主題のように、起業したい若者に向けてメッセージを発している方の話を聞いてました。
仮に社長Aさん(40代)としましょう。
Aさんの主張する「起業で成功するための鉄則」は、3つとも「うんうん。そうそう。そのとおり!」って思ったのでシェアをします。
というか、個人的見解や異論を交えての話ですが。
自己啓発セミナーには行くな?
「自己啓発セミナーには行くな。」
なぜなら、「瞬間的にはやる気が出るし、自分のレベルが上がったかのような錯覚に陥るが、あくまで瞬間的。夜寝て朝起きれば元通り。意味ねーぞ。無駄だ。」と。
「おれは行ったことないけどな。」(ないんかーい!\(^o^))
確かにおっしゃる通り・・・
セミナー受けたところで、実質的な実力が上がることはないでしょう。
でも、個人的には異論あり。
純粋な自己啓発セミナーには行ったことがないのですが、怪しいコンサルタントが開催する、半分自己啓発的なセミナー(最後には商材を売りつけるパターン)には、仕事の合間に、暇つぶしで参加したことがあります。
確か場所は神田だったような記憶があります。
各種セミナーには、好んで足を運びますが、なんと言っても楽しい。
この一言に尽きます。
セミナー講師はもちろん、参加者とも初対面です(少人数の場合)。
「え~~こんな人、実際にいるんだ!(まんまと高額商材を契約・・・)」とか、「若くして成功者として崇めらている人は、こんな感じなんだ。(オレ成功者だしのナルシスト系)」とか。
普段、出会わない人種に出会うことができるんですよね。
出会うと言うか、鑑賞できる感じ。
もちろん、ほとんどの人とは一期一会で二度と会うことはありませんが、たかが5000円や1万円とかで、非日常的な体験ができるわけです。
映画は2D体験ですが、この手のセミナー先週は3D体験ですからね。
たまに、(いろんな意味での)刺激を受けるために、わけのわからないセミナーに潜入するのはおもしろいと思いますよ。
10万円とか30万円とかのセミナーは、行ったことも、行く気もないので知りませんが。
最近は、ウェビナーが流行っているので色々見てますが、それなりにためになりますが、やっぱリアルが楽しいですね。
通販システムのショップサーブのセミナー(無料)なんて、大好きですね。
行動力のある仲間を作れ?
「金持ちに成りたければ金持ちに近づけ。」みたいな感じですね。
初めての起業に必要な、大きな条件のひとつは行動力、というのは、間違いないと思います。
だから、自分ひとりでうじうじ悩むより、行動力のある人と関わることで、自然と、「おまえの行動力もあがるぜ。」という話です。
確かにそのとおりです。
理屈は!
「類は友を呼ぶ。」というように、行動力のある人のまわりには行動力派が、インドア好きのまわりにはインドア派が集まるというのは、目に見えてわかります。
ただ、、、
そもそも行動力がない人が、行動力のある人の和に入るのはかなり難しいです。
心理的に。
「一人が好き。でも、起業したい。」って性格の人に、「行動力の仲間を作れ。」って言っても、かなり勇気がいるし、そうしたいとも思わないし、かえってストレスになるんです。
「類は友を呼ぶ」ので、結果、類じゃないところに無理やり入ろうとしても、うまくいかない・・・
本を読め!?
これは異論なく大賛成。
恋愛、家庭、お金、健康、人生、そしてビジネス・・・
何かで悩んでいるなら、たいていは本を読めばスッキリ解決します。
だから、本を読む習慣がある人には悩みはないでしょう。(読まない人でも悩みのない人もいますが。)
本屋に直接行くのが良いですね。
買うべき本が100倍ズームで目に入ってきますから。
新品を買ってもいいし、そのまでアマゾン・マーケットプレイスで買ってもいいし。
ただ、これもね、、
本を読んで「はっ!(゚∀゚)」とした経験のない人には、通じにくいんです。
「○○で悩んでいるんです。」
「その程度のことなら2、3冊読めば解決するよ。」
そんな話をした人も、本を読むことなく、3、4年経っても同じことで悩んでいるんです。
「悩んでいるんです。」と困っているふりをして、本心は「悩み続けたい。」という本音があるんじゃないかって思うほどです。
結論
社長Aさんは、それなりの熱弁であれこれ伝えようとしてくれているんですが、残念ながら、あまり伝わっていないと思うんですよね。
正しいことを言っているのに。
なぜ伝わらないか。
おそらく、聞く立場に目線を下げて、言葉や表現を彼ら(若者)の思考レベルに合わせて、喋ってないからだと思うんです。
ネット通販を始めたいビギナーに、「ネットショップは、まずはASPのオペレーションをマスター。次はSEO。SNSも定期的更新。ブログではコンテンツマーケティング。ビッグキーワードは・・・・離脱率を下げるよう、、、CVRを改善するためにKPIを設定して、、」
「熱意は伝わるけど、意味がわからん・・」ってなるでしょう。
個人的にも、普段20代の若い人たちを指導するときなどには、どういった伝え方をするか気を使います。
自分の言葉で説明をするよりも、彼らの使う言葉や習慣的な部分に、チューニングするというか、周波数を合わせる努力をしてしゃべるようにしています。
それでも伝わらないことは多々あります(>。<)
で、結論としては、若者に対して「起業するにはこれをしろ。」というのは、ほぼ老婆心。
ありがたき色々なアドバイスを受け入れられるレベルに達していない人には、何を言って無駄なんですね・・・
だから、そういうスタッフがいたら放牧です。