ここで紹介するショップサーブ利用店舗の事例はEストアーの公式サイトでも紹介されていないであろう隠れた優良店です。
かつてEストアーが運営していたWEBメディアに載っていた店舗さんをピックアップして紹介させていただきます。
どの店舗も、売上規模等はまったくわかりませんが、少なくとも5年以上運営されていますので優良と言って差し支えないと思います。
ぜひ、利用してみて優良店のやり方等を学んで見てください。
食事制限の人のための「ウェルネスダイニング」さん
https://www.wellness-dining.com/
「カロリー制限をしたい。」
「塩分制限をしなければいけない。」
「たんぱく制限をしたい。」
「糖質制限をしたい。」
そういった健康志向の人や病気などで食事制限が必要な人のためのお弁当や自宅でかんたんに調理ができるミールキット販売するお店です。
2011年の2月からウェブサイトを公開しているので10年以上運営されています。
献立メニューは、すべて管理栄養士が監修する徹底ぶりです。
届いた食材をレシピ通り調理して盛り付けておしまい。
頼んでみました!(食レポですが、ECサイト運営者にはヒント満載かつ楽しい節税対策!)
【初回】栄養バランス料理キット/1人前パック×7食≪送料無料≫ 【冷凍】
ウェルネスダイニングさん注文してみた!
ヤマト運輸のクール宅急便で届きました。
全7食5,184円(1食あたり740円)。
ごはん付きでもないので若干高いような気はしますが管理栄養士監修ですからね。
そこは付加価値です。
ハロー効果的な見せ方ですね。
このように商品に付加価値をつけるのはECサイト運営者としては常套手段です。
調理し食べてみた感想
主菜「八宝菜」+副菜「おひたし」という組み合わせです。
最初に八宝菜をフライパンで作ったのですが完成形は写真の通り「八宝菜のイメージ」からはだいぶ離れる仕上がりとなりました。
でも、ショウガの香りが食欲をそそり、とろみもあり八宝菜感はありました。
ごはんが欲しくなる味付けですが酒のアテとしてつまみました。
そうだったのか!
湯煎した副菜「おひたし」を次に食す。
味なし・・・・
そうか、「主菜と一緒に食べれば、それでコンプリートするわけだ。」ということに気づいた瞬間でした。
「炭水化物が基本」という人には物足いないと思いますが、食事制限しないといけない人はもちろんですが、ダイエットする人もピッタリの食材ですね。
冷凍で届くので長期保存ができるので買いだめもしやすいのはメリットだと思います。
EC運営者が学ぶべき点
ウェルネスダイニングさんが提供する商品は、いわゆる「ミールキット」です。
「八宝菜」については4パックの素材が用意されていて、それぞれA、B、C、Dとシールが貼られていました。
なぜかAは小さいシールなので気づかなかった。
そして、「熱したフライパンにAを入れて炒める。」→「AにCが通ったらBを入れる。」→「Bも火が通ったらCのタレを入れて完成。」
というふうにわかりやすい簡単なマニュアルカード(チラシ)がついていました。
このように消費者が商品を受け取った後、文字だらけのマニュアルを読み込むことなく「簡単に使える」よう、同梱物などを工夫している点は、EC運営者としては学ぶべきところでしょう。
他店を利用する節税メリット
食べること大好きなのでショップサーブの食品関係のお店は「偵察」をかねて注文することがよくあります。
ショップサーブじゃないですが、base foodのように「よさそう」と思ったけど実際に食べてみると(個人的には)がっかりだったこともあります。
このように他のEC事業者を利用して、あれこれ勉強するのは事業の一環です。
よって、今回のように家庭で美味しく食べたたとしても、その費用は、ほぼ100%経費(5割~7割かな?)にすることができます。
もちろん、「食べて終わり」じゃ、経費になりませんよ。
この食レポのように分析レポートをきっちり残しておく必要があります。
他のEC運営者と関わる機会ってなかなかないですからね。
だから、このように実際に利用してみることで、そのお店の運営の裏側を知ることができ、それが血となり肉となって自社の経営に生きてくるって感じですね。
総合通販サイト「暮らしの幸便」さん
ショップサーブの利用店舗は、どちらかというと専門店が多いですが、珍しい総合通販サイトの「暮らしの幸便【こうびん】」さん。
販売サイトを見てもらえばわかりますが、食品からアイデア商品的なものまで、幅広く取り扱われています。
サクッと見た感じ、100均でも売ってそうな安っぽいものは一切なく、それなりにこだわってセレクトされている感じがします。
創業38年、かつ、JDMN(社団法人日本通信販売協会)の正会員ということなので信頼度は文句なしですね。
ちなみに、 ショップサーブの利用例はわかりませんが、ネット販売は2002年頃からスタートされている感じです。
いろいろ見て回りましたが、とりあえず欲しいものはなかったので注文はしませんでした。
でも、興味深い商品が盛りだくさんで見ていて楽しいですね。
貝殻の問屋さん
https://www.kaigaranotonyasan.com/
専門の中の専門店。
貝殻を専門に卸販売をする「ホームテリア」さん。
ニッチの中のニッチ!
