ネットショップを20年以上やってきて思うのは、「いや~大変な時代になってきたわ。」ということ。
もちろん、リアルビジネスもやっていますが、それも、大変ちゃ大変ですけどね。
ネット通販では、ライバルが少なかった2000年頃は、ネットショップを作るだけで飛ぶようにモノが売れていましたが、今やライバルしかいませんからね。
まあ、それでも何とかやれているのは、もはや「運」でしかないです。
「運も実力のうち」ですけどね!(*´ω`*)
さて、起業したい開業したいって人からよく相談を受けますが、今回は開業資金10万円、月商10万円という金額をテーマに、体験談も踏まえお話してみたいと思います。
ネットショップ月商10万円を目指す方法
アマゾンでも何でも良いのですが、ネットショップを初めたなら、まずは月商10万円を目指したいところです。
ネットショップの開業資金は10万円もいらないですし、即日始められるので、おすすめの副業のひとつではあります。
ただ、先にも触れたように、ネット上、ネットショップだらけです。
犬が歩かなくてもネットショップに当たる
その中でいかに集客したり、差別化したりを考えながらやらないと1円も得られないのが、このEC業界です。
まず、月商10万を目指すためには、とにかく金を使わないこと!
それに尽きます。
集客をするのに、有料広告を使うなんてもってのほか。
インスタにツイッター、フェイスブック、ブログ、ユーチューブなど無料で集客できるツールがいくらでもあるんですから、それらを徹底的に使うところからですね。
物販業だと、どうしても仕入があるので月商10万売っても、手残りは多くて3万円くらいです。
もし、2021年の今からネットショップを始めて、半年以内に月商10万円を達成できたなら、商才は、かなりいい線だと思いますよ。
早期の月商10万を達成するならコレにこだわる
一言付け加えるなら、商材選びに徹底的にこだわってください。
誰でも仕入れられるようなありふれた商品は、はっきり言って売れません。
ネットショップ開業の練習をすには良いですが、「金」に変えようと思うと、その種のありふれた商材は、ネット上誰もが売っていますから完全に埋もれます。
やるだけムダです。
仕入れサイトのNETSEA(ネッシー)でも良いのですが、売れている商品や誰もやりたがらないような商品、という観点で探してみてください。
いわゆる、掘り出し物ですね。
あと、私がよくやる手法ですが「用途変更」という視点で商品を探す方法です。
用途変更とは、「その商品の本来の使い方とは違う方法で使う方法」ということです。
わかりやすい例で言えば「木の箱」
雑貨メーカーなどがよく売り出しているやつです。
「収納」「小物入れ」といった用途として商品化されていますよね。
でも、別にメーカーが指定した使い方をしなければいけないって法律も契約もありませんから、別の用途の商品にしてしまうわけです。
ひっくり返せばテーブルやイスになるでしょうし(強度のチェックとかは必要)、壁にかけて本棚にすることだってできます。
このように、本来の用途ではない用途の商品にしてしまうことで、ライバルたちは「収納」で売っているけど、1人だけ「ミニ・テーブル」として売り出すことができます。
すると、同じことをやっているライバルがいない限り、一人勝ちになるわけです。
これだけ商品が溢れかえっている世の中ですから、いかに「その他大多数とは違うことをするか。」というのがポイントになってきます。
開業資金10万円以内でできる起業
「開業資金10万以内で始められるビジネス」について探っていきましょう。
まあ、10万円ってタダとかわらないのでネット系のビジネスなら、いくらでもありますね。
アフィリエイトにブロガー、ユーチューバー、動画編集、WEBライター・・・
ただ、これらに共通しているのは開業資金10万円以内で始められるけど、収益化できるかどうかは腕次第。
99%の人が大した結果が出せていないですね。
youtuberなどを見てもらえるとわかりますが、アイデアと才能がないと無理ですね。
では、ネットから離れてリアルで見てみましょうか。
例えば、レンタルキッチンを使って週末だけご飯屋さんや料理教室をやる。
レンタルのキッチンカーを借りて週末だけソフトクリームやクレープを売る。
また、セミナー会場を借りて、何かの教室をする。
いずれも「レンタル」なので、まとまった資金がなくても始められるのが特徴でしょう。
起業というにはスモール過ぎますが、起業の練習にはなりますね。
まわりでも、サラリーマンをしながら週末に「レンタル」を使ってビジネスをやっている人達もいます。
彼らを見ていておもしろいなって思うのが、まさに「起業家」と「サラリーマン」の「間」の人ということです。
どういうことかというと、数百万円といったリスクを負ってビジネスをしているわけでもなく、かといって、「起業したい。」と言いながら何もしない人でもない、という中途半端なポジションにあるということです。
中途半端が悪いというわけではないんですが、そういった人たちは起業について半分経験しているので、経営者と普通に話ができるんですよ。
だから、こっちも話をしていて楽しいし、あちらがわも色々勉強になっていると思うんですよね。
話がそれましたが!
開業資金10万円使えるなら(その1)
さて、「資金10万円で何か始めたい。でも、起業アイデアがない。」という場合。
アイデアがないんですよね?
アイデアがないのは、知識不足、経験不足が原因です。
なので、その10万円を使って知識と経験を、たっぷり入手しましょう。
となると、やはり本ですね。
変なセミナーとか受けちゃだめですよ。
あれはセミナー主催者がカモを集めているだけですから。
本を読む習慣のない人にとって、読書は苦痛かもしれませんが、「苦痛と思いながらも3ヶ月続けてみてください。」
慣れます。
そして、思考の幅が広がります。
思考の幅が広がるとはどういうことか?
例えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」という古い例え話があります。
「風が吹く」→「ホコリが舞う」→「砂が目に入って失明者が増える」→「失明者は三味線【しゃみせん/楽器】を弾くので三味線が売れる」→「三味線は猫の皮を使うので猫が減る」→「ネズミが増える」→「ネズミは桶をかじるので桶が売れる」
このように「風が吹く」という1つの現象から、どこまで想像できるか、ってことです。
思考の幅が狭い人は、「風が吹く」→「ホコリが舞う」くらいまでしか想像できませんが、思考の幅が広くなると、ひとつの現象から論理的に最終結論を導きだすことができるようになる、って話です。
開業資金10万円使えるなら(その2)
次は、「アイデアはある。」という場合ですね。
そんな場合は、もうやるしかないですね(笑)
その10万円を使ってビジネスを作ってください。
ここでポイントとなるのが、クラウドソーシングなど他人(プラットフォーム)に頼るビジネスではなく、「自分が直接顧客からお金を受け取れるビジネスにする」という点です。
他人が間入ると、ビジネスをしている間、ずっと中間マージンを他人に払い続けなければいけません。
楽天市場などが、その際たる例で、高額な出店料に高額な手数料。
商品が売れるたびに間を抜かれて、利益率が薄くなり、「忙しいのに儲からない。」という「何のために販売をやっているかわからない」状態になってしまいます。
でも、自分だけのオリジナルのビジネスを作れば、他人に頼ることなく収益を得られます。
オリジナルのスモールビジネスを作る方法は、このブログで最も長文になりましたが下記の記事で書いています。
ちなみに、アイデアからビジネスを作っていくときに、いろいろなチェックポイントがあります。
私は下記の本をいつも参考にビジネスを作っています。
よかったら読んで見てください。
「ビジネスってこうやって作るんだ。」ってわかると思います。
わりと読みやすい本だと思いますよ(^^)