九州に、トップセラーを使って月商4000万を超えるサイト(ベッド専門)を運営している個人さんがいるように、トップセラーはやり方によっては確実に稼げます。
もちろん、ド素人が、いきなり4000万とかは無理です。
1ヶ月目の収入は0円、2ヶ月目は500円、半年で月5000円、1年後には月に2万円~
うまく行けばそんな感じです。
繰り返しますが、いきなりは売れません。稼げません。
成果の出やすいやり方、ダメなやり方があります。
いくつかのスキルを身に着けてコツコツ取り組むことで、じわりじわりと収入を増やすことができるのがドロップシッピングのECサイト運営です。
必要なスキルは3つだけ
プログラマーになろうと思えばみっちり勉強して、仕事としてできるまでに最低1年です。
でも、ドロップシッピングのECサイトを作るためのスキルを身につける期間は早い人で1日。
遅い人でも10日もあれば十分です。
スキルといっても3種類しかありません。
通販システムのオペレーション・スキル
今回はShopifyという通販システムを使っていますが、このような通販システムを操作して商品を登録したり画像を登録したり、あるいは注文が入ったときに処理するのがオペレーション。
当社のアルバイトさんでもできる簡単なスキルです。
エクセルのスキル
エクセルのスキルと言ってもごく一部の機能しか使いません。
以下に全部紹介しています。エクセルに慣れてない場合は、最初は難しく感じるかもしれませんが、10回繰り返してやれば屁のように簡単に感じるようになります。
あとはコピペができたら完ぺきです。
日本語のスキル
後でも触れていますが、メーカーが提供する商品名や説明文をそのままコピペして使っては「同じことをやっているお店」と同じ情報になります。
メーカーが提供する商品情報に、集客できる言葉を多く詰め込んで、販売商品にオリジナリティーをもたせる必要があります。
例えば、「5年保存水」という商品を提供しているメーカーがあります。
でも、メーカーが提供する情報には「保存食」「非常食」という言葉が使われていません。
保存水は「食」ではありませんが、広い意味での「保存食」や「非常食」です。
ですから、メーカーもそれなりに集客のための言葉を頑張って入れてくれていますが通販のプロじゃないので抜け落ちがあるわけです。
そういた不足してるであろう集客のためのワードを追加していくことで、オリジナリティーのある商品情報が作れます。
そして、ただコピペしただけの他店とは確実に差別化ができるのです。
それをするためには日本語のストックができるだけ多い方が良いです。
普段からネット情報を検索したり本を読んだり、とにかくインプットに努めてください。
トップセラーで稼ぐための鉄板3原則
トップセラーで稼ぐために押さえておくべきポイントが3つあります。
1.品数
2.コピペNG
3.利益率の高い通販システムの利用
品数
10点20点とかじゃダメ。そんな品数じゃ10年たっても1円にもなりません。
最低1000点。
300セレクトは練習には良いです。
最終的には2万点くらいを目指したい。
このやり方で2万店くらい達成したときには、少なく見積もって「月に10~30万円くらいの収入(利益)は可能では?」って思います。(経験則ですが)
コピペNG
トップセラーの商品は全部コピペで使っても構いません。
商品名も説明文も商品画像も全部コピペしホーダイです。
しかし!です。
トップセーラのデータ、そのまんま通販サイトに載せると、同じことをやっているお店と 100% 内容がかぶります。
他のお店とまったく同じ商品ページをコピペしたのと同じです。
だから、後から参入するECサイトは、検索上も不利で、埋もれてしまってアクセスも売上もなかなか取れない状況に陥ります。
そこでやるべきなのが、「あなたオリジナルの商品情報にしてしまう」ということ。
例えば、次のような商品があります。
商品名は「【尾西食品】 アルファ米/保存食 【白飯 100g×50個セット】 日本災害食認証 日本製 〔非常食 アウトドア 備蓄食材〕〔代引不可〕」
「尾西食品」と検索する人は多いでしょうか。
「代引不可」と検索する人はいるでしょうか。
いないか、少ないかですよね。
そういった情報は削除します。
そして、この商品は50個セットです。
「まとめ買い」とか「買いだめ」という言葉が使えますよね。
そこで商品名を変更します。
「保存食まとめ買い【白飯 100g×50個セット】 日本災害食認証 日本製〔非常食 アウトドア 備蓄食材〕 」
