ショップサーブからShopifyへの引っ越し、最後の仕上げです。
それはなにかというとリダイレクト。
ショップサーブとショッピファイでは商品ページのURLが異なります。
だから、引っ越し後、すでに検索エンジンに登録されているページにユーザーがアクセスしても「ページがありません。」と表示されてしまいます。
これを避けるのがリダイレクト。
※新規ショップの場合、この作業は不要です。
SEOにも重要なリダイレクトとは
例えば、こんな感じえす。
(旧)ショップサーブ:/SHOP/NO0123.html
(新)ショッピファイ:/product/no0123
何もしないままだと、旧URL(アドレス)にユーザーがアクセスした際は、下記のようなページが表示されてしまいます。
「サイト内での表示」なので「お店にアクセス」はしているのですが、「ページが見つかりません」と言われると、訪問ユーザーは「ああ、もう売っていないのか・・」と思う場合もあります。
そして、そのまま別のサイトへ。
そういったことを避けるために、旧ページにアクセスしても、新しいページに自動転送するのが親切ですし、売り逃しも避けやすくなります。
新しいページに自動転送することをリダイレクトと言います。
商品毎に旧サイトのアドレスに似せる
ショッピファイのデフォルトでは、商品を登録するとURLは日本語になってしまいます。
こんな感じです。
/product/和紙でできたTシャツ
ショップサーブの時のUTLは「品番.html」ですから、ショッピファイでも「/product/品番」とします。
htmlは不要です。
設定箇所は各商品の編集の一番下「ウェブサイトのSEOの設定する」の箇所です。
このようにURLのところが日本語になっています。
これを次のように変更します。
商品全部について、これをやっていきます。
商品一覧から編集することもできますし、CSVファイルで一括登録できる場合は、それを使うと楽ですね。
ちなみに、「日本語のままだといけない」というルールはありません。わりと好みの問題だと思います。
今回は、「できるだけ旧サイトのURLに近いようにしたい。」ということでした。
リダイレクト、お前、こんなところにあったのか!
商品ページの設定が終わればリダイレクトの設定です。
設定箇所を見たことはあったのですが、次に、さんざん探したのに見つからず、ついにはサポートに聞いちゃいました。
ここにありました↓
どうですか?
めちゃくちゃ目立たないですよね。
完全に盲点で、いくら探しても気づかなかったです。
もっと目立つよう改善してほしいところですが、発見に苦労したのでしっかり記憶してしたので個人的には、そのままで良いです(^^)
さて、ここで、旧URLに対応する新URLを入力していきます。
一個ずつ設定することもできますが、面倒な場合はCSVファイルで一括でドーンとやることも可能です。
なお、このリダイレクトの機能では、外部に存在するサイトのURLを入力することはできません。あくまで同一ドメイン内でのリダイレクト限定です。
(NGの例)
旧サイト:hogehoge2020.co.jp/
新サイト:pogepoge3030.ac.jp
リダイレクトできないとSEOが吹き飛ぶ
余談ですが、このリダイレクトって移転のときSEO上欠かせない設定なんです。
これができないと、これまでのSEOがゼロになりますから怖い。
ところが、国内の通販システムでリダイレクトができるところって、ショップサーブ以外あまりないんですよね。
こんなイメージですね。
国内他社システム | → | ショップサーブ | ◯ |
ショップサーブ | → | ショッピファイ | ◯ |
ショップサーブ | → | 国内他社システム | × |
◯・・・SEO引き継ぎOKやほぼOK。
×・・・SEO消滅
全部調べたわけじゃないんで、あくまでイメージです。
店舗の切り替えなどを検討しているショプさんは、料金面や表面的な機能ばかりに気が取られやすいですが、「htaccess」を使ったリダイレクトや、Shopifyのようなリダイレクト設定ができるかどうかは、間違いなくチェックシておきましょう!
CSVファイルでインポート
今回のお店さんの場合は、商品数100点もなかったのですが面倒だったので、CSVで一括変換しました。
エクセルでもOpenofficeでもなんでもOKです。
メモ帳で、カンマ区切りで作ってCSV保存してもOK。
こんな感じです。
Redirect from,Redirect to
/SHOP/NO0123.html,products/no0123
/SHOP/NO0124.html,products/no0124
/SHOP/NO0125.html,products/no0125
…
エクセルでCSV編集をする際のちょっとしたテクニック
ちなみに、エクセルで編集する場合は、ちょっとしたテクニックを知っていると便利です。
1つ目は、セルの足し算」というのでしょうか。各セルに入れたデータを(計算ではなく)連結することができます。
例えば、セルに3つの値が入っているとします。
/SHOP/ | NO0123 |.html
これら3つを連結する方法は、別のセルに「=A1&B1&C1」と入力します。「&(半角)」を使います。
すると「/SHOP/NO0123.html」と合体させて表示してくれます。
それをコピーしてインポート用のCSVファイルに貼り付けます。
また、今回のような切り替えの場合「置換」も便利な機能なので、良かったら置換解説のページをチェックしてみてください。