オリジナルのデザインTシャツをネットで販売する方法

Tシャツ販売方法

毎年、5月あたりから夏のような気温の日があったりすると、Tシャツが欲しくなりますよね。

Tシャツといえばシルクプリント!?

「デザインから始まって金型(プラ製もある)を作って、数十枚単位でプリントして製作。」というのも古いやり方かもしれません。

今は、デザインをネットでぽいっと送れば、1枚からオリジナルTシャツを販売できます。

しかも、在庫を持たずドロップシッピング(顧客直送)。

オンデマンドでTシャツ販売ができるメジャーなサイトは4つ。

1.Tシャツ・トリニティー(ttrinity.jp)
2.スズリ(suzuri.jp)
3.アップT(up-t.jp)
4.クラブT(clubt.jp)

落とし穴に注意

「オンデマンドで1枚から販売ができる。在庫を持たなくて良い。」

これだけ聞くと、副業にもピッタリなので「やってみたい。」って思いますよね。

ところが、実際には、ちょっと困ったこともあるんです。

それは納期。

注文した翌日に商品が届くのが当たり前のようになった、日本の通販事情ですが、これらオンデマンドのオリジナル商品は、早くて1週間くらいかかります。

ある意味オーダーメードですから、仕方ないのですが、他のショッピングに比べてあまりに遅く、すぐほしいのに「は!?10日後?」なんて話になるわけです。

Tシャツ・トリニティーで作ってみた

印刷品質などをチェックするためにTシャツトリニティーで自分用のオリジナルTシャツを作ってみました。

届くの遅い遅い・・・

2週間くらいかかりましたかね。

しかも、上記の写真のように、割れ物でもないのにガチガチ梱包過剰包装

トップブランドからの荷物が立派な箱に入っているならわかりますけどね。

さらに、郵便受けに入れてくれりゃいいのに手渡しです。めんどうくさい。

印刷クオリティーは「まずまず。」でしたが、納期があまりに遅いので、Tシャツトリニティーを販売のプラットホームにするのはあり得ないですね。

アップTで作ってみた

オリジナルTシャツのオンデマンド新参サイトの、オリジナルTシャツ製作「Up-T」」でも作ってみました。

ここは3~4日くらいで届きました。

早いです。

おそらく、「オンデマンド新規参入なのでユーザー数がそれほど出ない。」のが理由ではないかと思います。

ヤマト運輸のネコポスで郵便受けに入ります。

ビニール系の封筒にTシャツがそのまま入っていました。

個人的にはこのシンプル梱包は、ゴミが出ないの好みです。

印刷クオリティーも普通で、ぜんぜんアリですね。

ちなみに、up-Tは、石川県に本部を置く、創業60年以上の繊維専門の企業「丸井織物株式会社」。

「オンデマンドTシャツ販売プラットホーム事業部」的な、社内のプロジェクトの一環なのでしょう。

もともと、繊維専門なので無地のTシャツなど、とても安く仕入れられるのではないかと思います。

オンデマンドのデメリット

Tシャツのオンデマンド印刷に使われているのはガーメントプリンター。

このようなやつ↓

ブラザーガーメントプリンター

Brother以外、エプソンなど、いろいろなメーカーも出していますが、家庭用のプリンターを大型化したようなものです。

家庭用と同じく、プリンターのプリントヘッドが右に左に往復して印刷していきます。

1枚印刷するのに数分。

印刷した後、生地にインクを定着させるためにアイロンプレスをします。

この工程はシルクプリントも同じですね。

そして、Tシャツをたたんで袋に入れるところまでを考えると1枚製作に最短でも10分はかかります。

ということは、1台で1時間に6枚しか製作できない。

1台で10時間稼働させて60枚ということです。

オンデマンド各社は、ガーメントプリンターを数十台から数百台、工場のようなところに設置して、印刷以外は人の手で行っているのではと思います。

売れる商品は在庫を持て

数十万円から数百万円もするガーメントプリンターを購入してまでTシャツ販売をする人は少数派だと思います。

そんなリスク負いたくないもんね。

邪魔になるし、メンテも必要になるし。

もし、いろいろなデザインを販売してみて「売れ筋」がわかってきたら、まとめて在庫を持っておくことをオススメします。

そのメリットは、すぐにお届けできる。

裏を返せば、すぐに金になる。

暑くなってきて、「Tシャツ欲しい!」って思ったとき、「お届けは2週間後です。」って言われて買いたいと思いますか?

在庫を持っていれば、「発送は当日!」って書けるんです。

在庫を持っていないオンデマンドの同業者とは、確実に差別化できます。

Tシャツなんて6畳の部屋があれば、相当数ストックできますよ。

発送も別に運送会社と契約しなくても、例えば、レターパックに入れてポストにインすれば良いだけですから。

ドロップシッピング式で確実に稼ぐ方法

Tシャツ・トリニティーやスズリなどのオンデマンド型のドロップシッピングで稼ぐ方法をお教えしましょう。

と言っても、この方法が100%か?と言われると、断言はできません。

でも、この方法を知って実行できれば、おそらく「稼げている」レベルには達することができるでしょう。

「稼げているレベル」とは、例えば、「利益だけで毎月1万円以上が振り込まれる」といったイメージです。

場合によっては10万20万、あるいは100万円、それ以上なんてのも不可能ではないでしょう。

さて、その方法とは、実は、シンプルで「多作」(笑)。

名もないあなたのデザインしたTシャツが、ネット上に1点2点あったところで売れるワケがありません。(ブログ主は5点登録して4年で1枚売れた)

ネット上に、数百万点、いや数千万点のTシャツデザインがあふれている中、数十点程度では、完全に埋もれて売れるどころか、見られることもないのがオチです。

そこを突破するのが「数打つ」です。

例えば、最低でも1000点、できれば3000点ぐらいは達成したいところです。

一朝一夕では無理ですから、1年2年スパンでの戦略になります。

1日10アイテム×365=3600点。

この方法で稼いでいる事例

ネット通販の販売ページ「1ページ」は、よく釣り糸「1本」に例えられます。

釣り糸1本より100本、100本より1000本と、数を増やせば増やすほど注文数は増えます。

ブログ主自身、ショッピングモールに出店した当初は全然売れなかったのが、商品数を増やせば増やすほど注文数も増えていきました。

販売ページにとどまらず、店舗数も複数出しているネット通販ショップは、確実に稼いでいます。

他のジャンルでは写真素材サイト。写真だけで稼いでいる人も1万点を超えるような素材を提供しています。

卸サイトもそうですし、ブロガーもそう。

日に日に増えるネット情報の海の中で、稼ぐための戦略のひとつは「数」なのです。

ネット販売の場合、商品を増やすためには仕入れ先を見つけたり、データを加工したり、かなり手間がかかります。

でも、オリジナルTシャツ制作では、シンプルなデザインなら1点1~2分もあればデータができあがります。

その点、副業などでも稼ぎやすいジャンルになっていると言えるでしょう。

最後に、数を出すにはアイデア力が決め手になってきます。

「どんなデザインが求められているのか?」という点で発想すると、売れやすいデザインが作れます。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。