返報性の法則やら、アンカリング効果やら、フット・イン・ザ・ドア効果やら、いろいろ心理学がありますが、今回は、きっちり証明されていない?というか、まだ議論中らしいの法則です。
写真優位効果と直訳してみましたが、オリジナルは「Picture superiority effect」。
要するに、テキスト文字(言葉)よりも写真やイメージ、イラストのほうが人の記憶に残りやすいってことです。まぁ、普通に考えるとそうですよね。
「トイレは右です。」と文字で書くより、
このようにイメージで示したほうが、そもそも読む作業が必要ないので(左脳の作業?)、だれでも瞬時に意味するとこがわかります。
「なるほど。」と感心している場合ではございませんよ。EC事業者の皆様。
あなたのウェブサイト、文字だらけになっていませんか?
ショップサーブに出店のお店を見ていると、「せっかくのお得なポイントなのにテキスト文字。画像で作ったほうがわかりやすいのに(より訴求できるのに)。」と思える箇所がありました。
「商品レビューを書いてくれる方には30mlプレゼント。」など。
このあたりの見せ方は、楽天のお店さんは徹底してますよね。(ただし、数年前にレビューを書いたら送料無料とか、割引するとかオマケをつける、といった流行り方は禁止になっています。(楽天市場出店の資料請求)
「まだ商品は届いてないですけど期待してます!★★★★★」
ゴミのレビューで埋め尽くされていましたから、そりゃ楽天さんも、ガイドライン変えざるを得ないでしょう。アマゾンは、それをわかっていたのかどうかわかりませんが、アマゾンほうがはるかにレビューの信頼度は高いですね(ステマも多いですけど)。
「伝えたいことを文字で書く。」ってのはどこのお店もやっていると思います。文字で書くってて簡単なんですが、実際のところお客さんに伝わっているか?というとNOなんですよね。
「書いてるだろ!」と怒りたくなる質問の数々に悩まされた日々を思い出します。特に「※」で始まる、注意書きなんかはいくら並べても読んでくれません。そもそも、スクロールしないと見えないエリアにありますし、メインの説明文より、見た目に重要な感じがありませんから。
書いているのにお客さんが使用方法を間違ってしまう。
そんな場合は、間違わないようにするためのイラストや写真で伝えると効果的です。
(例)「男子禁制」をイラストにすると、
わかりやすいですね~
例えが、実にくだらなさすぎなんで、そろそろやめておきます。
結局のところ要点としては、ECサイトの販売ページを作る場合、テキストばかり詰め込んでも「伝わらない」ので、ビジュアルで見せられるところは、クリエイティブを作って伝わるよう努めましょう。伝われば伝わるほど売り上げもアップする。かも・・・という感じですね。