ネットショップ、すなわちECってすごくいいビジネスだと思います。
ただ、それは軌道に乗っていれば、、の話です。
2021年から参入しようと思うと、「それ行け!」と勢いで始めてもまず、うまくいかない。
理由は2つです。
1つ目は、EC全体的にレッドオーシャン(競争が激しい)状態だから。
2つ目は、EC運営に関する知識やスキルが高度化しているから。
ずばり、レッドオーシャンです。
膨大な数の魚がひしめく海域では日々争いが起きていて、海水は戦いに負けた魚たちの血で真っ赤。
これがレッドオーシャン。
アパレル業界、食品業界、ペット業界など、いろいろな海域がありますが、どこもかなり赤いのが現状。
だから、何も考えず、何も調べず、真っ赤な海に飛び込むと、大型魚や狂暴な魚の餌食になってチーン。
消えてしまう。
つまり、存在することすらできない。
これがレッドオーシャンに裸で飛び込んだ場合ですね。
色の薄いところを探すこと
どうしてもその業界に参入しなければいけないときは、全体を見まわして、真っ赤ではない、ピンクやライトピンクの箇所を探します。
良く調べると、範囲は狭いけど、全然赤く染まっていない透明なエリアもあるかもしれません。
具体的に言うと、自社の商品がその業界で「勝てる」エリアや「方法」を見つけること。
市場調査に時間をかけるのが参入前の必須事項です。
このリサーチを徹底してやった結果、「参入しない」という判断になる場合も多々あります。
無駄な出血をしなくて済むので、ある意味、成功と言えます。
勝てるエリアを見つける
勝てるエリアはライバルがいないエリアのこと。
これをブルーオーシャンと言います。
業界全体はレッドオーシャンだけど、調べると、小さいけどブルーオーシャンの箇所が存在。
そのブルーオーシャンで通販を始めれば、ライバルはいないワケですから、参入が遅くても勝てます。
例えば、犬の洋服ってたくさん出回っています。
だから、何の変哲もない犬用の洋服で業界に参入しても、なかなか差別化が難しい。
そこで、どこの店もやっていない犬専用のヘビメタ風コスプレ専門店を作る。
という感じです。(首輪は当サイトと関係ありません。)
例えば、ですよ^^。
そこで重要なのが、需要があるかどうか。
「まだ売られていない。」=「需要がある」場合と、
「まだ売られていない。」=「そもそも需要がないから。」という場合があるので見極めが大切です。
お金をかけない
当たり前の話ですが、売れるかどうかもわからないのに金をかけない。
私がネット販売を始めたころは、なんでも無料でそろいました。
もちろん、サイトを自作していたというのが大きいのですが、ショッピングカートも無料だし広告も無料。
でも、今は、販売サイトを自作するなんて人は皆無で、普通は通販システムを借ります。
高機能で最新のシステムなので、借りればすぐに販売ができます。
ただ、システムを提供する企業は、ECブームに乗って成長しながら、料金もどんどん引き上げてきたんです。
私が使っている某E社などは、2000年ころには月額3500円程度で貸し出していたのですが、今では最低でも15000円です。
値上げは悪くはありませんが、ちょっとやりすぎかな、って思います。
ところが、2018年あたりから、カナダのShopifyという世界的にスタンダードな通販システムが日本に上陸しました。
なんと月額3000円ほどで、最新スペックの通販システムが使えるときた。
既存システムから乗り換える企業も増えていて、また、新規で通販に参入する人や企業の標準的なシステムになりつつあります。
ガラケー同様に、日本の通販システム業界はちょっとガラパゴス化していた感があります。
これから中途半端な企業はどんとん落ちていくでしょう。