このように、ほんのちょっとの変更だけで、あなたオリジナルの商品名(タイトル)になります。
つまり、ネット上には1つしか存在しない商品名になったわけです。
商品名や説明分は自由に変えても大丈夫です。
ただし、メーカー名が「尾西食品」なのに「無添加食品工房オニーシ」など架空の名称や、外国産なのに「国産」など、消費者を騙すような文言は入れてはいけません。
利益率の高い通販システムの利用
「とにかく『楽して』トップセラーから大量の商品をダウンロードしてネット販売をしたい。」
そんな場合は、Makeshop(メイクショップ)がおすすめです。
商品登録数の制限1万点で月額1万円とかなり費用はかかりますが、1万点を楽に運用できます。
以下で説明する操作は不要です。
でも、月1万とか痛いですよね。売れるか売れないかもわからないのに月額1万円は避けたいですよね。
トップセラーも月額で費用(2万点セレクトで月約5000円)がかかりますから、通販サイトのコストはできるだけ安く済ませたい。
そこで、低コストでドロップシッピングをガチる派にオススメしたいのがShopify(ショッピファイ)。
カナダ発の通販システム(日本語版)です。
月額約3000円ポッキリで商品登録数は無制限。トップセラーのMAXプラン35万点でもいけちゃうワケです。
なんなら、NETSEA(ネッシー)の直送可商品(47万点)やスーパーデリバリー(審査あり)の直送商品もどんどん詰め込むことができます。
ヤフーショッピングも出店料無料で商品登録数は無制限ですが、結果的に、1個の売上に約10%の手数料がかかります。
ただでさえ、利益率の悪いトップセラーですから、余計な費用の発生はおさえたいところです。
また、当サイトで以前紹介していた「カラーミー」も、昔は「安さ」をウリにしていましたが、現在は大幅値上げ。
今となっては使うメリットが見当たりません。
EC業界の変化は激しく数ヶ月で状況が変わることも珍しくありません。
ただ、Shopifyに関しては、「アマゾンキラー」を言われるほど、世界的にもっとも使われているシステムで、国内の通販開業サービスより2年も3年も先に行っている感じがします。
これから国内の通販サービスがShopifyに「追いつけ追い越せ」状態になります。
日本のガラケーの例に見るように、国内のネット販売システムは、若干ガラパゴス気味です。
オンワード(https://www.onwarddd.com/)など大手通販もShopifyで通販サイトを新設するなど、Shopifyへユーザーがどんどん流れている感じです。
代引き決済は不要
ネット販売が始まった2000年代、代引きで買う人の割合がすごく高かったのですが今は超少数派になっています。
今でも代引きを使う人は、クレジットカードを持っていない人や中年~老人世代だけになってきました。
同じ中年~老人でも、ネットショッピングをする人はクレジットカードを持っています。
なので販売サイトの決済手段に「代引き決済」は不要です。
というか、そもそもドロップシッピングで代引きを採用する場合、かなり面倒です。
商品を出荷するメーカー側が運送会社と代引きで発送する契約をして、メーカー側で代金を一旦回収します。
そして、1ヶ月分の回収金額を販売店側に振り込んでくれます。
その一方、販売店側はメーカーに仕入れ代金を支払います。
「メーカー」→(¥)→「販売店」
「販売店」→(¥)→「メーカー」
メーカーは「代引で出荷する」という習慣がありませんので、代引きを新たに採用する場合、事務作業が煩雑になるので嫌がるメーカーがほとんどです。
自分が在庫を持って代引きで発送するのは簡単ですが、「無在庫」という条件でしかできない人は、代引きのことは忘れてしまって構いません。
トップセラーの伝票表記について
少し前に、よく聞かれていたのが、お客さんに送る際の伝票の表記です。
トップセラーの配送方法3つあります。
1.倉庫
2.直送
3.特配
1.倉庫は、トップセラーの倉庫から配送されるので伝票の送り主の欄は「あなたのショップ名」になります。
2.直送は、トップセラーに商品を提供しているメーカーから直送されるという意味です。 伝票の送り主の欄は「あなたのショップ名」 です。
3.特配は、あなたのショップ名は記載されず「トップセラー」や「○○食品」などとなります。
