伝え方が9割パート2の書評その2。あまりに刺激を頂いたので「つづき」ができてしました。ECサイト運営者としては、この本から、「なんとか売れるキャッチのヒントを得たい!」ともくろんで読み切りました。
後半に出てきた「頂上法」。これは、「日本一」、とか「ランキング1位」「店長のイイチオシ」など商品群の中で頂上に位置することを表現すると「人は動きます。」とのことですが、残念ながら通販業界は「それら」であふれてかえっているので、もはや何も感じない消費者も増えている印象です。
これは以前にテストしてみたことがあります。「日本一」「ランキング1位」「店長イチオシ」。そのまんまですが、特定の商品にこの頂上ワード3発をぶち込んで売り出してみたところ・・・
変化なし…orz
ま、「そんな謳い文句つけただけで売れたら誰も苦労しないわ」って話です。
でも、その手前の「合体法」は、本書を読めば理屈はわかりますが、後は、どんな「別軸」を付け加えるかは考えた者勝ちです。
例にあげられている「巨大」「大きな口」「野球ボール」「重量級」「男の」といった言葉は「大きなたこ焼き」に合体させるための別軸ワード候補なので、これをそのまま自社製品にくっつけても意味がないです。ここは自分で脳に汗をかくところですね。
さらに戻って、今度は「赤裸々法」。これは、身体の反応を言葉に言い換えるという技術です。就活中の女子大生が、面接官から「憶えてきた内容をそのまま言ってるだけだよね?」的なツッコミを入れら、「とっさに返した言葉で内定が決まった」という下りは、ちょっと感動的でした。
この赤裸々法は、感情に訴えるには効果的なので、どちらかと言うとキャッチコピーよりは、サブキャッチや説明文などに応用がききそうです。「伝えたい言葉」+「赤裸々ワード」この足し算も憶えておきたいですね。
頭が真っ白になり、手足は震え、鼓動は早まり喉が渇く「えびせんべい」。
食べてみたい・・・