神田昌典氏の2005年のCDが出てきたので聴き直してみました。
サブタイトル「雑誌インタビューで語った、企業エッセンスを60分に凝縮!」(写真)
企業エッセンスは「起業エッセンス」ですよね。
当時、神田氏は売れっ子コンサルタントだったので、社内の仕組みもきっちりできていなかったのでしょう。
まあ、誤字なんか大したことじゃないけどね。
20年前の話なのに。。。
数名の質問者に対して神田氏が回答しています。
びっくりすることが2つ。
1つ目は、インタビュー当時の神田氏は41歳(1964年生まれ)。
そんな話ができる41歳いるの!?
50、60の起業家ならわかるけど、レベル高すぎて草です。
自分の41歳の時を考えると「あぁ?」とか「うぅ?」くらいしか言えなかったし、今も、「えぇ?」がプラスされたくらい。
2つ目は、起業に関する話の内容が普遍的なので、まったく古くなっていない。
もちろん、「ヤフーBB」とか死語も出てくるけど、話の本質は、今でも普通に的を得てる。
というか、神田氏やっぱ、スーパーマンですね。
大きな気づき
この手のオーディオブック(オーディオセミナー)って、繰り返し聞くのがポイント。
今回20年ぶりに聴いたわけだけど、大きな気づきがありました。
それは、起業するときき「顧客獲得単価を意識すること。」
今はCPA(Cost Per Action)が耳に馴染む人が多いかもしれないけど、個人的には日本語の方がしっくりくるね。
(以下、CPAと略すけど。)
「どんなジャンルで起業するか。」
「どの集客方法を選ぶか。」
「どのようにオペレーションを作るか。」
なども大事っちゃ大事だけど、作るビジネス全体の規模からCPAをちゃんと設定しておかなければ意味がない。
そんな、当たり前のことに、改めて気づきました。
集客方法はうそ!?起業の考え方中心
「ゼロからの集客方法」とは書いてるけど、斬新な集客方法を紹介しているわけじゃないですね。
至って普通。
なので特に書くことなし。
それよりも、起業の考え方が大半を占めていました。
今会社にお勤めなら、そこに将来売れるネタが必ずあるから、冷静に見極めた方が良いといった内容とか。
「起業することより、起業のスキルを持っておくことのほうが大事」など。
確かに、創業社長で1社しかやってない人って、まあまあの確率で他業種に手を出した時失敗しますからね。(かつての自分も。。。)
起業のスキルがなかったわけだ。
幸い、神田氏のオーディオセミナーのおかげで(まるで宣伝w)、起業のスキルは身につきました。
が・・・
起業成功しても陥る罠
起業してうまく行ったとしても、わかってないと、陥る罠。
はい。
定番通り、罠どころか、でっかい落とし穴に落ちました。
それは、起業して成功すると、そのビジネスに集中してしまうことが罠ということです。
「普通じゃん。」って思うかもしれませんが、自分の作ったビジネスにかまけてしまうと、気づいたときには手遅れになります。
一旦ビジネスが軌道に乗ったなら、起業家としてやるべきことは、「情報収集」や「勉強」です。
そして走っているビジネスは、誰かに任せられるよう仕組みを作ること。
なぜなら、どんな商品もサービスもライフサイクルがあるから。
つまり、今売れていても、売れなくなる時期が来る。
「その時のために備えよ。」とうことです。
2005年にこのオーディオブックを聞いたのですが、聴き方が足りなかった、ヒット商品の上にあぐらをかいてのほほ~んとしていたら、気づいたらジリ貧になっていましたね!(爆)
PLCを頭に叩き込め!
これはインタビュー内で強調されていたわけじゃないけど、めちゃくちゃ重要な考え方なので、おさらいしておきましょう。
PLC
プロダクト・ライフ・サイクル
わかりやすく言うと、ほとんどの商品には寿命があるということ。
バカ売れしている商品もいずれは売れなくなる。
斬新なビジネスモデルでも、時代や経済環境に合わせて改善していかなければ、いずれは行き詰まる。
残念ながら、当店の商品はPLCのセオリー通り、導入期から入り、成長期、成熟期、そして衰退期を経て、無事ご臨終と相成りました。
グラフはこんな感じです。
大ヒットしてから衰退期まで約10年でしたが、今は、もっとライフサイクルのスパンは短くなっているので注意が必要ですね。
タピオカブームをイメージしてもらえると良いかもしれませんね。
今は、動画、youtubeとか全盛ですが、確実に衰退に向かいます。