コロナをきっかけに通販の利用率も高まり、また、キャッシュレス化も、さらに一歩進んだ感じがしますね。
で、絶好調のヤフーストアのスマホページを見ていて、ふと思い出しました。
電話注文を受けた時のことを。
関東エリアのおばさまだったと思います。
『去年はね、楽天さんで買ったんだけどね。』
どういったいきさつで、当店にたどり着いたのかは不明ですが、「去年は楽天で買って今年は当店にご用命」というパターン。
モール店に個性は不要?
このおばさま、楽天で買ったことはハッキリ記憶してますが、どの店舗で買ったは、おそらく憶えていないでしょう。
そうなんです。
モールに出店するとは、店舗名などあってもないに等しいくらい消費者に認知されません。
いくら、「〇〇本舗」とか「〇〇セレクト」とか、一生懸命考えた店舗名でも、消費者の目には入っていないんです。
あくまで「ヤフーショッピングで買い物をしている。」という認識。
つまり、モール出店のデメリットのひとつが「お店の個性を伝えられない。」という部分でしょう。
いや、必ずしもデメリットとは言えないですね。
無駄な抵抗はやめる
そこで考え方としては2手に分かれます。
1つ目は、モールに出店しているけど、店舗の個性をアピールしようと努力するお店。
2つ目は、一応、店舗名は付けるけど、ヤフーショッピングの一部としてやっている意識でお店の個性はあえてアピールしない。
以前まで、前者として頑張ってきましたが、無駄であることに気づきました。
今さら・・・
よって、ヘッダーの看板(ストア画像)は不要と判断。
消費者は、そもそも見ていないし、無駄に画面を占領しているので撤去して、代わりに有意義なコンテンツを詰め込むことにしました。
流れに身を任す、長いモノには巻かれろ!?とはこのことですね。
看板がそもそも無駄な理由
ヤフーストアの画像による看板(ストア画像)はトップページだけです。
それも、大きさにして35キロバイト以内。(しょぼっ)
「作らなくても良い。」って言っているようなものですね。
そして、カテゴリーページではテキスト文字の店名表示だけ。
さらに、商品ページになると、そのテキスト文字も小さくなります。
次のような感じ。
「Y!ショッピング」「ZOZO」のセールのほうが明らか目立っています。
ショップ名なんて目に入る由もなく。
ショップのアピールより商品アピール
モール店の場合、消費者はあくまで「モールで買い物」をしている認識です。
だから、「当店は、栃木玉県宇宮都市に所在するお店で、店長は山田太郎。コンセプトが何で、このような熱い想いで販売をしている。」とか、そんな情報はいらないですね。
もちろん、ショップサーブなど、独自の本店サイトを運営している場合は、この逆。
徹底的に想いを語り、個性をアピールすべし、です。
でも、モールは全体の一部。
コンセプトだの想いだの、消費者に求められていない情報で、限られた画面スペースを使ってしまうのは、あまりにもったいない。
「ヤフーに出店している。」という事実だけで、それなりの信用があるので、余計な付けたしはいらないでしょう。
だから、お店そのものより、商品のアピールに力を入れるのがモール店運営のコツのひとつと言えます。
カテゴリページのフリースペースで思う存分!
ストア画像や店舗名などは、ほとんどアピールできない、融通が利かないのに対し、カテゴリーページのトップ部分(フリースペース)なんと5000文字まで詰め込めます。
もちろん、「HTMLを含めて」です。
でも、5000文字も余裕があると、ランディングページ的に相当なコンテンツを見せることができます。
当店も、ここぞとばかりにカテゴリーページで、商品の存在感をアピールしています。
お店のアピールより、商品にフォーカスした販売戦略に変更してみてください。