本店サイトをショップサーブで運営しつつ、ヤフーに出店してみたのでリアルにその体験談です。
2013年の無料化をきっかけに出店したので、かれこれ8年になります。(2021年現在。)
さて、どうなったのか!?
実は、その前の有料時代に(2008年くらい?)にも2~3年出店していたのですが、全然売れなかったのであえなく退店しています。orz
大損こきました(^^;)
8年間の感想
結論「売れています。利益もしっかり出ています。」
コロナの巣ごもり需要も関係しているとは思いますが。
ただし、アマゾンや楽天や本店サイトのような売れ方はしませんよ。
「ヤフーショッピングらしい売れ方」と言えばよいでしょうか。
出店料やロイヤリティーは0円、各種手数料で10%程度なので1点でも売れると確実に利益が出ます。
楽天のように「数は売れて忙しいけど利益が全然残らない。」なんて悲惨なことにはなりません。
すべて棚ボタです。
そこが狙いです。
それでも、ヤフー単体で月商100万くらいに到達することもありました。
利益は20万~30万くらいでしょうか。
でも、ヤフーストア1本で行こうなんて、さらさら考えていないです。
あくまでサブ。
棚ぼた狙いですから。
楽天に出店しても確実に売れない商材だから、ヤフーで「たまたま売れる」のを待つだけというスタンスです。
びっくりするほど売れたり、売れなかったり、するわけじゃないけど、それなりに売れる。
当店の場合は、そんな感じです。
商品数と作りこみが決め手だった。
さて話は本題。
出店していきなり売れ始めたか?というと、ノー。
当店の場合、ヤフーストア専用に人材を雇うワケにいかず、ショップサーブのウェブ担当に「空いた時間で作っていってもらう。」というスタンスを取っていました。
だって、ヤフーに出店して売れるか売れないかは、事前にはわからないじゃないですか。
そこに人材1人投入するなんて、そんな危険なことはできないです。
結果、まともなショッピングサイトになるのに2、3年かかったと思います。
そもそも「売れたらいいな。」くらいの感覚だったのでコツコツ構築していきました。
商品数も1000点以上、画像や説明文なども作りこんでショッピングサイトらしくなってから、ようやく売れ出した印象です。
余談ですが、2018年まで「ストア名で検索」という機能があったんですが廃止されましたね。
これで新規店舗を知ることが難しくなったんですが、何かを検索したとき、結果の一番最後を見ると、だいたい「商品写真なし」のページお店が並んでいます。
「商品写真がない」のは検索では明らかマイナスに働いているってことですね。
出店しない理由がない
出店に費用はかかりません。0円です。(最低でも、各種手数料5、6%はかかる。)
迷う理由ないですよね。
でも、出店しなければ売り上げは0円です。
出店するリスクはゼロ。だから、ネット開業したい人は「ヤフーは必ず出店しておくべし。」だと思います。
もちろん、売る商材がある場合ですが。
「売るものがない!」なんて人は商材探しからですね。
でも、やはり、楽天や自社サイトに比べると売れ方は弱いので、あくまで「サブ」扱いにして、メインは、楽天やアマゾンに出店できるなら、そっちにエネルギーを注いだほうが良いです。(楽天はオススメしないけど。)
楽天やアマゾンのハードルが高いなら、ショップサーブなどで必ず自社サイトを作っておくべきだと思います。(2021年以降は、Shopifyも検討すべし。)
初めての開業なら1店舗を作るのにも大変な思いをするかもしれませんが、慣れてくると1人で5店舗10店舗運営することも可能です。
今は、1店舗だけで勝負するなんて古い時代の話です。
「副業」ではなく「複業」なんて言われますが、ネットショップも複数運営するのが当たり前の時代です。
おっと、話がそれていましましたが、個人的にはヤフー出店は正解でした。
ですから、お店づくりをしっかりした後、1年くらい運用してみて結果が出なければ、需要がなかったと思って退店しても良いと思います。
実は、1年経っても結果が出てない店舗も持っていますが、別に閉店しなくても困らないので放置しています。
ただ、たまに注文が入ると、あたふたしてしまいますが。
ネット販売の業界に本気で入りたい思っているなら、ショップサーブで自社サイトを立ち上げて、ヤフーにも出店、余裕があれば楽天やアマゾンにも出店。
トップセラーはこのテクニックで
在庫を持たずにネット販売ができるトップセラー(topseller)を使っているお店も増えてきましたね。当店も多少お世話になっていますが、トップセラーを使う場合、絶対にやってはいけないのが「提供データそのまま載せること。」です。
何も考えず、提供データそのまま載せてしまうお店も多いですが、そんなことをすると結局、力のあるお店が上位にきて、お客さんには選んでもれないということになります。
それを回避する方法は「オリジナル」。
トップセラー提供のデータを元にオリジナル・コンテンツに変化させます。
具体的には言葉を変えるだけ。
商品名も(可能な範囲で)検索にマッチするよう変えるのがコツ。
自分の言葉で商品説明なども組み立てていきます。
トップセラーオリジナルの情報が必ずしもSEO的にベストではないですよね。
そこを、こちらでアレンジしてしまうのがポイントです。
最初は多少時間がかかりますが、一度作りこんでしまえば、後はほったらかしで注文を待つだけ。
ヤフーショッピングありがたし、です。
あくまで個人的な体験談です。
売れる商品は売れますし、ダメな商品は売れません。
売上は、商材にもよるし、運営方法にもよります。
100%失敗する2パターン
実は、ヤフーショッピングに出典しても失敗するパターンて決まっています。
1つ目は、オリジナル商品。
ブランドがない商品は、そもそも検索されないので売れません。SEOの力があれば、ちょこっとは売れるかもしれませんが、見てもらうための施策が高度過ぎて素人には無理です。
2つ目は、スキル不足。
ヤフーストアでは、HTMLなどを使いながらサイトを構築しています。
立ち上げ当初は、相当な時間ページ編集、お店作りにエネルギーを投入することになります。
それらを理解したうえで、取り組める人材がいないと、まともなお店にすることもできません。
この2つの条件をクリアしていれば、ヤフーストアはアリです。