ショッピングサイトをはじめランディングページにはユーザーにアクションを促すボタンが配置されていますが、何を書くかによってクリック率が変わるというのは、もはや常識です。
じゃ、何を書けばよいのか。
ヒントのひとつが「名詞化」です。アメリカの偉い先生によると、人は動詞よりも名詞のほうが、強く認識するらしいです。しかも、その認識が行動にも影響を受けるというのです。
例えば、「太郎はサッカーをよく見る。」と「太郎はのサッカーファンだ。」の違いです。「よく見る」と言う言葉と「ファン」という言葉は、ほぼおなじ意味ですが、「ファン」と名詞にしたほうが、より「好き」の度合いを感じる事例です。ま、先生のことですから、これだけじゃなくて、たくさんの言葉を研究されたうえでの結論だと思いますので、信用しても良いと思います。
さて、あたまの体操のお時間です。類似例を考えてみましょう。
(A)花子は、よくA店でよく服を買う。
(A’)花子は、A店のお得意様だ。
(B)ショッピングカートに入れる
(B’)購入する
これってどっちが良いのでしょうね~。「カートに入れる」が浸透してるし、「購入する」だと、ボタンをクリック(タップ)しただけで「購入したことになってしまうのか?」と不安に思う人もいそうなので、(B)のほうが良いかもしれません。
(C)今すぐ相談する
(C’)今すぐ相談者になる
これは、びみょー・・・
(D)お問い合わせ
(D’)賢者になる
飛躍しすぎて意味不明。
貧弱逸脱気味の発想力で体操の時間、今日はここまで。
ちなみに、アクション系のボタン以外にバナーやリンクなどにも応用できそうです。
製品の説明の場合でも、名詞は動詞よりも優れた効果を発揮するそうです。つまり、単に「私たちのトレーニングコースをぜひお試しください」とするのではなく、「エキスパートを目指すなら、私たちのトレーニングコースをぜひお試しください」としたほうが良いわけです。
http://www.lifehacker.jp/2016/06/160622noun_tips1.html
これも商品説明に応用できそうです。lifehacker.jpはオススメサイトです。