shopify「やべーぞ」やでオープンソースと国産オワコンかも

shopify上陸で国産システムオワコン!?

モールやショップサーブでネット通販やっている事業者です。

ここ数年、楽天はじめ本店サイトなど、既存店舗からShopifyへの切り替え(引っ越し)が増えています。

理由は、簡単に言えばコストと機能。

めちゃくちゃ安いのに機能は世界最新レベル。

「移転しない理由ないっしょ。」と言えるくらい当たり前の流れになってきました。

月額3千円程度で全てまかなえる。

業界人なら、間違いなく、これやべーよな。です。

そんなわけで、妄想的な予測部分も含みますが、業界事情に関する雑感。

オープンソース、オワコンか

オープソースとは、わかりやすく言うと無料で使えるウェブ上のアプリのこと。

ネット通販で言えば、「ワードプレス」+「WooCommerce」です。

失礼な言い方をすると、古くは、Zen cart、OsCommerce、EC CUBEなどがありました(今もあるけど)。

「無料で高機能な通販サイトが作れる」と言うことで、一部ユーザーには、多大なる支持を得てきました。

現在も稼働しているサービスもありますが、もはやオワコンもの波が押し寄せているのではないかと囁かれております。

もちろん、理由はShopifyの日本上陸。

オープソースの機能は、しれっとクリアするどころか、はるかに上回るレベルです。

月額3000円程度で、全部できるんなら、わざわざ、遅くて複雑な無料アプリ使う意味ないよね。

正直、日本語化が追いついていないが

現状、ショッピファイの基本機能は、ほぼ日本語されており、メアドがあれば1分で通販サイトの立ち上げができる状況です。

しかし、オプションで、MA(マーケティング・オートメーション)など、「この機能が欲しい。」と思った時の、該当するアプリが英語のままのことが多いんです。

現段階では、そこが唯一残念な点。

もちろん、基本機能だけで大半のお店には十分ですよ。

でも、商品数が多かったり顧客数が多い企業にとっては、まだとっつきにくい部分があります。

おそらく、これらも時間の問題でしょう。

先日は、国産無料サービスの「base」さんから、簡単に引っ越しができるツールがリリースされました。

明らかに、ひろくユーザーを奪いにかかってますね。

楽天からの一発引っ越し機能なんてのも、そのうちリリースされるかもしれません。

Shopifyは黒船

アマゾンが小売業を飲み込んできたように、ショッピファイは、国内の通販システム業者をも飲み込むのではないか、と思えるレベルです。

業界を知らない人にとってはピンと来ないと思いますが・・・

例えば、おいしい国産のリンゴ。

輸入自由化で、全く同じクオリティーの輸入品が3分の1の価格で販売され始めたイメージです。

むしろ、輸入品のほうがはるかに高いクオリティーです。

「国産負けるっしょ。」という感じ。

まるで、IT業界のTPPです。

国産系はカモイーター

ケータイキャリアを例にとるとわかりやすいですが、国内の3代キャリアはIT系知識に乏しい層を、ある意味搾取してきたわけです。

MVNOスタート(2015年あたり)以後の話ですけど。

月額500円~2000円程度で済むスマホ代を、1万円、2万円と高額な料金を、情報弱者から吸い上げてきたわけです。

いまだにカモになってる人も多いですが。

ネット通販でも、そろそろ、MVNOの衝撃的な流れがあるのでは?という話です。

いまだに、ユーザーをロックイン(逃げられない状況にする)して、高額な料金を吸い上げ続けるモールなんかもありますよね。

月額5万とか。

「そろそろやばいんじゃね?」って思いますけど。ま、出店してないんで関係ないですが。

不思議な現象

最近、自作サイトからショッピファイの引越し案件がありました。

なんと、引っ越ししてから注文がサクサク入ってくるんですよね。

細かく分析できないんですが、おそらく旧サービスの、カートの使いにくさでカゴ落ちが大量発生やSEO関係が弱かったのでは?と推測しています。

「ショッピファイのカートは、まばたきするまもなく注文を完了していた・・・」というくらい、アマゾン並みに、ユーザビリティ(使い勝手)が優れていているんです。

「まじ、国産なんとかしてくれよ。」と愚痴をたれてしまいます。(現在、店舗数の8割は国産システムを利用)

また、Amazon Payが効いてるのでは?という感覚もあります。

国産通販システムでAmazon Payを無料で使えるところ、まだなさそうです。

Amazon Pay利用料を、月額3000円とか5000円とかとってるところばかりじゃないですかね。(調べてないんでわかりませんが)

ショッピファイは、当然の無料ですから!ヽ(´ー`)ノ

ほんと庶民の味方。

base

国産では、システム的には、baseがショッピファイに近いイメージです。

基本機能に、それぞれの店舗が必要としている機能をアプリで追加するというパターンです。

ただ、

ただ、

ただ、

固定費は無料だけど、売り上げ0円に限るという条件付き。

売れたなら、手数料が約10%!

もう、面玉飛び出して地の果てまで飛んでいきそうな割合です。

一方、Shopifyは、ロイヤリティ的な手数料は0%で、カード決済やアマゾンペイの時だけ3.4%~4%という感じです。

代引きや銀行振り込みに関しては、余計な手数料は1円もかかりません。

無駄がない。

事業者にとって、これ以上ありがたいことはないですよね。

今後、もし、BASE株式会社が、Shopifyレベルの料金体制レベルに持っていくなら、おそらく日本語ユーザーはbaseしか選ばないでしょうね。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。