仕入れが難しい理由 – 問屋は目に見えない!? –

問屋

ここ数年の傾向なのかもしれませんが、「ネットショップの作り方」という検索ワードは激減です。代わりに「仕入れ」がダントツで増えています。その差4倍です(2016年1月データ)。グラフで書くとこんな感じです。

ネットショップの仕入れ ■■■■■■■■■■■■(120件)
ネットショップの作り方 ■■■(30件)

以前は逆だったんですよね。これは、「作り方は良くわかった。でも売るモノがないのさ!」という人が増えてきたということと単純に考えてしまいます。

直近の新規仕入れで思ったのは、問屋は目に見えないので見つけにくいということです。問屋やメーカーは一般消費者を相手にビジネスをしているわけではないので、店舗や倉庫で営業していても入り口付近に小さく「株式会社(某)ナニガシ」なんて書いているだけです。前を通っても、営業しているのかどうかもわからないような外観でした。前を歩く一般人はターゲットでないので、それで何の問題もないわけです。

ネットでもよく似た感じです。「小売」のネットショッピングは全盛ですが、ネット問屋開業ブームなんて、なかったし、これからもありませんから、ネットで問屋を見つけるのもなかなか難しいです。ネット問屋は、もともと問屋やメーカーだった企業がネットに進出したというだけですからね。

周りの問屋やメーカーで、ネットから仕入れができたり、取引の申請ができるのは、10件中3、4件といったところです。しかも、ウェブサイトで積極的に「卸してます!」といったアピールをしていることも少ないです。「弊社は卸し販売専門ですので、小売は行っておりません。」といったメッセージのほうが多いかもしれません。

これでは、検索してもなかなかヒットしないですよね。ヒットしなくて困っているかというとそんなこともないですね。以前からの取引企業がたくさんあって、とりあえず新規販売店に来てもらわなくても営業できているわけですから。

最近の仕入れは足で見つけましたが、仕入れ先を見つける基本は、やはり販売したい商品のバーコードでしょう。バーコードの下の数字をJANコードと言いますが、メーカーを突き止めて、メーカーが直で卸しているかどうかを確認します。直でなければ、その先に問屋や代理店があるので、それさえわかれば後はトントン拍子です。

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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。