「売れる商材があるのだが、ネットショップを中心に卸をしたい」という場合。
これ、なかなか難しいですね。
サイトを立ち上げれば、形式的には小売でも卸売でも可能。でも、今は、そういったサイトだらけの状況ですから、売れる売れない以前に、人が集まるかどうかも疑わしいわけです。
そこで、考えられるのがBtoBサイト。
BtoBとは、企業(Business)対企業(Business)の取引を仲介するサイトのことで、有料の「楽天BtoB」や無料の「DeNA BtoB market(旧ネッシー)」などが有名。(ちなみに、小売のネットショップのことはBtoC(Business to Customers)と言う。)
でも、「BtoBサイトに掲載すれば簡単に卸先が見つかるか?」というとそれもなかなか難しいんですよね。なぜなら、卸したい企業も星の数ほどあるので、埋もれてしまうから。目立とうと思えば金がかかる・・・楽天BtoBは出展そのものが有料ですし。
次に考えられるのは、自分でこつこつ売ってくれそうなネットショップを検索してはコンタクトをとる方法。連絡はメールよりも、紙に印刷した資料を直接郵送するほうが見てもらいやすいです。
理屈上は、ネットを使えば無料で全国に販路を求めることができますが、実際問題非常に難しいです。今のところ、骨は折れますが、コツコツ販売してくれそうなネットショップを探してはコンタクトを取ってみるという方法が、一番有効である気がします。
郵送で資料を送る場合も、内容はしっかり作りこまないと、すぐにゴミ箱行きなので、「いかに売れるか」というポイントや、取引を始める場合の手順なども書いておくと良いです。もちろん、卸販売用の簡単な契約書も用意しておきます。