世間では新年度が始まりましたね。情報収集に出かけたとき、売れてるものを聞いたり見たりして、それがオズボーンの・チェックリスト(関連記事)のどの項目にあたるのか考えるのが趣味です。
もっとも最近で衝撃を受けたのが、ほんのちょっと真似をしただけで売上が2倍になったケース。今まで「まっすぐ」だったモノを、ほんの少し「曲げてみる」だけ、といった感じ。本当にそんなに簡単なアイデア(しかもコストゼロ)だけで、売上が伸びるのが信じられないですが、本当の話だから仕方ないですね。もちろん、そのメーカーさんはオズボーンのチェックリストの存在など知るわけもなく、ほんの思いつきでやってみたらしいですが。
普段お菓子は食べないですが、「オトナの甘さ」と言われるとね、、オトナですから思わず手に取ろうとしてしまいました。でも、企業のマーケティングには負けることなく素通り。
これも、オズボーンのチェックリストでは、「3.変更(変えてみたらどうか?)」に該当するのかな。今まで、お菓子は子供や女性をターゲットにしていたけど、それを「甘いものが、あまり好きでない「大人の男性」にターゲットを変更してみた感じでしょうか。大手メーカーは色々考えてますよね。成分をちょっと変えて、パッケージを変更するだけですから、新商品を開発するコストに比べるとタダ同然でしょう。
ネット販売をする場合、Aという商品を「これはAです。」と売っていては、他店と同じことをやっているので何の差別化にもなってない。ので、売れない。これが、今ネット上で売られているほとんどの商品に当てはまるのではないでしょうか。
ですから、これからネット販売を始める場合は「これはAです」とストレートに売る方法は、全くと言っていいほど通用しないので、必ず、オズボーンのチェックリストの1つや2つを絡めて販売してみてはいかがでしょうか?というお話です。
オズボーンのチェックリスト
(常に頭に入れておくべし!)
1.転用・・・他の使い方は?
2.応用・・・真似できないか?
3.変更・・・一部、全体、色や意味など変えられないか?
4.拡大・・・大きいバージョンは?
5.縮小・・・小さいバージョンは?
6.代用・・・他の素材は可能か?
7.置換・・・入れ替えてみたら?
8.逆転・・・逆さまにしてみたら?
9.結合・・・組み合わせは?合体は?