整骨院のハロー効果とプラシーボ効果

整骨院でハロー効果

腰痛で接骨院だか整骨院だかに行ったとき、若いセンセが見てくれて電気治療器のようなもので施術、一通り終わったら「また来週来てくださいね。」とか言われて会員カードかポイントカードのようなものを渡されました。

センセは白衣着てるんで「先生」に見えるんですが、「私服着たらふつーにその辺にいるちゃらい兄ちゃん」です。ま、そこで思ったのはハロー効果です。白衣で「治療してくれるありがたい先生」に見えるわけです。

お年寄りや若い人なんかには、まるでお医者さまのように「見える」どころか、「腰痛を治してくれる」と「思い込んでいる」場合もあるかもしれません。そうなると、プラシーボ効果で治ってしまうこともあるでしょう。プラシーボ効果は、例えば、頭痛で困っている人に、ただのビタミン剤を「これ頭痛薬」と言って渡すと効いてしまうという治療効果のことです。

整骨院で会員カードを渡されて「また来週来てくださいね。」と、患者に完治させることなど、まるで頭になく顧客を囲いこんでリピートを促そうとする点は、どのビジネスにも共通するやり方です。

つまり、整骨院と言えど商売なんですね(病院も同じだけど)。人のために何かしたいから整骨院を開業するのではなく、儲けるために開業しているだけ。一昔前は、「整骨院を開業すればベンツに乗れる」なんて言われていた時代もあったそうです。今は競争が激しすぎて乗れてもN-BOXでしょうか。

「この兄ちゃんは院長には見えない。雇われか。柔道整復師の資格を取って3、4年てとこだろう。手取りは20万弱。そんなやつに腰痛が直せるはずもないか。自分の子供が『柔道整復師の資格取りたい』なんて言ったら絶対反対だな。かと言って、『ネットショップを開業したい』なんて言っても当然反対。職業選びは難しい。。。とりあえず、この整骨院はハズレ。こんな整骨院ばっかりが増えるから保険料が無駄に高くなるんだよな・・」

そんなことを考えていたら、プラシーボ効果は当然0%。腰痛が良くなることもなく、無駄金を払って会員カードというゴミを持ち帰るだけの虚しい1日となったとか。



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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。