自社では取り扱いのない商品を仕入れて欲しいというお客様。
多くはないですが、この種の問い合わせはあります。対応は2つに別れるかと思います。ひとつは、「取り扱いがないので無理」。もう一つは、「仕入れ先を探し出して仕入れて販売。」
お断りは簡単ですが、こういった要望は見逃したくないですね。もしかすると、頻度は少なくてもコンスタントに売れる商品かもしれないし、売れ筋商品に化ける可能性がないとも言い切れません。売りだして見ないとわからないのがネットショッピングの楽しさです。
ネットショップ運営者、特に、仕入れから販売までをこなす店主なら、仕入先を見つけて、交渉や契約するくらいお手の物です。ただ、問題となってくるのは、商品単価やロット(最低発注数)です。
当該商品の売価が安く(1000円未満等)で、ミニマム(最低発注数)も数百、数千個単位だと、さばけないリスクもあります。そこは店長さんの腕の見せ所。
でも、一般のお客様からの問い合わせなら「取り扱いはないですか?」というのが多いと思いますが、「仕入れて欲しい」と言われるのであれば、固定客でしょうか。「他店でも売ってるけど、古くからお付き合いしている御社で購入したい。」というケースです。
商品や店の対応を不満に思っているけど、あえて苦情を言わない「サイレント・クレーマー」がいるように、商品を買いたいのに「これを探している。ぜひ買いたい。」と言ってこない「サイレント・カスタマー?」も相当数いるように感じます。潜在需要というやつですね。