仕入れをお願いするこをと正式には「新規取引のお願い」と言います。
ビジネス文章の文例などを探して、「拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 」とかで始めるのも良いですが、何かとスピードの速い昨今です。
無駄なく要件を伝え、相手に動いてもらいたいですね。
メール冒頭
やっぱ万能の挨拶はこれに限ります。
(いつも)お世話になっております。
あるいは、お世話様です。(「お世話になっております。」より、ちょっとくだけたイメージなので、すでに取引のある企業間での挨拶の印象)
どの業界も、お世話になった歴があろうとなかろうと「お世話になります。」は、ビジネス現場での「コンニチハ」のあいさつに相当します。
だから、初めてなのに「お世話になります。」はおかしい、なんて固く考えず、まるで以前から取引の関係があるかのように、すぅ~っと相手の懐に入っていくのがポイントです。
間違っても、「突然のメール失礼致します。」は絶対にNGです。
これは絶対に書かないこと!
なぜなら迷惑メールの典型的な書き出しだから。
すぐトラッシュボックス(ゴミ箱)です。
また、先にも、書きましたが 先方企業が大企業だったり創業明治何年とか大正何年とか、歴史があって格式高く、伝統や文化を重んじるようなお硬い社風なら「拝啓・・・」でいかないといけないパターンもあるかも。
自己紹介
「どこの誰が何の目的で」がわかるように端的に、。
東京都の西新宿歩(ニシシンシュク・アユム)と申します。
現在、ヤフーショッピングで国産ホニャラを専門に取り扱っております。
この度、御社と新規でお取引をさせて頂きたくご連絡さしあげました。
当店は、開業して1年ほどですが、
お客様も徐々に増え、
御社の商品についてのお問い合わせをよく頂くようになり、
(※こういう理由があると良いかな。)
品質デザインともに優れた御社の製品をぜひ販売させて頂きたいと考えております。
ご検討のうえ取引条件等合わせてお返事頂ければ幸いです。
このメールサンプルのポイントというかテクニックは、先方にメリットがあるような内容を盛り込んだ点です。
ただ単に、「仕入れ情報を教えてくれ。」だと、教えるメリットはありません。
でも、卸す前から「売れそうな気配」を伝えることで、返事はもらいやすくなります。
署名を忘れずに
署名は大事です。
個人事業主であっても会社情報やアクセス情報をテキスト情報として載せておきます。
メールを見た担当者がすぐさま連絡できるように配慮しておきます。
もしかすると、受付から転送で営業マンにメールが送られるかもしれません。
メールだけで情報が完結するようにしておきます。
メールの件名
あと、メールの件名も大事ですよ!ウェブサイトのフォームから送信する場合、自動で件名が入る場合もありますが、手動で入れる場合や、メルアドで直接メールを出す場合は、読んでもらえる件名を付けます。
×問い合わせ
〇「新規お取引について問い合わせ」
〇「新規取引希望致します。」
〇「新規取引をお願い致します。」
など、3番めが良いかな?
さらに、前後逆になったけど、担当者名がわかっている場合は「株式会社Fストアー(架空)◯◯様」、担当者名がわからない場合は、「ご担当者様」で良いのです。
できれば用意しておきたいこと
開業したてで、ウェブサイトもなければ販売サイトもない。という場合、仕入れの段階で、それが不利に働いてしまうことがあります。
「来るもの拒まず」とばかりに新規取引を受け入れる企業なら問題ないですが、多くの企業では、水際作戦で変な取引先はふるい落とします。
「変な人にウチ商品売ってほしくないもん。(メーカー談)」というように、類は友を呼ぶで、好ましくない販売店を抱えてしまうと商品価値や企業価値も下がってしまうからです。
さて、取引依頼のメールを出す前提として、自社ウェブサイト、あるいは販売サイトは最低限用意しておきます。
特に、新規の取引で先方がチェックするのが「企業概要」などの部分です。いつ設立して何をしているのか、といった情報です。個人事業主でも書けることは書いておきましょう。
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仕入れは電話で成功する
大変!これ忘れていたわ。
そそ、商品を扱っているメーカーを見つけたからと言って、そのメーカーが直接卸販売をしているとは限らないんですよね。
なので、ある程度ウェブサイトをチェックしてみて「新規お取引」などの項目がなければ、問屋や代理店を通してでないと仕入れられないこともあります。
そのパターンと踏んだなら、次のように聞くと良いですね。
お世話になります。
ホゲショップの保毛ホゲ男と申します。
御社の製品Xについて取り扱いをしたいのですが、
代理店や問屋などあればご紹介いただけますでしょうか。
こんな感じですかね。
ちょうど、そのパターン(直卸はしてなさそう)のメーカーがあったので、上記のようなメールを送ったのでした。