こういう好きです。
「貝殻を仕入れて何をするの?」なんて思いますが、考えてみれば、アクセサリーや置物など何でもありますよね。
ハンドメイド作家さんの材料の仕入先になっていたり、変わった貝殻のコレクター愛用のお店かもしれません。
ニッチなジャンルのお店はリピーターを獲得すると長く安定して運営できるのがメリットですね。
ホームテリアさんは、2010年の6月あたりからネット販売を開始されています。
10年以上選手です。
すばらしい。
マタニティーウェア・授乳服の「スイートマミー」さん
まず、この店舗さん、ネーミング抜群ですね。
スウィート・マミー
マタニティーウェアや授乳服を専門に販売するお店としては最高のネーミングだと思います。
これから赤ちゃんを迎えるお母さんにとってビンゴです。
さて、この店舗さん、実は、Eストアーのネットショップ大賞を7年連続受賞されているので、すでに知っている人もいるかも知れません。
ただ、個人的には知らなかったので紹介させていただきました。
商品ラインナップ数と言い、カラーバリエーションの豊富さと言い、「妊娠中だけどおしゃれをしたい!」って女性の心理をしっかり理解して写真やキャッチコピーを作り込まれています。
「そこまでやれば繁盛しないわけがない!」言うくらい徹底的に、ネットショップ運営の基本セオリーに忠実にサイトを作り込んでおられます。
まさに、模範的専門店です。
あられ専門店「とよす」さん
つい先日、ビッグサイトの展示会まで行ってきたのですが、「とよす」と言えば「豊洲」かと思ったら、こちらの店舗さんは大阪は池田市のお店でした。
あられと聞くと、同じくショップサーブユーザーの亀田製菓を思い出しますが、「とよす」さんは、一般ピープル向けよりちょっと高級なあられを販売されています。
同じ「柿の種」でも、パッケージも写真の見せ方もハイクオリティーです。
あ・・・亀田製菓が低品質って言ってるわけじゃないですよ。
写真は完ぺきにプロの仕業ですね。
ブランディングを意識して販売サイトをデザインしているところは、学ぶべき点は多いと思います。
ちょっと「え?」って思ったのが送料が無料になる金額。
7,560円って。。。(笑)
微妙でしかないですね。
ここは5000円とか7000円とか1万円とかキリの良い数字を持ってきてほしいところです。
7,000円+軽減税率をそのまんま表記したのだと思いますけどね。
とりあえず、わざび大好きなので、わさびかきたねを注文しました。
果たして、突き抜ける辛味なのでしょうか!?
インターネットの糸屋さん「ボビン」
「ボビン」と聞けば何のことかわかる人向けの専門ショップさん。
ボビンはミシン用の糸が巻いてあるちいさな道具です。
なんと、ボビンさん、2004年から通販を開始していますが、検索「ボビン」でダントツ1位です。
すげー!
おそらく開店以来ずっと1位の座に君臨していると思われます。
おそらく手芸業界で「ボビン」はビッグキーワードだと思われますので、キーワード「ボビン」に関しては完ぺきなSEO対策と言えます。
すばらしい。
というか、うらやましい。
「ボビン」という言葉は、自転車の「ハンドル」レベルに業界では一般用語なので商標登録などもなかったのが絶妙なところです。
当店も一般用語で2004年あたりから10年くらい検索1を維持していましたがSEOを怠けて、現在では奈落の底です。orz
まとめ
ショップサーブ利用店舗事例6選(その2)はいかがでしたでしょうか。
10年以上繁盛している店舗事例はなかなかお目にかかれるものではありません。
サイトを見るだけでかなり多くの学びがあると思います。
「ショップサーブ売れない」なんて嘆いているユーザーさんは大いに参考になると思います。
このサイトも2005年に開設して以来、オリジナルのネタを多サイトにパクられまくっていますが、今回のネタもそのうちパクられることでしょう。
ただ、パクる皆さんのすごいのは、オリジナルを超えるクオリティーに仕上げてくる点です。
ほんと、感心してしまいます。
ま、オリジナルを作るオッサンはビールを飲みながら、かなりテキトーに書いているので初回は低品質ですけどね。テヘペロ。
過去にパクられたのは「屋号の決め方」や「ネットショップの仕入れ」に始まり、1000以上はあろうかという感じです。
パクっているサイトもそれなりのクオリティーなので参考にしてみてください。
ちなみに、Eストアーは、今回紹介した繁盛店のノウハウをセミナーで公開していました。
今はやっていませんが、書籍という形で出版されています。
ECでも専門は読むべき1冊だと思います。