼の立場になって考えてみると、気楽に会話に応じてあげれば、彼も「仕事した感」があるんじゃないだろうか、なんて思っちゃうんですね。
ブチブチ切られてたら病んでしまいそうですしね。
求人媒体から営業電話
偶然にも、新生銀行からの営業電話の数分後、今度は求人媒体の担当者から電話が・・・
「重なる時は重なる」あるあるです。
担当者君は実際に会ったことはないですがウェブミーティングで面識があります。
画面上の彼しか知らないですが、いい感じの人だったので電話はちゃんと受けました。
案の定、「そろそろ求人いるんじゃないですか?」的な営業電話でした。
ウェブミーティングで面識があるんで、業務内容以外の雑談なんかをして電話を切りました。
「営業電話をかけて迷惑がられてすぐに切られる。」とか、やっぱメンタル的にキツイと思うんですよね。
だから、「快く電話を受けて一通り喋って切る。」というのが最近の趣味です。
日本語の練習にもなりますしね。
日本語の練習
日本人でなりながらネットの仕事オンリーだと、当社は特に通販なんで、人と面と向かって喋る機会が減ります。
極端に減ると、驚くことに、日本語会話が下手になるんです。
究極まで行くとコミュ障になるんです。
同じネットの仕事でもユーチューバーで喋っている人なら、日本語にトラブルは出ないと思いますが、ずっと画面だけの仕事をやっていると、たまに人と喋ると言葉が出てこなくなったり、途中で何を話していたかわからなくなったりします。
そういった意味で、喋る機会の少ない人は、うざい営業電話でも受けて日本語の練習をしたほうが良いかもしれないです。
営業電話の断わり方
そうは言っても、着信があった瞬間、出たくないなって営業電話はあります。
某電気会社Hなんですけどね。
電気だけやってりゃいいのに、他にも事業をやっていて、あれこれ営業してくるわけです。
ま、それも受けておしゃべりを楽しむってのもアリですが、H社は、どうもアホが多いらしく、電話の話始めからして気に入らないんです。
そこで、秒で断れるフレーズがあります。
ぷるる~
「◯◯さんのケータイでお間違いないでしょうか。」
「違いますけど。」
「申し訳ございません。」
以上ですね。
営業電話がかかってきて名前を言われたときは「違います。」と無理やり間違い電話にしてしまえば、相手もそっこう切りますよね。
電話番号が変わるのは珍しくないですから。
こちらの名前を知らずかけてくる営業電話の場合は、「すみません。こちら【介護老人ホーム】なんですけど、どちらへおかけでしょうか?」みたいなのが面白いですね。
【◯◯◯】の部分は、お好みに応じて変更すると良いです。
「すみませんが、こちらラーメン屋なんですけど。」とか、「すみませんが、こちらNPO法人なんですけど。」など、営業する商品やサービスとは全く相い入れない業種を名乗れば、相手も「あ、無理」って思いますしね。
営業電話かけたくない
どこかの企業に就職して、その業務の一環として「営業電話をかけろ。」なんてこともあるでしょう。
キツいですよね。
やりたくないことをやらされることほど嫌なことはないでしょう。
いくら給料をもらえるからと言って、嫌なことだけで1日を過ごすのは拷問以外の何ものでもないと思います。
もし、就職なり転職なりした企業で「営業電話かけろ」がメイン業務だったりノルマがあったりして、しかも、それをやりたくないって場合は、選択は2つ。
1つ目は、辞める。
2つ目は、あえて、その業務命令に乗ってみる。
「営業電話なんかしたくない。」と思っている自分が、「あえて営業電話をしてみたらどうなるか?」という実験です。
意外や意外、楽しめるかもしれませんよ。
個人的な経験では、電話は嫌いだったんですが、ネット通販(Shopify)で電話注文を受けている時期があったんですね。
すると、いろんな地域のいろんあお客さんから電話がかかってきて楽しいのなんの。
東北のお客さん(高齢者)から電話がかかてきたときなんか、「何言ってるかわかりましぇ~ん。(><)」でしたから。
注文をメモるのにめちゃくちゃ苦労しましたね。
同じ日本国内なのに、日本語がわからないという状況です。
営業電話のコツ
「営業電話で営業をかけて売り上げを作って成績を上げたい。」なんてときは、上手な営業電話をするのが良いですね。
上手な営業電話とは、ずばり「相手の懐【ふところ】に入る」です。
「懐に入る」とは、要するに「気に入られる」という意味です。
気に入られるためにはどうすればよいか。
相手が喜ぶことをすれば良い。
人間単純で、相手の好きなことを話題にすると喜ぶもんなんです。
保険の外交員が、「将棋好きのじいさんに保険に入ってもらいがために将棋を勉強して、対戦をお願いして仲良くなった結果、契約が取れた。」みたいな話です。
もちろん、仕込みとして相手の興味をリサーチすることは大事ですよ。
今は、ウェブの情報が豊富ですから、ある程度リサーチすることはできます。
ま、それもバレてしまうと元も子もないですが。
例えば、当社の求人に応募してきた人が、徹底的にウェブサイトを見て、「いかにもその業界に興味あるか。」といった内容の自己PRを書いてきたことがありました。
読んでいると「この人いいじゃん。」って一瞬思えるんですが、なんか引っ掛かりがあって、面接すると案の定です。
バレるときはバレます。