ここでよくある心配ごとは、「ショップ名AAA」で買っているのに「○○食品」から商品が届けられると、「お客さんはびっくりするんじゃないか?」「怪しく思うんじゃないか?」といったものです。
私自身、20年以上ECサイトを運営していて、メーカー直送を何万件と発送してきましたが、ショップ名と配送主名が違うことでトラブルが起きたことはありません。
お客さんは、「買ったものが届けば」それでいいんです。
余計な心配はいりませんが、どうしても心配という場合は、「特配(送り主がトップセラーやメーカー名)」で注文したお客さんには、「メーカー名でのお届けになります。」と一言連絡を入れておけばOKです。
トップセラーの送料は配送区分についてはこちらに詳しく書いてあります。
Shopifyへの商品登録の肝はエクセル
さて、本題です。
通販システムに商品を登録する方法は2つあります。
1つ目は、1個1個登録していく方法。この方法で1万点登録しようと思うと何年かかるかわかりません。
ドロップシッピングをガチる派は絶対にやってはいけない方法です。
2つ目は、一括登録。
1万点だろうが10万点だろうが秒で終わります。
だから、今回紹介するのは一括登録の方法です。
ただ、トップセラーからデータをダウンロードしても、そのまんまShopifyには登録できません。
パソコン上でエクセルを使って、Shopify専用のデータ形式に変換してから登録します。
「一括登録を制す者はドロップシッピングを制す!」と言っておきましょう。
トップセラーがあらかじめデータを作ってくれているわけですから、ECサイト運営者としては、新規で写真を撮影したり画像編集する必要もないし、説明文を作る必要すらありません。
さっき言ったように、タイトルをちょこっと変えてやる程度です。
データを通販サイトにポンと放り込むだけで1000点ショップだろうが2万点ショップだろうが一瞬でできあがります。
Shopify商品画像なしで画像一括登録の神ワザ
商品データを一括登録するとき、商品写真も一括登録する必要があります。
通販システムには、ショップサーブ、カラー・ミーショップ・プロ、ベイスなどいろいろあって、それぞれ画像の一括登録の方法が存在します。
でも、Shopifyの画像登録は画像を一切扱わず画像が一括登録できます。
通常、通販サイトを作る場合、商品画像などはパソコン上で扱って「それをアップロードする。」という作業が発生します。
でも、Shopifyはその作業がゼロです。
具体的には、商品登録用のデータ一覧ファイルにトップセラーの画像URLを指定するだけで勝手に取り込んでくれるんです。
ファイル上には、このように「この商品の画像はここにあるよ。」と入れてやるだけでShopifyが勝手にそのデータを取り込んでくれます。
ですから、トップセラーからダウンロードしたデータには「写真データ」と「item.csv」というファイルがあります。
でも、写真データは捨てます。
ファイルだけを編集すれば済むので、とってもスマートに一括登録の作業ができます。
トップセラーからShopifyへのデータ移植方法
トップセラーのデータをダウンロードしたら「item.csv」だけを残して他は削除します。
そして、このファイルを編集していきます。
ちなみに、ダウンロードする前に画像データを「含まない」にチェックを入れると商品データのファイルだけをダウンロードすることができます。
ステップ1 不要なデータを削除
さらに、作業をしやすくするために、トップセラーの商品データファイルの不要な箇所を全部削除して販売のために必要なデータだけにします。
丸で囲った部分が使うデータ。それ以外は削除。
右側に隠れているQ列以降のデータも全部削除します。
ステップ2 画像URLの調整
トップセラーの画像URLは横に並んでいます。
これを縦に並び替える必要があります。
エクセル上でのコピペですが、わりと簡単です。
ステップ1で残したトップセラーデータを元に、Shopifyに一括登録するためのデータを作り込んで行きます。
例えば、画像URLが4つある場合、特定の商品データの下に3つの空行を作ります。
そして、画像2~4の3つをコピーして、K3に貼り付けます。このときに貼り付けのオプションで「行/列入れ替え」を選びます。
するとこのようになります。
これを商品毎にやっていきます。
画像URLが3つのものは2つ行を追加。
画像URLが6つのものは5つの空行を追加。
商品100点ある場合は、一個一個作業をしていきます。
