簿記の「ぼ」の字もわかってないころは、普通に「仕入れを増やせば経費が増える」と思い込んでいました。今は、お陰さまで「ぼ」くらいはわかるようになりました。そこで、「ぼ」もわかってない方に、利益や在庫について再度解説してみようと思います。
例によって、サンプルはTシャツです。
仕入れ1,000円のTシャツ1枚を仕入れて3,000円で販売した。
粗利益は2,000円です。
これは小学生でもわかりますよね。
3000-1000=2000という算数です。
さて、仕入れ1000円のTシャツを年間50枚仕入れて、3000円均一で1年間販売したところ、12月31日現在で20枚残っていた。つまり、販売店数は30枚、在庫は20枚。
この条件の場合の粗利益の計算方法は次の通りです。
(販売価格3000×30枚=9万円)-(仕入れ1000×30枚=3万円)=粗利益6万円
とても簡単ではないでしょうか?
20枚残っているわけですが、これは、売れていないので利益は生んでいませんよね?ですから、粗利益を計算する際には、在庫は関係ないということになります。在庫は利益の可能性は含んでいますが、在庫を持っているだけでは現金は入ってきません。利益に関係あるのは売れた分だけです。これを売上原価と言います。
まもなく確定申告ですが、ネットショップ運営者の会計ソフトは、ぶっちぎりでfreeeですよ。パソコンにインストールする会計ソフトなんて、もはやあり得ないです。
※参考
仕入れは経費ではない
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