徒歩20分。歩けば無料のところタクシーを使って800円。楽をしようと思えば金のかかる世の中。EC業界もそれは同じ。楽をしようと思えば金がかかります。
「商品はある。すぐにショッピングサイトを開設したい。」そんなときは、ショップサーブをはじめとした、ASPと言われるサービスを使えば、即日~数日でネット上にお店が楽々開店できます。
ただ問題は、その料金が年々高くなってきていることです。
最近参入する人たちは「そんなもの」と思うかもしれませんが、昔からこの業界でやっている一部の人たちは、各企業の通販システムの値上げに不満を募らせています。
そんな怒れる通販運営者が取る最安値ショッピングサイトの構築方法があります。
WooCommerce
それはwooCommerce。ウーコマースって読みます。
パッケージソフト的な通販システムです。
その料金0円。
無料で配られている「それ」を頂いたら本格的なネット通販サイトが作れるんです。
日本では、あまり馴染みがありませんが、世界的には広く知られていて、全体の40%近くの通販サイトが使っているともいわれています。
またも日本ガラパゴスか?と思えるような事例かもしれません。
若干スキルがいるかも。
wooCommerceですが、まず最初に言っておかないといけないのは、ド素人には敷居が高いものとなっております。
つまり、「ワードプレスって何?」というレベルの人には無理な産物です。ですから、「wordpressなんて当たり前じゃん。今使ってるし。ちょー得意。」そんな人には最適な選択です。
それでは、wooCommerceの特徴を3つほど上げておきます。wooCommerceでショッピングサイトを作る方法は、検索すればたくさんでていますので、そちらに任せます。
月250円~サーバー代だけ。
通販システムは無料なのでサーバー代だけで済みます。さくらインターネットなら月額500円、ロリポップなら250円でできちゃいます。
実にスッキリ&シンプル。ケータイキャリアのワケのわからないオプションまみれの料金体系で、気づけば高額な料金を取られている、といった不信感とも無縁です。
商品数データ量制限なし
wooCommerceは無料の通販システムなので、それ自体に何らかの制限はありません。制限があるとすればサーバーの制限くらいです。さくらインターネットの500円コースなら容量100ギガです。
例えば、有料ASPのショップサーブの場合。一番安いコースで容量は1ギガ(月額約12000円)で商品数の制限は500点。これを基準に考えると100ギガなら5万点まで登録することができます。イメージですよ。
ショップサーブで5万点のお店をやろうと思えば、月額10万円ちかくになってしまいます。そりゃ儲かりますわな。でも、wooCommerceが使えれば月額500円。知っているのと知らないのとはトンデモない差ができちゃいますね。
クレジット決済月額0円、手数料3.6%だけ
wooCommerceのような無料の通販システムは他にもあるのですが、クレジット決済を導入しようと思うと、固定費が3000円くらいからかかってきます。せっかくシステムは無料なのに、売れもしない月から固定費を支払わないといけないことになります。いやですよね~。
でも、wooCommerceで使えるクレジット決済「square」や「stripe」を使うと固定費0円で、売れた時だけ3.6%の手数料が引かれるだけです。実にシンプルで完全ノーリスクです。世界では、このわかりやすさが標準ですね。
デメリットは?
メリットしかなくて困るのですが、あえてデメリットを言うならば、楽に有料のシステムを借りる場合に比べて、ちょっと手間がかかるという点ですかね。
ただ、いったんお店が完成するとたいして手間はかかりません。
有料に怒れるアナタ。そろそろwooCommerceデビューはいかがでしょうか。