接種理論を商品説明に活かそう

接種理論

いろいろな商材を販売してきましたが、「これは完璧!」という商品はないということを悟りました。

例えば、イタリア製の商品は、デザイン性は非常に優れているけど機能面で日本製に及ばなかったり(ま、そこがイタリアらしくて良い点ですが)、逆に、日本製なので耐久性に優れているけど、残念なデザインと輸入品に比べて3倍も4倍もの価格だったり。

ま、これは軽い例ですが、商品には必ずデメリットがあって、販売者としては、そのデメリットはできるだけ公表したくないんですよね。でも、この臭いものには蓋をする手法は逆効果のことがあります。

デメリットを隠して販売したならば、デメリット知らずに購入したお客さんが、欠点に直面したときのショックが純粋にMAXになってします。これは返品やクレームにつながったりします。


ですから、クレームになりそうなデメリットがある場合は、説明文の中で、軽くそのことに触れることが大切です。「この商品の縫製は大雑把なのでほつれることがあります。でも、これはこのブランドが支持されているデザインの特徴です。」と言う風に。

このことを知らされずに買ったお客さんは、ほつれてしまったことを「不良」と思うかもしれません。そこで、事前に、軽く免疫をつけておくことで、ほつれたとしても、「これはこの商品の特徴だから問題ない。」と納得します。

このように、あらかじめ相手に免疫をつけておくことを「接種理論」と言います。ウィルスに対するワクチン接種と同じ理屈です。

メリットばかりで完璧すぎるとかえって怪しいですからね。「高学歴」「高収入」「高身長」「イケメン」「実家金持ち」とか、そんな男性胡散臭すぎてとても信用できません。でも、そんな彼も、実は、おっちょこちょいでカラオケではクソオンチ、上がり症で口下手。

という、パーフェクトな中にもスキがあると、「人間味も感じられ、女性としても気後れすることなく、安心して会話ができる」と言った感じです。そういったマイナス面をあらかじめ伝えておくことで、いざ付き合い始めたときの、「地雷踏んだ」の衝撃を和らげることができます。

あ、ショップサーブに注文が入ったので、今日はこのへんで。

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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。