「おれ、ストックビジネスとフロービジネスを組み合わせた起業したいんだ。」なーんて若者がいました。
聞くと、某ユーチューバーがそんな話を説いていたのを聞いて、あこがれを持ったらしい。
心のなかでは「お前には無理・・・」と思いましたが、ぐっとこらえて、「へぇ~そうなんだ。頑張ってね。」とやさしくあいづち。
さて、フロービジネスとストックビジネスは説明不要だと思うの解説は省き、今回は、ストックビジネスの5タイプを見ながら、いろいろ思考を巡らせてみようかと思います。
その1:サブスクリプション
今年は「インスタに広告が出てきた。」と思えば、サブスクリプション・タイプばかり。
・オフィス家具の定期契約
・動画制作の定期契約で作りホーダイ
・広告分析ツールの定期契約
・著作件フリーの音源取りホーダイ
・オフィスにサラダやフルーツを置いて食べホーダイ
などなど。
ネット上でも多種多様なサブスクが咲き乱れています。
2020年のビジネスシーンにおいては、サブスクがブームになっていた感じがあります。
もちろん、オフィス家具やら動画制作やら、そのサブスクリプションのビジネスモデルが長期的にうまくいくかどうかはわかりませんが。
洋服のサブスクなんかもありますね。
リースなどもある意味サブスクリプションに分類されるかもしれません。
いずれにせよ、「毎回購入する手間などを省ける」「一括で買うより毎月の金額が安い。」など、サブスクリプションのメリットもあるので、そのメリットがターゲット層に受け入れられるものであれば、成り立つと言えそうです。
ちなみに、副業でサブスク目指す人も多いと思いますが、アイデアさえあれば、仕組みづくりは超簡単ですよ。
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これができれば、個人でもサブスク起業家!
その2:保守
マンションにお住まいの方は、必ず使うであろうエレベーター。
管理組合では、エレベーターのメンテナンス業者を契約を結び、定期的な保守を行ってもらっています。
どちらかと言うとBtoB的な要素のあるストックビジネスですね。
他には、飲食店などは厨房機器のメーカーであるホシザキやタニコーやマルゼンなど、本体を販売した後、年間で保守契約を結ぶことが多いです。
家庭用冷蔵庫を買って「パナソニックと保守契約を結ぶ」なんてことはありません。
でも、業務用は使用頻度も高く、設置環境も環境もさまざまですし、万が一故障などするとその日の営業に打撃を与えかねないので、厨房機器メーカーにとってはオイシイ稼ぎの柱になっています。
保守系は、どちらかというとリアルベースですね。
リアルが得意な人は、保守、メンテナンスが、できるようなアイデアを考えてみると良いですね。
そういえば昔、「オフィスの電話機をクリーニングするだけ」の業者がいました。
仕事中にオジサンが入ってきて、デスクの上の電話機を拭いてピカピカにして出て行くだけ(笑)
「そんな仕事あんのかよ。」って思ったものでした。
その3:賃貸
賃貸と言えば不動産。
「サラリーマン大家」なんてのも流行りました。
賃貸事業では、入居者を一度ゲットすると長期的な収益が得られるストックビジネスの典型と言えます。
EC業界で、不動産賃貸と同じ構図なのがレンタルサーバー。
ウェブサイトを公開するためのスペースを貸し出すサービスです。
通販システムを貸すショップサーブもビジネスモデルはストック型です。
毎月ホームページや販売サイトのスペースを変更する人や企業はいませんから、長期的に安定的に収益が得られます。
その4:スクール
学習塾にパソコン教室、お花教室やお茶の教室。
スポーツジムなどもある意味スクールと言えるでしょう。
通常、スクールに通う学生なり、社会人は、「利用は1カ月だけ。」ということは少ないので、一度契約さえ取れたら数か月から数年の長期的な収益が得られます。
副業などで、ストックビジネスを始めるには、アイデアさえあれば手っ取り早く作れるビジネスでしょう。
何か得意なことがあれば、それでスクールを開くことを考えてみてはいかがでしょうか。
その5:ロイヤリティー
フランチャイズに見るロイヤリティ。
契約したならば、フランチャイズ店から毎月売り上げの一定割合をロイヤリティとして徴収するビジネスモデル。
フランチャイズ店が営業する限り、ほったらかしで収益が上がるのはおいしすぎますね。
フランチャイズを目指す人も多いですが、本当に儲けたいならフランチャイジーです。
今やっているビジネスを「フランチャイズ展開できないか?」と考えてみるのも良いでしょう。
ネット検索すれば、既存のフランチャイズのジャンルはすべて出てきますから、出てこない、いまだかつて誰もやっていないジャンルに着目するのが成功のカギ。
ネット通販はフロー?ストック?
ラーメン屋さんは典型的なフロービジネスです。
例えば、天気の良い日には賑わいますが、台風が直撃するような日にはお客さんは少なく日銭が稼げない。
でも、ネット通販ってどうでしょうか。
季節的な変動はありますが、自宅から職場から、あるいは電車やトイレの中から利用するサービスです。
検索結果で安定したポジションを維持していれば、基本、ほったらかしで収益が上がります。
個人的な経験では、ある商品で検索結果の上位を維持していた10年くらいは、どう考えてもストックビジネスでした。
長期的に安定的に収益がありましたからね。
まあ、今は検索事情もかなり変わったので広告ですね。
反応の取れる広告を出し続ける限り、安定したCVRが出せる仕組みを作っている限りストック型「寄り」のビジネスではないかと思います。