サイズわかる写真載せて~。大事な消費者視点

消費者視点

写真載せろや!消費者視点
スーツケース(キャリーバッグ)が必要になって、好きなブランドで探していたんですけど・・・どこの販売サイトも、ネットショップにおける「写真の見せ方の鉄則」を無視した写真ばかりで、イライラしました。「雨の日は傘を差すとぬれませんよ。」というくらい、誰もが知っている超当たり前の基本ができていないんですよね。

ショップサーブの基礎セミナーでも、基礎事項として紹介されるだけで、取り立てて「これが重要!」というほどの項目にはなっていません。例えて言うなら、「暗い写真はダメで明るくしましょう。」くらい基礎的なものです。誰もが普通にわかるようなことです。

それは何かと申しますと、商材によって色々ありますが、「商品写真は利用シーンがイメージできるもの」。つまり、洋服なら、「服だけ」の写真ではなく「モデルなりが着用した写真」。食品なら「パッケージに入った状態写真」ではなく、「食卓に並んている写真」。お肉なら「生肉」ではなく「焼いている写真(要シズル感)」です。

比較

実は、ショップサーブのセミナーでは紹介されていないのですが、「直感的に大きさがわかる」というのは、サイズが関係するお店にとっては、写真撮影において、非常に重要ポイントになってきます。

今回、小さめのキャリーバッグを探していてのですが、どこのお店も「Mサイズ」とか「30リットル」とか「15cm×40cmx50cm」とか、テキスト情報によるスペック表示しかないんです。Mサイズと言われても「それって、どれくらいの大きさなの?」って、一瞬でわからないじゃないですか。これがイラっとするんですよね・・・

そこは、人が手で引いている写真とか、手にしている写真とか、そういうのがあれば「直感的に」、「あ、そそ、これくらいの大きさ!」って思えるんです。

今は、スマホユーザー多いじゃないですか。普段、ネットショッピングについて消費者のリサーチしているんですが、基本的に皆せっかちです。そして、最も多い不満というか、何かと「この言葉が出てくる」というのが「面倒くさい。」です。「わからなけりゃ問い合わせりゃいいじゃん。」→「面倒くさい。」

つまり、商品ページを見て、疑問点や不安点は、見たページ内で、すべてスッキリして買いたいんですよね。もちろん、あれこれ比較する人もいますが、比較する人はどちらかというとPCユーザーのほうが多いかもしれません。

冒頭の画像のように、大きさは、サイズ表記とかではなく、写真を見た客さんが「だいたいこれくらいかな?」と一瞬でわかるものを1つ用意しましょう。それだけで、ユーザーの離脱を防ぎ、成約率(CVR)の向上につながります。写真変種など細かい作業になってしまいますが、これをやっているお店は確実に繁盛しています。

もっとも、当店は、数千点ある商品について、「そんなことできるかいっ!」と言い訳を言い、未だに商品写真とテキストデータのサイズ表記だけでゴリ押ししております。偉そうなことを言う資格はありません。


ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。