なかなか骨の折れる作業ですが1回だけやれば良い作業なので、「1日30件」「1日100件」など自分でノルマを決めてやっていくと良いです。
こちら↓が不要データを削除している作業風景です。5点ほどの編集で約3分。100点なら1時間ですね。ちなみにエクセルの達人ではないので操作はのろいです。
ステップ3 Shopify用データの作り込み
パソコン画面の左側にトップセラーのデータ、右側にShopifyのデータを並べて、右から左へとデータを移植していきます。
ステップ4 コピペは7箇所だけ
Shopify用のテンプレートCSVを開いたなら、そこにコピペするのは7箇所(7列)だけです。
A列(Handle):品番でOK
B列(Title):商品名
C列(Body):説明文(HTML可)
D列(Vender):ショップ名(Shopify初期設定の)
T列(Varient Price):販売価格
Y列(Image):画像URL
Z列(Image Position):上から1、2、3・・で良い
テンプレートを使って、せっせと一括登録のデータを作っている作業風景がこちら↓
ステップ5 カテゴリ名
7箇所と言いましたがウソです。
F列にカテゴリ名を入れてください。
入れなくてもとりあえずは登録できますが、登録後にカテゴリ分けをしやすくするために「Tags」のところに、適切なカテゴリ名を入れておけばスムーズになります。
ステップ6 完成形確認
完成形はこのようなイメージになります。
一行しっかりデータが入っているのが1つのアイテムです。空欄は画像ファイル用の行です。
1アイテムのデータは右から左端まで全部コピペしてください。「TRUE」や「FALSE」など意味はわからなくても大丈夫。
Shopifyに一括登録
CSVファイルが完成したならば、Shopifyの商品管理の「インポート」からCSVファイルをアップロードします。
画像のアップロードは不要ですよ。(画像一括登録の神!)
CSVの商品データを放り込むだけで、商品写真付きの販売ページが自動的にできあがります。
うまく行かない場合は、メールでエラー箇所の指摘が届くのでチェックしてください。
以上のやり方を完ぺきにやれば、まずエラーは発生しません。
一括登録用のファイルを作って、Shopifyに登録しているようすがこれ↓
今回、5点だけの一括登録でしたが、100点でも1000点でも同じです。
一括登録のCSVファイルさえ作ればポチッとするだけで、一瞬で販売ページができあがります。
まずは月1万円の収入
繰り返しになりますが、トップセラーで稼ぐためには、「最低1000点以上の商品」「データのオリジナリティー」「利益率の高い通販システム利用」です。
「ローマは一日にして成らず」という言葉があるように、販売点数1000点のネットショップを作るのは、スキルレベルによりますが1ヶ月~半年くらいはかかります。
パソコンの各種操作に慣れている、かつ、ネットの販売システムも使い慣れているような人は、時間さえあれば1日100点くらいの登録は余裕でできます。
早い人なら数時間で1000点ショップを作ることができます。
しかしながら、ベイスもShopifyもスマホでお店構築はできるのですが、トップセラーのドロップシッピングのサイトを作るときは、パソコンがないと話になりません。
もちろん、運用段階になると受注や発注作業はスマホ1台でできます。
このコンテンツはWindowsを利用していることを想定して作っていますが、Macでもエクセルは使えますから、なんら問題ないかと思います。
1000点ショップはかなりの道のりになりますが、1度達成してやれば、あとは受注処理やちょっとしたメンテナンスだけです。
どんどん商品を追加することで、安定的に収入がえられるようになるのも夢ではありません。
ビジネスとしては即効性はありませんが、じっくり取り組むことでスキルも身につくし収入にも繋がります。
ぜひ、楽しんでやって欲しいと思います。
カットした初歩的なこと
今回の解説は、通販システムのShopifyに申し込んだり操作したりといったことはカットしています。
Shopifyは「メアド」「クレジットカード」「銀行口座」があれば、誰でも申し込めます。
管理画面も直感的に使えます。最初は難しく感じますが、いろいろいじくっているうちに慣れてきます。
操作を誤って爆発したり故障したりすることもありませんので、安心していろいろいじくってください。
その上での、今回の一括登録です。
一括登録を制すものはドロップシッピング制す!