ピーター・ドラッカーさんが何十年も前に提唱したと言わる「パラレルワーク」。
厳密な定義はわかりませんが、要するに「複業」とかということでしょう。ただ、複の中にはボランティアなども含めるのかもしれません。
ということは「副業」をやっている人もパラレルワーカーですね。
と考えると、事例もなにも、周りはパラレルワーカーさんだらけじゃないですか?普通に。
水平型パラレルキャリ・垂直型パラレルキャリア
パラレルワークは2タイプに別れます。
「水平型パラレルキャリア」と「垂直型パラレルキャリア」
水平型(パラレルキャリア)とは、本業以外に「平行して」行う仕事、つまり副業を持つスタイルのこと。
これは、ごく一般的な副業スタイルですよね。
この図のようにサンドイッチ型で働く例は少ないと思いますが、昼間の仕事が終わって夜のお仕事をするのはよく目にします。
昼間はアパレルで働いで夜はバーや居酒屋で3、4時間働くといったやつです。
一方、垂直型パラレルワークは下記のような図で表せます。
いわゆる週末起業スタイルですね。
厚生労働省の実態調査でも、水平型、つまり、朝マクドナルドで働いて(雇用型)、本業をこなし(雇用型)、夜は居酒屋(雇用型)というパターンは収入も低く、体力やメンタルに支障をきたしかねないリスクをはらんでいると言います。
知り合い社長の事例
中小企業の法人4社の代表取締役や社外取締役を兼任しています。
おまけに個人事業主もやっているので5業種ってことになります。
ダブルパラレル?
カルテットワーク?
もちろん、同時に4つの会社に存在することはできないので出勤日程等はいろいろ調整しているようです。
社外取締役については1度も出社したことがないそうです。(ふつうか。)
まぁ、とにかくめちゃくちゃ忙しそうです。
個人事業主は昔からやっている業種でネットビジネス系のフリーランス的なことでブログもやっているみたい。
フリーランスの堀さんの事例
ライターやイラストレーターとして活躍している年収は1000万を軽く超える30代の堀(仮名)さん。
聞いた話によると実家なのか地方で民泊を運営しているらしい。
運営と言っても宿泊施設に常駐する必要もなくAirBnBを使えば遠隔で運営できますからね。
B さんとは詳しく話をしたことがないので、 AirBnBに興味もあることだし、次回話すことがあれば根掘り葉掘り聞いてみよう。
地方出身の今の30代以上の人は、意外に実家方面に家が余っていることが多いですよね。
使わないともったいない!
空き家は(1)売る、(2)自分が住む、(3)貸す、この三択ですから、どうせなら貸して収益を産ませたいですよね~
サラリーマンO氏の事例
無料ネットショップサービスのベイス。
0円でネットショップが始められるサービスとして有名です。
同社ではありませんが、同業のマザーズ上場の通販システムの老舗企業E社に務める40代の変態系イケメンO氏。(ここまで書けばバレバレだw)
ふつうのサラリーマンかと思いきや、もともとは自分で通販サイトを作り運営していたと言います。
そして現在も運営しているらしい。
どんないきさつで、サラリーマンになったのか忘れましたが(おぼえとけよ)、サラリーマン生活を猛烈に楽しんでいます。
なんというか、一般的な印象の「消耗したサラリーマン」ではなく「栄養満点(いろいろな意味で)すぎるサラリーマン」という感じです。
同社は20代半ばの社員で年収500万くらいって聞いたんで、 彼の年収はおそらく600~800万くらいでしょうか。
そして自分のやっている通販会社を含めてなら年収1500万~2000くらいあるんじゃないでしょうかね~
勝手な想像ですが。
いや~稼ぎますなぁ~
友人のT君の事例
都内のIT企業に勤めるかたわら広告運用の副業をやっているフェス好きのT君。
30代独身。
先日もご飯を食べにいきましたが、副業の話はほったらかしで、「何か新しく事業やりたよね~。」って盛り上がりました。
起業アイデアは与太話的にいろいろ出ましたが、「何か一緒にやろう!」みたいなあのノリです。
リアルに何かできそうなので楽しみです。
広告運用会社SのTさんの事例
広告運用会社S社のウェブミーティングを担当してくれたTさん。
実は、彼は個人事業主だと言います。
個人事業主を本業として広告運用をしているそうです。
副業的にS社に呼ばれてサポートしているわけです。
S社は2014年創業の広告運用のベンチャー企業。
しかしながら、主要メンバーは創業者グループ3名だけで、他は、「外部から広告運用のスキル持った人を招集して手伝ってもらっている。」という印象でした
Tさんの場合、「サラリーマンが副業する。」というのではなく、逆パターンで「個人事業主の副業」みたいな感じですね。
ところで、あまり副業のネタとして目立ってはいませんが、広告運用は副業としてはめちゃくちゃ狙い目ですよね。
netshop10
まともにできる人が少ないんで引く手あまた。
当店も欲しい。
広告運用の場合、「単価1本いくら。」とか決まってなくて、運用額の20%という目安があります。
例えば、契約した企業が1ヶ月に広告費を100万円使った場合、その20%の20万円が報酬となるわけです。
契約企業はトータルで120万円のコストということになりますが、広告運用の人材を雇うことに比べると激安。
広告運用に興味があれば、デジプロなどでWEB広告を学んでみると良いと思います 。
ECサイト運営者のU氏の事例
ブログ主も、そういう意味ではパラレルワーカーです。
本業は、ショップサーブやヤフーショッピング、アマゾンやヤフオクなどECサイトの運営。(楽天は嫌いなんで出店しない。)
(中小企業の中長期視点でもECサイト立ち上げは、なんと言ってもショップサーブ!一応宣伝しとく。)
このブログは趣味程度に、ECコンサルやスモールビジネスの起業コンサルをたまにやります。
最近はコロナの影響かどうかはわかりませんが、リアルビジネスのコンサルが増えてきました。
また、bnbも参入したいなぁ~って考えてます。
でも、正直、あまりバリバリ仕事をするのは好きではないので、パラレルワークという言葉はしっくりこないですけどね。
パラレルワークってすごい活動的なイメージですよね。
ゆるぅ~く行きたいので。
パラレルワーカーに共通するただ1つの共通点
パラレルワークができている人に共通する点は「時間の自由度が高い」ということでしょう。
お勤めはお勤めでもフレックスやリモートが当たり前の場合は時間の融通がききますからね。
逆に、朝6時起き、勤務を終えて帰ってくるのは夜の10時や11時。
そのような働き方をしている人にはパラレルワークは無縁でしょう。
パラレルワークを始めたいなら「まずは時間の融通が聞く仕事に転職する。」それに限ると思います。