あの人気店はどこのサービスを使っているのか?
気になったことはありませんか?
「よそは良い機能使ってるよなぁ」なんて思うことがあって、どこのサービスか調べることもあるので、その方法についてメモっておきます。
なお、わかることもあれば、わからないこともあるので、その点はあらかじめご了承されたし。
base(URLで調べる)
ネットショップにおいて、URL、つまり、ドメインは「独自ドメイン(自社専用のドメイン)」の場合と、「サブドメイン」の場合があります。
自社専用に取得したドメインの場合は、それを見ただけではどこのASPかはわかりません。
でも、他社のサブドメインを使っている場合は、すぐにわかります。
その代表例が、base(ベイス)。
base(ベイス)のメインサービスのドメインは「base.in」ですが、ショップ用のドメインは次の通り。
base.shop
shopselect.net
base.ec
theshop.jp
handcrafted.jp
fashionstore.jp
buyshop.jp
supersale.jp
official.ec
kawaiishop.jp
全部で10個用意されています。
baseを使う人は「https://orenoshop.shopselect.net」というふうに、一番先頭に自分用の文字列をつけます。
なので、anatanoshop.shopselect.net、となれば、また別のサイトということになります。
でも、基本base内のドメインということです。
おちゃのこネット(URLやカートURLで調べる)
また、おちゃのこネットも共用URLを提供しているASPです。
***ocnk.netとなっていて、***の部分にお店オリジナルの文字列が来ているのでわかりやすいですね。
ただ、おちゃのこネットを独自ドメインで使っているお店の場合は、カートURLも「***.com/cart」だけなのでわかりません。
そこで、メンバーログインを見れば「***.com/member-login/member」となっているので、これはおちゃのこさん固有の文字列っぽいので判断できそうです。
shopify(URLで調べる)
当社がメインで使っているShopifyですが、URLが非常にすっきりスマートになっていて、個人的には好きですね。
ただ、Shopifyはカスタマイズ性が優れているのでページを見ただけでは、なかなかわかりにくいです。
以前までショップサーブの利用の成功事例として取り上げられていた亀田製菓さんですが、Shopifyに乗り換えてました。
ショッピファイの場合は商品ページのURLでほぼわかるんじゃないかな?って思います。
このように商品カテゴリの表示URLは「category」という単語は使われず「collections」という単語が使われているのが特徴です。
この部分もカスタマイズでURL変更などもできると思いますが、変更するメリットもさほどないので、そのまま使っているお店さんが多いのではないかと思います。
商品ページは「***.com/products/~~」となっているので両方満たしていれば、そのASPはShopifyの可能性が高いです。
ショップサーブ(カートURLで調べる)
独自ドメインを使っている場合は、販売ページなどを見てもどこのASPを使っているかわかりません。
そんなときは「カートを見る」をクリック。
以前までは、カートURLは共用URLになっているASPが多かったのですが、セキュリティー関係の事情で、独自ドメインの後にカートURLがつくように変更されています。
未だに変更されていないASPやカートサービスもありますが、そういうサービスは技術的に不可能なのか、技術力がないのか、事情を知らないのかいずれかでしょう。
にしても、未だに変更されていないサービスを使っている場合は、ASPや引っ越しするほうが安全です。
さて、当社が使っているショップサーブは、以前はカートを見るをクリックすると「*****(アカウント).shopserve.jp/cart.cgi」とかそんな感じでした。
現在は、「ドメイン名/CART/cart.php」というURLになります。
これだけでは、ショップサーブとは判断できませんが、商品ページURLが「****.com/SHOP/品番.html」と言うふうになっていたりマイページが「****.com/CART/login.cgi?__utma=~~」となっているので、この3つを満たせば、ほぼ100%ショップサーブを利用しています。
ASPを調べるチェックポイント
以上、ASPの代表例をいくつか上げながらASPを調べるためのポイントなどを紹介してきました。
他にもASPはたくさんあるので、今回紹介したASPに該当がなければ、ほかのASPの可能性が高いです。
そんなときは、いくつかASPをあたってみて、それぞれのASPの利用事例を見ます。
そのASPを使っているお店さんがいくつか出てくるので、ページの構成やURLなどを見てみて「共通点」を見つけ出します。
ショップサーブなら「***.com/SHOP/」とか、Shopifyなら「***.com/collections/」とか。
そのASP独自の「何か」が、ほぼ見つかるので、そこからASPを判定することが可能になります。
レンタルカートがオワコンに
昔は、ショップページを作って、カートサービスだけレンタルするという手法がありました。
自社で取得した独自ドメインの中に「商品ページ」のみを公開し、カート部分だけレンタルして、カートボタンからデータを渡すという手法です。
オール・インのネットショップ開業サービス(ASP)もすでにありましたが、機能的にレンタルカートと変わらなkったという点が理由のひとつでしょう。
でも、その後、ショップサーブやshopifyなどのように、通販をするための機能がオールインワン」というのが当たり前になって、しかも、これでもか!というほどの機能がもりだくさんとなった今、レンタルカートはオワコンになってしまいました。
ショッピングカートCGI(無料のカートプログラム)などのように消えゆく運命なのは間違いないです。
でも、カートCGIは、ほぼ消滅しましたが、レンタルカートは、まだかろうじて残っていますね。
おもしろいネットショップを発見
そんな中、面白いネットショップを見つけました。
なんと!そのネットショップはカートがない!
とあるレンタルカートの利用事例として紹介されていた「おちゃの福本園」というサイトです。
以前はカートで購入できる仕組みだったのでしょうが、現在は、「電話ください。」とのこと(笑)
もはや、ネットショップではなく、コーポレートサイトですね。
お金を払ってまでカートをつける意味がなかったのか、IT系を扱える人材がいないのか、理由はわかりませんが、そういったネット販売もアリなんですよね。
特に、高齢者だけをターゲットにしている場合など、「ホームページは見れてもショッピングができない。」なんて人はたくさんいます。
電話はスマホが使えなくても、持っていなくても、誰でも使える通信手段ですからね。
2023年にもなって、こんなホームページを見たのは、なかなかの衝撃でした。
ネットショップがブームになる前は、けっこうあったんですけどね。