(www.quocard.com/)
quoカードはもちろん、商品券やビール券、最近では、amazonカードやgoogle playカードなどのプリペイドの電子マネーなど、お金に変わるものがあります。
これらを買っただけでは経費にはならないのはご存知の通りです。
「金券を買う」は、言い換えると「両替した」です。
1000円を100円玉10枚に交換したのと同じです。所有しているモノの形は変わっても、金銭的価値は変わっていませんから経費にならないのは当然です。100万円分のQUOカードを買っても財産の額は変わりません。
このような金券を買ったときの仕訳方法も決まっています。
貯蔵品 100万円|現金 100万円
つまり、「貯蔵している財産に変わった」という仕訳です。会計上の財産額はかわらないので、いくら利益が出たからと行って、QUOカードを買いまくっても、まったく意味がないわけです。
では、買ったQUOカードを確実に経費にするにはどうすれば良いか。
QUOカードを経費に使ってしまう。
です。
なんともシンプルな回答ですが、そーいうことになります。
「QUOカードで事務用品を買う。」「QUOカードをお客様にプレゼントする(広告宣伝費)」などです。
その場合の仕訳は、次の通りです。
6月20日 貯蔵品 100万円|現金 100万円
6月20日 広告宣伝費 100万円|貯蔵品 100万円
これで、貯蔵品(=財産)は、広告宣伝費という経費として消えていくことになります。合法的に利益を圧縮することができます。
「利益が出すぎたから、とりあえず、換金しやすいモノを買って、経費を増やして利益を圧縮。決算が終わってから現金化。ウハウハ。」と誰もが考える節税方法とは思いますが、金券の場合は、そうはいかないのです。
だからベンツが売れるわけです。社用車の購入費やリース費は立派な経費です。でも、国産車やその他の普通の車にくらべて、ベンツは価値が下がりにくいことから節税の定番になっているとか。