仕入先メーカーの経営者Oさんとセミナーの話になりました。
「普段、どんな勉強をしたり情報入手してるの？」みたいな話になったんですね。
経営者同士、目下のビジネスの話（あの新商品がどうの、あのメーカーがどうの）が多くて、プライベート時間の過ごし方とか、聞く機会ってなかなかない。
聞くと、「本を読んだり新聞を読んだり、あるいは展示会に出かけたり。」
そして、「よその経営者のセミナーに足を運んだり、DVDやCD聞いたり。」といったことを、ふつうにやってるというのを聞いて、「だよね～」と、安心した感じ。
ということで、起業を目指している人や、すでに会社を経営している人に対して、「よその経営者のセミナーがいかにありがたいか。」という話について語ってみたいと思います。
聞くだけって楽、しかも勉強になる
普段、経営者のセミナーはMP-3の音声で聞くことが多いですね。
元々は、DVDやCDで販売されているものを取り込んで、利用しやすくしています。
音声で聞けるので、移動中や自宅で何か作業をしながら聞けるんですね。
「音声って、なんでこんなに頭に入ってくるんだろう。」って思えるほど記憶に残ります。
本を読むって、ちょっとエネルギーいるじゃないですか。
でも、イヤホンつけて聞き流すだけで、経営者ひとりの話を聞いたら、本一冊読んだ感じなります。
「はぁ～、よその社長はそんなふうに考えてるんだ～。」って勉強になります。
極秘情報がぽろっ・・・
カンブリア宮殿に出演した経営者の話を聞いていたら、「小池さんは台本通りの質問をするんですけど、村上龍さんは台本にないことを聞いてくるから、ヒヤヒヤしました。」
なんて情報は、おそらくネットには出てない。
そんな情報、なんの価値もないですが、よその経営者は話の中で、ポロッと、機密情報のようなことを口走ったりします。
それが、自社の事業をブーストするようなアイデアだったりするんです。
もちろん、どの経営者も、「おいしい情報を言ってくれる」ってわけじゃないですよ。
とにかく、聞いているだけで、よその経営者の頭の中がイメージできるし、「それパクろう」ってネタが多数あるのは間違いないです。
共通点に気づく
２００人以上の経営者のセミナーを聞いてます。
経営者それぞれ、ほんと個性的です。
「自分は無能なので、稲森和夫さんや松下幸之助さんのセオリーどおり、こつこつまじめにやるだけです。」という人もいれば、「経営のことはわかりません。」とセンスだけで会社をやっているような人まで。
でも、数多く聞くと、やはり、成功している経営者に共通するポイントは、わかります。
例えば、ひとつ挙げるとすれば「私利私欲がない。」です。
「金欲しい。」
「高級車欲しい。」
「一戸建て買いたい。」
そういった個人の欲だけで経営している人は０人。
私利私欲が悪いわけではないけど、長く経営者として企業を成長させている人は「利他の精神」であるのは間違いないです。
自分の現在地がわかる
立派な経営者の方々のセミナーを聞けば聞くほど、自分の現在地がわかります。
まだ、ひよこちゃんだな。
から、もう一息で「利他の精神」に達しそうというところまで。
また、そもそも経営者が話ししている内容が理解できない場合は、「知識や経験共に、理解できるステージに達していない。」ということがわかります。
「なんか日本語が聞こえてくるけど、わかるようでわからない。」
そんな状態だと、それは、まだ、「その経営者のセミナーを聞けるステージではない。」ということ。
そのセミナーを聞く前に、語彙を増やし、見聞を広げる経験を積むことが先決になりすね。
勇気をもらえることも
「へぇ～あの社長は、そんなことまでやってたのか。」
おれ、なんて消極的なんだろう。もっと、積極的に攻めていんじゃない？
なんて勇気をもらったりすることもありますね。
すぐ忘れるけど。
怪しい
「セミナー」と聞くと、「怪しい」と感じる人も多いですね。
私もそうでした。
その昔、知人が「セミナーに通ってる。」と聞いたときは、「うわぁ～、なんか変なものに洗脳されたか。こいつオワタな。」と思ったものです。
でも、その後、彼は、セブンイレブンのフランチャイジーで成功して、今は、田舎に隠居して家庭菜園や趣味の自動車楽しんでます。
確かに、怪しいセミナーも多くあって（参加したことあり！）、玉石混交です。
そこは、ぜひ、情報収集をして、フェイクなセミナー、まともなセミナー、各自判断して参加してみてください。
宝探しですぞ。（＾＾）
