今ではほとんどの企業やお店がウェブサイトを持っているのは周知のこと。
そして、それぞれの企業やお店では、WEBサイトの位置づけや意味はそれぞれ違います。積極的に受注をすることに主眼を置いたウェブサイトから、ただ単に必要最小限の情報を載せるだけ良いウェブサイトまでいろいろ。
積極的に受注を目指す会社のウェブサイトについては、若干、込み入った話になるので、今回は、「単に公開していれば良い。(情報提供型)」という企業に限った話にしたいと思います。
現在、スマホサイトに適したウェブサイトを持っていない企業のサイトが無数にあります。そのような企業で、わりと意識の高いところは、「うちのウェブサイトもスマホで見やすくしたいなぁ。」と思っています。
でも、「どうしたらいいのかわからない・・・。」というのが現状です。
そこで活躍するのがWEB制作会社です。
ウェブサイトのレスポンシブ化の需要は相当あります。WEB制作会社の儲けどころではありますが、一生懸命売込みをしているにもかかわらず(売込みが下手なのか?)、なかなか受注にはいたらないことが多いようです。
それはさておき、実務の話で。
「単に情報を公開していればよい。でも、せめてスマホサイトに対応させたい。」という企業さんの、ウェブサイトは、一から作っていると30万、50万という費用がかかってします。
内容をのままでスマホ対応させるのに、そんな費用を要求されると、さすがに「怪しい(ぼったくられてる??)。」と疑われるほど、ユーザーのリテラシーレベルは上がっています。
相場は高くて10万くらいですかね。中小企業レベルで。もちろん、東京相場と地方相場はちがうので、ここでは、あくまで、地方相場で。
逆に言うと、10万円もらえれば御の字です。
ですから、制作側のこちらとしては、できるだけコストを抑えたい。
じゃ、どうするのが良いのか。
まず1つ目は、無料レスポンシブWEBデザイテンプレートの利用です。
無料でテンプレートを配布してくれているサイト(Template Party等)があるので、そこからファイル一式を頂いて、依頼企業のコンテンツに差し替えて「はいできました。」
これで10万なら、しっかり利益がが取れます。
最近、関連企業で依頼があったのも、まさに、「企業情報だけを(スマホ画面に適したように。)公開したい。」というものでした。
現在公開中のPC用のHTML主体のウェブサイトから、コンテンツだけをコピペして、テンプレートに移し替えるだけで完了です。
2つ目は、移行後、変更(更新)がある可能性のある企業の場合は、テンプレートを使ってしまうと、ローカル上(PC上)での手作業になってしまいます。かなり面倒くさいですね。
それを避けたい場合は、Wordpressを使ってサイトを構築しておくと楽です。
企業サイトのような、更新頻度の低いパターンの場合は、サーバー費用は最低限に抑えたいところなので、使うなら、さくらインターネットですかね。うちでも使っていますが、クライアントさんを多数収納しても、当社の負担は月々500円程度で、100サイト以上収納しても、どこのサイトも全然サクサク表示してくれます。
ひとつの契約で、いくらでもドメインを詰め込むことができるのが制作会社としては、ありがたいですね。
「ホームページ・スマホ対応専門(格安9」なんてキャッチコピーでやるとウケそうな気がしますけど、どうでしょうか。(ま、すでにやっているところは多いと思いますが・・・)
ホームページ制作業界では、もはや新規のお客さん(はじめてホームぺージを持つ企業)を見つけるのが至難の業になっています。
そこではなく、すでにホームページを持っているけど、スマホ対応ができていない企業が無限にあるので、そこをターゲットにビジネスを展開するのが今の流れですね。
ただし、すでに多くの企業が頑張っていますが、営業が下手すぎて成約率が低いので、営業力に自信のある企業にとっては、そこそこブルーオーシャン(儲けたい放題市場)になっております。